
MSI MAG 244Fは、MSIが展開するゲーミングモニターブランド「MAGシリーズ」から登場した、23.8インチ・フルHD・200Hzのゲーミングモニターです。Amazon.co.jp限定モデルとして販売されており、¥16,800という驚異的なコストパフォーマンスが話題になっています。
RAPID IPSパネルを採用し、応答速度0.5ms(GTG)を実現。Adaptive-SyncやHDRにも対応しており、エントリーからミドルクラスのゲーマーにとって非常に魅力的な一台です。Amazonのゲーミングモニター売上ランキングでも9位にランクインしている人気モデルですね。
この記事では、MSI MAG 244Fのスペック詳細から特徴・メリット・デメリット、実際のゲームプレイでの性能、ライバルモニターとの比較まで、徹底的に解説していきます。
MSI MAG 244Fのスペック


まずはMSI MAG 244Fの基本スペックを表にまとめました。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| モデル名 | MSI MAG 244F |
| 画面サイズ | 23.8インチ |
| パネル種類 | RAPID IPS |
| 解像度 | 1920×1080(フルHD) |
| リフレッシュレート | 200Hz |
| 応答速度 | 0.5ms(GTG) |
| 輝度 | 300cd/㎡(typ.) |
| コントラスト比 | 1100:1(typ.) |
| 色域 | sRGB 115% / DCI-P3 90% |
| HDR対応 | 対応 |
| 可変リフレッシュレート | Adaptive-Sync対応 |
| 映像入力 | HDMI 2.0b ×2、DisplayPort 1.2a ×1 |
| スピーカー | 非搭載 |
| スタンド機能 | チルト(-5°~+20°) |
| VESA | 100×100mm |
| 重量 | 約3.6kg(スタンドなし) |
| 保証 | メーカー3年保証 |
| 価格 | ¥16,800(Amazon.co.jp限定) |
モニターサイズ
MSI MAG 244Fは23.8インチのフルHDモニターです。FPS・TPSゲームにおいて最も人気のあるサイズ帯で、画面全体を視野に収めやすいのが特徴です。
24インチクラスのモニターは、デスクの奥行きが60cm程度あれば十分快適に使えます。画面との距離が近くなりがちなゲーミング環境でも、目が疲れにくいちょうどいいサイズ感ですね。
ベゼル(画面の縁)も薄型デザインになっており、デュアルモニター環境にも適しています。複数台並べても違和感が少なく、作業用とゲーム用でモニターを分けたい方にもおすすめです。
リフレッシュレート
リフレッシュレートは200Hzに対応しています。一般的なモニターの60Hzと比較すると約3.3倍、144Hzモニターと比べても約1.4倍の滑らかさを実現します。
200Hzは、FPSゲームで競技的にプレイするには十分なリフレッシュレートです。ValorantやCS2のような軽量なFPSタイトルであれば、ミドルクラスのGPU(RTX 4060やRX 7600など)でも200fps付近を安定して出すことが可能です。
また、HDMI 2.0b接続の場合はフルHDで最大240Hzまでの出力に対応していませんが、DisplayPort 1.2a接続であれば200Hzをフルに活用できます。PCゲーマーの方はDisplayPort接続を使用しましょう。
応答速度
応答速度は0.5ms(GTG)と、IPSパネルとしては非常に高速な数値です。RAPID IPSパネルの特性を活かした高速応答により、動きの速いシーンでも残像やブレが少ないのが特徴です。
一般的なIPSパネルの応答速度が4~5ms程度であることを考えると、0.5msという数値は10倍近い高速応答ということになります。ただし、GTG(Gray to Gray)の数値はメーカーの測定条件によって差があるため、あくまで参考値として捉えておくのが良いでしょう。
実際の使用感としては、TNパネルに匹敵するほどの残像の少なさが期待できます。FPSゲームで敵の動きを追跡する際にも、クリアな視認性を確保できるレベルです。

パネル種類
MSI MAG 244FはRAPID IPS(ラピッドIPS)パネルを採用しています。RAPID IPSは、MSIが採用する高速応答IPSパネルの名称で、通常のIPSパネルと比較して液晶分子の応答速度が大幅に向上しています。
IPSパネルの最大のメリットは視野角の広さと色再現性の高さです。上下左右178°の広視野角を持ち、斜めから見ても色の変化が少ないのが特徴です。VAパネルのような黒の深さには及びませんが、色の正確性ではIPSパネルが優れています。
色域もsRGB 115%、DCI-P3 90%をカバーしており、ゲームだけでなく動画視聴やクリエイティブ作業にも十分な色再現性を備えています。この価格帯でDCI-P3カバー率90%は非常に優秀ですね。
解像度
解像度は1920×1080(フルHD)です。23.8インチでフルHD解像度の場合、ピクセル密度は約93ppiとなり、一般的な使用距離では十分にシャープな表示が得られます。
フルHD解像度のメリットは、GPUへの負荷が低いことです。WQHD(2560×1440)と比較すると約56%のピクセル数で済むため、同じGPUでもより高いフレームレートを維持できます。200Hzのリフレッシュレートをフルに活かすなら、フルHD解像度は最適な選択と言えるでしょう。
特にFPSゲーマーにとっては、高いフレームレートを安定して出せることがフルHDの最大の強みです。画質よりもフレームレートを優先したい競技シーンでは、フルHDモニターが依然として主流ですね。
価格
MSI MAG 244Fの最大の魅力と言えるのが、¥16,800という価格設定です。Amazon.co.jp限定モデルとして販売されており、200Hz対応のRAPID IPSパネルモニターとしては破格の安さです。
同スペック帯のモニターが2万円前後で販売されていることを考えると、3,000~4,000円ほど安い価格設定になっています。MSIのメーカー3年保証が付属する点も安心感がありますね。
コストパフォーマンスを重視するゲーマーにとって、これ以上ないほどのお得なモニターと言えるでしょう。
MSI MAG 244Fの特徴・メリット

圧倒的なコストパフォーマンス
MSI MAG 244Fの最大の特徴は、やはり¥16,800という価格です。200Hz・RAPID IPS・0.5ms GTGというスペックを、この価格で実現しているのは驚異的です。
通常、200Hz以上のリフレッシュレートを持つIPSパネルモニターは2万円前後からが相場ですが、MAG 244Fはそれを大きく下回る価格で提供しています。ゲーミングモニターの価格破壊と言っても過言ではないレベルのコスパですね。
初めてゲーミングモニターを購入する方、予算を抑えたい学生ゲーマー、サブモニターとして使いたい方にとって、非常に魅力的な選択肢です。「とりあえず高リフレッシュレートモニターを試してみたい」という方にもぴったりの一台ですよ。
RAPID IPSパネルによる高速応答と美しい発色
RAPID IPSパネルは、高速応答性能と優れた色再現性を両立したパネル技術です。応答速度0.5ms(GTG)により、動きの速いゲームシーンでも残像が少なく、クリアな映像を楽しめます。
さらに、IPSパネルならではの広視野角(178°/178°)により、画面のどの位置を見ても色ムラが少ないのが特徴です。特にRPGやオープンワールドゲームで広大な景色を楽しむ際に、画面端まで美しい映像を表示できるのは大きなメリットです。
色域もsRGB 115%、DCI-P3 90%と広く、ゲーム以外の用途(動画編集、写真閲覧、Web制作など)にも十分対応できます。ゲームだけでなく、普段使いのモニターとしても高い実用性を備えています。
Adaptive-Sync対応でティアリングフリー
MSI MAG 244FはAdaptive-Syncに対応しています。Adaptive-Syncは、GPUのフレーム出力とモニターのリフレッシュレートを同期させる技術で、画面のティアリング(映像の乱れ)やスタッタリング(カクつき)を防止します。
AMD FreeSync対応GPUはもちろん、NVIDIAのG-SYNC Compatible認証を受けていなくても、多くのNVIDIA GPUでAdaptive-Sync機能を利用できます。GPU側の設定画面からAdaptive-Syncを有効にするだけで使えるため、設定も簡単です。
フレームレートが不安定になりがちなシーンでも、滑らかで快適な映像体験を提供してくれます。ミドルクラスのGPUを使っているゲーマーにとっては特にありがたい機能ですね。
HDR対応で没入感アップ
MSI MAG 244FはHDR(High Dynamic Range)に対応しています。HDRコンテンツでは、従来のSDR映像と比べて明暗の幅が広がり、よりリアルで立体感のある映像表現が可能になります。
もちろん、輝度300cd/㎡のエントリークラスモニターのため、DisplayHDR 1000やDisplayHDR 600のような高輝度HDR体験は難しいですが、HDR対応ゲームやHDR動画でより鮮やかな映像を楽しむことはできます。
Windows 11のAutoHDR機能と組み合わせれば、HDR非対応のゲームでも擬似的にHDR効果を得ることも可能です。エントリーモデルでHDRに触れてみたい方にちょうど良いスペックですね。
MSIの3年保証と信頼性
MSI MAG 244Fにはメーカー3年保証が付属しています。一般的なモニターの保証期間は1年が多い中、3年保証が付いているのは安心感が大きいです。
MSIはゲーミングデバイスの大手メーカーとして長年の実績があり、品質管理やサポート体制も整っています。万が一の初期不良や故障時にも、国内サポートで対応してもらえるのは心強いですね。
特にこの価格帯のモニターでは「安かろう悪かろう」が心配になりがちですが、MSIの3年保証があることで安心して購入できるのは大きなポイントです。
MSI MAG 244Fの注意点・デメリット

スタンドの調整機能が限定的
MSI MAG 244Fのスタンドはチルト(前後の角度調整)のみに対応しています。高さ調整、スイベル(左右の回転)、ピボット(画面の縦横回転)には対応していません。
この価格帯のモニターではスタンド機能が限定的なのは一般的ですが、快適なゲーミング姿勢を実現するためには、モニターアームやモニタースタンドの別途購入を検討した方が良いかもしれません。VESA 100×100mmに対応しているため、市販のモニターアームを取り付けることは可能です。
モニターアームは3,000円前後から購入できるため、モニター本体の価格の安さを考えれば、合計しても十分にコスパの良い組み合わせになりますよ。
スピーカー非搭載
MSI MAG 244Fには内蔵スピーカーが搭載されていません。音声出力はイヤホンジャックからの出力のみとなります。
ゲーミング用途であれば、多くのユーザーがゲーミングヘッドセットや外付けスピーカーを使用しているため、スピーカー非搭載はそこまで大きなデメリットにはなりません。ただし、普段使いでちょっとした動画視聴や通知音を聞きたい場合には不便を感じることがあるかもしれません。
外付けスピーカーやサウンドバーを別途用意することで解決できる問題ではありますが、デスク周りのケーブルが増えるのが気になる方は注意が必要です。
DisplayPort 1.2aの制限
映像入力端子のDisplayPortはバージョン1.2aとなっています。DisplayPort 1.4と比べると帯域幅が狭く、将来的にWQHDや4Kモニターへのアップグレードを考えている方は注意が必要です。
ただし、フルHD 200Hzの表示にはDisplayPort 1.2aの帯域幅で十分対応できるため、このモニター単体で使用する分には問題ありません。あくまで将来のアップグレード時に、ケーブルの買い替えが必要になる可能性がある、という程度のデメリットです。

MSI MAG 244Fでゲームをプレイした際の性能


FPS系ゲーム(Valorant、Apex Legends、CS2など)
MSI MAG 244Fの200Hz・0.5ms GTGというスペックは、FPSゲームとの相性が抜群です。
Valorantでは、軽量なゲームエンジンのおかげでミドルクラスのGPU(GTX 1660 SUPER以上)でも200fps以上を安定して出せます。200Hzのリフレッシュレートにより、キャラクターの動きや弾道が非常に滑らかに表示され、エイム(照準合わせ)の精度向上が期待できます。
Apex Legendsでは、グラフィック設定を「低~中」に調整することで、RTX 4060やRX 7600クラスのGPUで180~200fpsを維持できます。バトルロイヤルの激しい戦闘シーンでも、0.5msの高速応答により敵の動きをしっかり追跡できるでしょう。
CS2(Counter-Strike 2)も、最適化された設定であれば200fps以上を出しやすいタイトルです。プロゲーマーも24インチクラスのフルHDモニターを使用していることが多く、MAG 244Fの23.8インチ・200Hzは競技プレイにも十分なスペックですね。
フルHD解像度のため、GPUへの負荷が低く、高フレームレートを出しやすいのがポイントです。リフレッシュレートの恩恵を最大限に受けたいFPSプレイヤーにとって、コスパ最強クラスの選択肢と言えるでしょう。
RPG・オープンワールド系ゲーム(FF14、原神、モンハンワイルズなど)
RPGやオープンワールドゲームでは、FPSゲームほどの超高フレームレートは必要ありませんが、60Hzや75Hzのモニターと比べると明らかに滑らかな映像を楽しめます。
FF14(ファイナルファンタジー14)では、120fps前後で安定させることで、戦闘シーンやフィールド移動がとても快適になります。RAPID IPSパネルの色再現性の高さも相まって、美しいグラフィックを堪能できますよ。
原神はPC版であれば120fpsまで対応しており、MAG 244Fの200Hzリフレッシュレートを活かして120fpsをスムーズに表示できます。アニメ調のグラフィックとIPSパネルの相性は非常に良いです。
モンスターハンターワイルズは比較的重いタイトルですが、フルHD解像度であればRTX 4060クラスのGPUでも60~90fps程度を維持でき、Adaptive-Sync機能が効果を発揮します。フレームレートが不安定な場面でもティアリングを防ぎ、快適にプレイできるでしょう。
RPG系のゲームでは画質も重要ですが、フルHD解像度でも23.8インチの画面サイズであれば十分にシャープな映像が楽しめます。コスパ重視でRPGも楽しみたい方にはちょうど良いバランスですね。
同価格帯のライバルモニターとの比較

MSI MAG 244Fと同価格帯(15,000~20,000円前後)のゲーミングモニターを比較してみましょう。
| 項目 | MSI MAG 244F | IODATA GIG-E243HDB | Acer Nitro KG242YH4bmix |
|---|---|---|---|
| 画面サイズ | 23.8インチ | 23.8インチ | 23.8インチ |
| パネル | RAPID IPS | ADS(IPS系) | IPS |
| リフレッシュレート | 200Hz | 180Hz | 200Hz |
| 応答速度 | 0.5ms GTG | 1ms GtG | 0.5ms |
| HDR | 対応 | HDR10 | HDR10 |
| Adaptive-Sync | 対応 | 対応 | FreeSync Premium |
| スピーカー | なし | あり(2W×2) | あり(2W×2) |
| スタンド | チルトのみ | チルトのみ | チルトのみ |
| 価格 | 約¥16,800 | 約¥17,800 | 約¥18,800 |
この価格帯は競争が激しく、各社ともに200Hz前後のIPSパネルモニターを投入しています。MSI MAG 244Fの強みは価格の安さとRAPID IPSパネルの高速応答(0.5ms)、そしてMSIの3年保証です。
スピーカーが必要な方はIODATAやAcerのモデルが適していますが、純粋なゲーミング性能とコスパで選ぶならMAG 244Fが最も優れた選択肢と言えるでしょう。
こんな人におすすめ

- 初めてゲーミングモニターを購入する方 — ¥16,800という手頃な価格で、200Hzの滑らかさを体験できます
- コスパ重視のFPSゲーマー — 200Hz・0.5ms GTGの高速スペックを最安クラスの価格で手に入れられます
- 予算を抑えたい学生ゲーマー — この価格なら無理なく購入でき、ゲームのパフォーマンスも大幅に向上します
- サブモニターが欲しい方 — メインモニターの横に置くサブ画面として、コスパ抜群です
- PS5やXbox Series Xで120fps出力を使いたい方 — HDMI 2.0b対応で、コンソールゲーム機の高フレームレート出力にも対応できます
MSI MAG 244Fのレビューまとめ

MSI MAG 244Fは、¥16,800という驚異的な価格で200Hz・RAPID IPS・0.5ms GTGを実現した、コスパ最強クラスのゲーミングモニターです。
Adaptive-SyncやHDR対応など、ゲーミングに必要な基本機能をしっかり押さえつつ、MSIの3年保証も付属しているため安心感があります。スタンド機能の制限やスピーカー非搭載といったデメリットはありますが、この価格を考えれば十分に許容範囲でしょう。
FPSゲーマーを中心に、幅広いゲーマーにおすすめできる一台です。特にValorantやCS2などの軽量FPSタイトルをプレイする方にとっては、200Hzの恩恵を最大限に受けられる理想的なモニターと言えますね。
「ゲーミングモニターデビューしたいけど、予算が…」という方は、ぜひMSI MAG 244Fを検討してみてください。この価格でこのスペックは、2026年のゲーミングモニター市場でもトップクラスのコストパフォーマンスです。
