こんにちは、モニター専門家のモニ研(@medifav)です。
手に入れちゃいましたよ、最高のおもちゃを!
Twitterで話題沸騰!ガジェットYouTuberも軒並みwktkしていた!本日から予約が開始された神ゲーム機を!!!
その名も「ROG Ally(エイライ)」
これは携帯ゲーム機の革命機でしょ!噂によるとめちゃめちゃ高性能らしい。
ならば見せてもらおうか、新しいROG Allyの性能を。

ROG Allyについて

まず、ROG Allyのポイントについて確認していきましょう。
- ホワイトカラーのシンプルなデザイン
- 携帯ゲーム機ではトップクラスのCPU性能
- フルHD解像度で120Hzの高解像度
- 十分なバッテリー性能
スペックだけ見ると、他の携帯ゲーム機を凌駕するスペックを持っています。
ゲームをプレイするためにノート型PCの購入を検討している人は、Allyで十分という感じです。

実機を使って性能の高さを確かめていきましょう!
ROG Allyのスペック
メーカー | ASUS |
画面サイズ | 7.0型ワイドTFTカラー液晶 |
CPU | AMD Ryzen™ Z1 Extreme プロセッサー |
解像度 | 1,920×1,080ドット |
リフレッシュレート | 120Hz |
応答速度 | 7ms |
パネル表面 | グレア |
入力・出力端子 | ROG XG Mobileインターフェース:搭載 USBポート:USB3.2 (Type-C/Gen2) ×1 カードリーダー: microSDXCメモリーカード microSDHCメモリーカード microSDメモリーカード オーディオ:マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック×1 |
付属品 | ACアダプター 製品マニュアル 製品保証書 |
寸法 | 幅280.0mm×奥行き111.38mm×高さ21.22~32.43mm |
重量 | 約608g |
バッテリー駆動時間 | 約10.2時間 |
バッテリー充電時間 | 約1.6時間 |
保証 | 本体、バッテリーおよびACアダプター:購入日より12ヵ月間の日本国内保証 |
価格 | 109,800円(税込み、記事作成時) |
ROG Ally開封レビュー


ここからは実際に、ROG Allyを実機レビューをしていきます。
開封&中身を写真付きでチェック








- 本体
- スタンド
- 簡易マニュアルなど
- 充電ケーブル
※先行貸出頂いたサンプルは検証機のため、実際発売品の内部パッケージと異なります。
ROG Allyをとりあえず触ってみた
とりあえず触ってみたんですが、起動するとWindowsの初期設定が始まります。


デフォルトのOSがWindowsだから、わざわざ自分でWindowsを入れなくてもいいのが嬉しいですよね。
早速ゲームをダウンロードしていきます。
ダウンロードの仕方とかは、もう完全に普通のゲーミングPCと一緒ですね。


デザイン


ダウンロードしてる間に、本体のデザインを見ていきましょう!
真っ白の美しいカラーリングがいいですね。
スティック部分は、根元がライティングで光ります。
このライティングは、ソフトウェアライティングパターンを変えたり、光らせないことも可能です。
キー配置は一般的なコントローラーと同じですね。
液晶の左右のボタンは、ゲームライブラリを表示したり、スクショやキーボードを呼び出すショートカットを表示させたりできます。
コントローラーのボタンだけじゃ足りないところを補って便利に使えるボタンです。
ゲーム中のマップ表示とEscキーで出すメニュー表示も割り当てられていて、ゲームプレイ中も少し指を動かすだけで押せます。


背面


背面は、持つ時に指が当たる部分に、滑りにくいテクスチャ加工がされています。
触るとちょっとざらついてます。
背面ボタンも左右一つずつついていて押しやすいけど、押し間違えにくいエルゴノミクスデザイン。
実際に手に持つと、しっくりくるフィット感だし、背面ボタンも押しやすかったです。
ちなみにこのデザインになるまで5年かかったらしく、過去の試作機の歴史らしい。


重さ
そして本体の重さは608g!
まあ携帯ゲーム機としては重いですが、スペックの割にはかなり軽いです!
スマホみたいに仰向けで遊ぶのは難しいですが、ベッドやソファーで横になりながら遊ぶ分には、まったく負担にならいですね。
上部
上部には電源ボタンや音量調整ボタン、各種端子とmaicroSDカードのスロットがあります。
電源ボタンには、ノートパソコンについてるような指紋センサーがついていて、複数人で使う場合もアカウントを指紋で分けられます。
USB Type-C端子は充電はもちろん、映像音声の出力用としても使用可能。
ガッツリ遊ぶときはモニターに出力して、キーマウも繋げればミニゲーミングPCとして使えます。


CPUについて
CPUにAMD Ryzen Z1 Extremeプロセッサーを搭載!
おそらく、このCPUを搭載した初めてのモデルです。
めちゃめちゃ高性能なCPUで、一世代前の家庭用ゲーム機に搭載されていたものよりも全然高性能な8コア16スレッドのCPU!
分からない人は聞き流してくれていいですが、データの処理速度を表すTFLOPSは8.6TFLOPS。
高速ASUSさんの独自調査によると、実際のゲームプレイのフレームレートはこんな感じ。


重たいゲームタイトルでも60fps程度は出せるくらいの性能を持っているとのことなので、後ほど僕もテストしてみようと思います!
携帯ゲーム機としては、マジで最上位の性能ですね。
このサイズで完結するゲーム機としては、最高性能じゃないでしょうか!
しかも、ASUSのノートパソコン向けのRTX 4090のグラボを外付け可能なので、それを使えばもっと重いゲームでも、さらに高フレームレートで遊ぶことも可能です。
ちなみに本体にグラボはなくて、ゲーム向けのCPUを載せてCPUのグラフィック処理でゲームを動かしています。
まあ、このサイズにグラボが入るわけないですからね。
液晶の仕様について
液晶サイズは7インチ。
携帯ゲーム機という感じのサイズですが、手で持って使うならちょうどいいです。
解像度は1,920×1,080のフルHD。
このサイズでフルHDってすごいですよね。
しかも、リフレッシュレートはなんと120Hz!
ただし、120Hz出せるゲームはかなり限られます。
PCゲームは設定を落とせるので、ゲームによっては60Hz以上出せるものもあるでしょう。
だから、性能が高いに越したことはないですね。
また、タッチパネルにも対応しています。
スマホみたいに、画面に仮想キーボードを出して文字入力するときなど、ゲーム中にも普通に使いますね。


パネル自体は光を反射するグレアのIPSパネルですね。
ちゃんとIPSパネルを搭載してるので、視野角も広く色味も綺麗でグッド!
Type-Cで外部ディスプレイにも出力可能なので、ミニPCみたいな使い方も可能です。
USBハブなどを使えば充電しながらゲームパッドやキーボード、マウスなどを繋げることもできます。
外では本体のボタンを使って、家ではモニターとキーマウに繋いでゲーミングPCみたいに使うこともできちゃいます。
携帯性が高いので、人それぞれ自分のスタイルで使うことができるのが魅力。
バッテリーについて
そして携帯ゲーム機で気になるバッテリーは、以下のようになっています。
- ヘビーゲーム:2時間
- 動画再生:6.8時間
- クラウドゲーム:6.8時間


性能に対してかなり長時間持ちます。
608gでこれだけ持つなら十分ですね。
ヘビーゲームだと2時間しか持たないので、出先で長時間重たいゲームをやるのは難しいです。
インディーズの軽いゲームとかなら、もっと長時間持つでしょう。
休憩時間にちょろっとプレイや、家でごろごろしながら遊ぶなら全然問題ないですしね。
プレイスタイルによっては短いと感じる人もいると思いますが、携帯機にそこまで求めるのは酷でしょう…
ちなみにフル充電には1.6時間かかります。
スピーカーについて
また、ドルビーアトモスとハイレゾに対応したスピーカーも内蔵しています。
音質はこんな感じ!
音質はかなりいいですね!
ゲームやったりYouTube見ててもストレスがないです。
GameLibrary


そして個人的にかなりおすすめの機能がGameLibrary!
液晶横のショートカットキーから起動できますが、SteamやEPICなどさまざまなプラットフォームのゲームをGame Libraryから一括で起動可能で超便利!
PCゲームってSteamやらEPICやらEAやらプラットフォーム分かれていて、独占タイトルやろうと思ったらいろんなプラットフォームを切り替えて起動するのが面倒ですからね。
SteamもEPICもEAもblizzardもRiotも、どのゲームもここから管理できるのは使いやすいです。
キーマッピングのカスタマイズも可能。
外付けマウス・キーボードはもちろん、外付けコントローラーやAlly本体のボタンもカスタマイズできる。
ちなみに購入すると、Xbox Game Pass Ultimateが3か月分ついてきます。
Allyと相性がよくて普通にありがたい。


価格
そして一番気になる価格は、なんとお値段109,800円!!!
思っていたより、めちゃめちゃ安かったです。
発売前の情報集めてる感じだと13~15万円くらいになるかなと思っていました。
ちなみに、CPUスペックだけ下がる下位モデルは89,800円とこちらもお安いです。
でも、個人的には2万円の差なら上位モデルを買ったほうがコスパは高いと思いますね。
CPU性能の差が結構デカいです。
というか、上位版の普通に初回販売分は爆速で売り切れると思います。
ゲーミングノート買うならこれでいいですからね、ぶっちゃけ。
ROG Allyでゲームプレイ
さて、お待たせしました!
まずは、お馴染みのAPEX LEGENDSをプレイしていきます。
APEX LEGENDS


いやすげえわコレ!!!
めっちゃぬるぬるだし、映像も超綺麗!!
画質設定「低」なら射撃訓練場で70fps前後出てるし、普通に遊べるレベルですね。
正直この画面サイズでFPSゲーム遊ぶのは難しいですけど、ゲーミングモニターに出力すればランクでも行けそう。
普段、僕キーマウなんで難しいけど、PAD勢なら全然戦えるんじゃないかな。
個人的に対人ゲームを遊ぶっていうよりは、インディーズとかのソロ用ゲームとかを遊びたいと思ってたので、そっちも試してみますか。
HADES
というわけで、インディーズゲームのHADES。
ゲームオブザイヤーも取った名作ですが、デフォルト設定だと120fpsで張り付いてました。


超ぬるぬる圧倒的感動…!
Allyはね、120Hz出ますからね!
120Hz出るって、もうほぼゲーミングモニターですね。
画面が小さくても快適です。
Allyは試作機だとボタンの押し心地がくっつく感じがする、みたいな話が合ったんですが、そういったことも全然ないですね。
あと、ジャイロ対応のゲームではジャイロ操作も可能とのことですので、ジャイロエイムをしたい方も安心。
激重ゲーム
重いゲームのホグワーツレガシーとかサイバーパンク2077も遊んでみました。
ちょっと重いけど、画質設定を最低にすれば遊べるレベルですね。


30~45fpsくらいは出るので、一世代前のゲーム機よりちょい快適くらいのスペックだと思います。
とはいえ、携帯ゲーム機でこれだけ動くのは普通にすごいですからね。
サイバーパンクもホグワーツレガシーも、昔のゲーミングPCとかだとろくに動かないこともありますからね。


Steam以外のゲーム
もちろんSteam以外のゲームもらくらく動きます。


Fortniteも低画質で60fps前後で動きますし、OW2だって動きます。


個人的には、来月発売予定のDiablo IVが遊べるのは嬉しいかな。
blizzardのBattle.netでしか遊べないけど、Allyなら普通に遊べちゃいますから!
Steamの積んでるゲームとか、EPICで無料でもらいまくって100作以上溜まってるインディーズゲームを消化する、っていうのが僕の使い方の予定でした。
でも、ホグワーツレガシーとかサイバーパンクが動くなら、出張とか長時間の移動があるときにAAAタイトルのゲームを遊ぶのにも使えちゃいますね。
映像もIPSパネルと120Hzで綺麗でぬるぬる。
これはねえ、アリよりのアリーヴェデルチ!!!
発熱について
このあと、数時間充電を挟みながらいろんなゲームを遊びました。
結構、本体が熱くなりました。
手に持つ部分はまったくといっていいほど熱を感じませんでしたが、液晶に触れると発熱がはっきりわかるレベルでしたね。
ただ、そこはノートパソコンを、めちゃめちゃ作ってきたASUS。
排熱用にデュアルファンを搭載していて、背面から空気を取り込んで上から排熱しています。
めちゃめちゃ熱い風が出ているので、内部の冷却は頑張っていますね。
まあ、このサイズでフルHD/60fpsとかを動かすとなるとCPUも爆熱になるので、持ち手部分に熱が伝わらない構造になっていて、これだけ排熱できてるのがすごい。
メモリとSSDについて
ちなみにメモリは16GBあり、SSDも512GBがデフォルトで積まれています。
なので、ゲームもサクサク動きますし、5,6本重たいゲームをダウンロードしても、まだ容量が全然残っています。
ストレージがきつくなったら、SDカードを入れればいいですしね。
本体性能はマジで高いと思うクオリティ半端ない。
ROG Allyのオプション品について
別売りで、純正ケースとドックも発売されています。
ケースはポリエステル素材で3,980円。
ドックはType-Cで繋ぐと、HDMI2.0でのディスプレイ出力やUSB Type-Aの入力が可能になるアイテム。


どちらも便利なアイテムなので、持ち運びするならケースを、家でディスプレイ出力するつもりならドックを買っておいた方がいいでしょう。
また、ROG Ally購入後、レビュー投稿で純正ケースプレゼントキャンペーンっていうのもあるので、購入した人はぜひやっておきましょう!
ケースは絶対あった方がいいですよ!
ROG Allyのレビューまとめ
というわけで、ROG Allyをレビューさせていただきました!
こういう新しい挑戦した最初のモデルは値段が高すぎてコスパが悪いとか、性能がイマイチだったり、尖っていて使いにくい、とかそういうことが多い印象なんです。
でも、めちゃめちゃええやんこれ!
Goodポイントは以下の通り。
- ホワイトカラーのデザインがcool!
- CPU性能は携帯ゲーム機でダントツ
- 液晶性能フルHD/120Hzのタッチパネル搭載
- バッテリーもヘビーゲームで2時間・動画なら6.8時間と十分な容量
- 価格が109,800円という高コスパ!
これは携帯ゲーム機の革命児ですよ!ASUSさんゲーム機も作れるやんけ!
「ゲーミングノートパソコン欲しいな」って考えてた人は、これ買ってもいいんじゃないですかね。
具体的には、以下のような人におすすめですね。
- ゲーミングPCを持っていてサブ機として欲しい人
- プレイするゲームが競技性の高くないジャンルで家でゴロゴロしながらゲームがしたい人
- PCでゲーム以外のことをする予定がない人
- どうしても外でPCゲームがやりたい人
- ゲーミングノートパソコンの代用に考えている人
完全ゲーム用なら、同じくらいの価格帯のゲーミングノートパソコンよりコスパは高いです。
流石に同じ価格帯のデスクトップゲーミングPCには負けますが、サイズが違いすぎるのでそれはしゃーなし!
僕は積んでるシミュレーションとか、RPGの消化用にゲーム用のサブ機を持っていますが、これは乗り換え案件かなあ。
EPICの無料配布もサクッとできるのは魅力的だし、スペック的にも優れてるのがデカいです!
また「ROG Ally」についてはモニ研のYouTubeでも詳しくレビューしています。
ぜひこちらもチェックしてください!