モニター買い漁って50台以上!こんにちは、モニター専門家のモニ研(@medifav)です。
今回はI-O DATAからお借りした、GigaCrystaシリーズの360Hz・0.2msの最強ゲーミングモニター「LCD-GC251RXAB」を実機レビューしていきます。
モニターサイズが24.5型なので、完全にFPSやTPSをプレイする人向けですね!
さらに、美しい映像を楽しめるパネルを搭載していて、映画などを楽しみたい人にもおすすめ!
今回も実機を開封しながら、スペックを見ていきます。
I-O DATA GigaCrysta LCD-GC251RXABについて
まず、このI-O DATA GigaCrysta LCD-GC251RXABのポイントについて確認しておきましょう。
LCD-GC251RXABのポイント
- 360Hzの高リフレッシュレート
- 美しい映像を堪能できるAHVAパネル
- VESA AdaptiveSync認証ディスプレイ
- 残像を低減するClear AIM機能
- 応答速度0.2ms
FPSやTPS向けの機能が豊富ながら、AHVAパネルで映像も楽しめる万能的なスペックではないでしょうか。
360Hz・0.2msはプロゲーマーが使用するのにも十分なスペックです。
今回も実際にゲームをプレイして、高スペックの良さをレビューしていきます!
I-O DATA GigaCrysta LCD-GC251RXABのスペック
メーカー | アイ・オー・データ |
画面サイズ | 24.5型ワイド |
解像度 | 1920×1080 |
パネルタイプ | AHVAパネル |
コントラスト比 | 1000:1 CREXレベル2設定時:13600:1 |
リフレッシュレート | 360Hz |
応答速度 | 0.2ms[GTG] |
パネル表面処理 | ノングレア(非光沢) |
映像入力端子 | HDMI×2、 DisplayPort×1、USB Type-C×1 |
VESA対応 | 100×100mm |
可動調節機能 | ・チルト角 上:20° 下:5° ・スイベル角 左:45° 右:45° ・高さ調整 150mm ・ピボット(回転) 左:90° 右:90° |
主な機能 | ブルーライトカット Night Clear Vision エンハンストカラー HDR対応 |
寸法 | スタンドあり:約557(W)×227(D)×455~549(H)mm ※突起部含まず |
内蔵スピーカー | 2W+2W(ステレオ) |
本体重量 | スタンドあり:約5.5kg |
保証期間 | 5年間 ※パネル、バックライトを含む。ただし、使用時間は30,000時間以内に限る。 |
価格 | 87,780円(税込み、記事作成時) |
まずはスペックを確認していきましょう。
モニターサイズはFPSにぴったりの24.5インチ
24.5インチは、高リフレッシュレートのモニターに多いサイズです。
画面全体が視界に入りやすく、隅にいる敵も見逃さないため、FPSやTPSをプレイするのに向いています。
個人的にもFPSをプレイするなら、これくらいのサイズ感がちょうどいいですね。
パネルタイプはAHVA
パネルにはAHVAを採用。
AHVAはIPSパネルの一種なので、ゲームだけでなく映像を見たり作業をするのにも適しています。
さらに、応答速度が速く、さまざまな用途に使用できるパネルです。
IPS | VA | TN | |
---|---|---|---|
色再現性 | ◎ | 〇 | △ |
コントラスト | 〇 | ◎ | △ |
視野角 | ◎ | 〇 | △ |
応答速度 | 〇 | △ | ◎ |
応答速度はGtoGで0.2ms
応答速度はGtoGで0.2ms。
GtoGは、画面があるグレーから別のグレーに変わる際の変化速度を測る方式です。一般的なゲーミングモニターは、応答速度が1msほどなので、0.2msは最高クラスと言っていいでしょう。
応答速度が速いと、フレーム切り替わり時の描写が早くなり、敵を素早く視認可能です。
敵の動きのブレも少なくなり、有利に戦いを進められます。
リフレッシュレートは360Hz
リフレッシュレートは360Hz!
ゲーミングモニターの中でも、最高クラスです。
リフレッシュレートとは、1秒間に画像を描写できる回数のことです。
360Hzは1秒間に360回も画像を更新でき、ぬるぬるな映像を楽しめるでしょう。
画像の更新が早ければ、敵をより早く視認でき、有利に戦いを進められます。
特にハイレベルなゲーマー同士での対戦は、デバイスの性能が戦況を大きく左右します。
360Hzであれば、デバイスの性能で負けることはないでしょう。
解像度はフルHD (1920 x 1080)
解像度は「フルHD」(1920 x 1080)です。
高リフレッシュレートのモニターは、フルHD解像度が多いです。
4Kなどの高解像度と高リフレッシュレートを両立すると、コストが高くなり、購入者が限られてしまうためです。
また、PC側もかなりのハイスペックが要求されるため、フルHDが最適という理由もあります。
I-O DATA GigaCrysta LCD-GC251RXAB開封レビュー
ここからは実際にLCD-GC251RXABの実機レビューをしていきます。
開封&中身をチェック
- 本体
- USBケーブル Type-C
- 電源ケーブル
- DisplayPortケーブル
- HDMIケーブル
- ネジ
- リモコン
- 台座
- 支柱
- 取扱説明書など
テレビのようなリモコンが付属しているのは珍しいですね。
後ほどリモコンの使い勝手もレビューしていきます。
モニター組み立て
組み立てには、ドライバーが必要です。
まず、本体を平置きした状態で、添付のネジで支柱を固定します。
続いて、支柱のくぼみに台座をはめて、下部のネジを手で締めていきます。
固定したら、デスクを傷つけないようにネジの金具を倒しておいてください。
これで組み立ては完了!
本体サイズ
モニターの横幅は約56cm
高さは低い状態で約41cm
一番高い状態で約55cmです。
背面デザイン
背面のデザインはこんな感じ!
左上の「GigaCrysta」のロゴはLEDで光り輝いています。メニューで光のパターンや色の変更が可能。もちろん、オフにもできます。
支柱にはケーブルを通す穴が空いているので、複数のケーブルをすっきりとまとめられます。
あと、標準で付属しているケーブルがすべて青色で、ワンポイントになっていますね!
入力端子について
入力端子は左から、
- HDMI×2
- DisplayPort×1
- USB Type-C×1
- USB 2.0×1
DisplayPortとUSB Type-Cは360Hzを出せますが、HDMIで接続すると240Hzまでなので注意しましょう。
本体側面にも端子がついています。
- USB 2.0×2
- ヘッドホン端子(φ3.5mm(4極 CTIA))
- LINE OUT(φ3.5mm(3極))
台座デザイン
台座は安定感がある六角形のデザイン。
ケーブルの色に合わせてブルーが入っているのがオシャレですね!
シンプルなので、さまざまなテイストの部屋にマッチします。
I-O DATA GigaCrysta LCD-GC251RXABの性能を検証
I-O DATA GigaCrysta LCD-GC251RXAB性能面を検証していきましょう。
可動調整機能をチェック
スタンドはかなりの高性能!
高さ調整やチルトだけでなく、ピポットにも対応しています。これだけの機能があれば、モニターアームがなくても自由に位置や角度を設定できるでしょう。
- 高さ調整:0~150mm
- 上下チルト:-5°~20°
- 左右スイベル:-45°~45°
- ピボット:左右90°
高さ調節
高さは0~150mmの間で設定できます。
スタンドに目盛が付いているので、誤って高さを変えてしまっても、すぐに元の位置に調整可能です。
それと、スタンドの青いラインもかっこいいですね!
上下のチルト
モニタの首を上下に角度調整できるチルト機能に対応しています。
最大で手前側に5°、奥側に20°まで傾けられます。
首振り
モニターを左右に向けられるスイベル機能にも対応していて、左右に45°ずつ角度をつけることが可能です。
ベッドの方に向けて動画を見たり、寝ながらゲームをプレイできます。
回転
モニターを縦方向に回転できるピボット機能にも対応しています。
左右に回転できるので、どちらかに障害物があっても、反対側に回せばスムーズ縦画面にできます。
縦長の画面は、TwitterやWordなどを見る時に便利です。
ここまで高機能なスタンドは珍しいです!
視野角について
IPS系のパネルなので視野角は広いです。
上下左右178°の視野角があり、どこからみても鮮明な映像を楽しめます。
角度をつけてモニターを見ても色が鮮明なので、複数人でゲームをプレイするのにも向いています。
スピーカー・音質について
I-O DATA GigaCrysta LCD-GC251RXABには2W×2のスピーカーが搭載されています。
音質は独立したスピーカーに比べると物足りませんが、ゲームや動画鑑賞には問題ないレベルです。
特筆すべきは、「GC Mixer」というオーディオミキサー機能です。
ゲーム機の音とPC・スマートフォンのボイスチャットの音声を、ディスプレイ内でミックスして音声出力できます。
スマートフォンにインストールしたLINEなどで、友達と通話しながらゲームを楽しめます。
FPSゲームでは、通話して戦略を練れば、戦いの幅が広がるでしょう。
I-O DATA GigaCrysta LCD-GC251RXABの機能性について
ここからは、EX-LDGC242HTBの独自機能を紹介していきます。
メニューはモニター背面のボタンから起動できますが、リモコンを使うと操作性が高いです。
画面モードプリセットの紹介
リモコンのボタンですぐにプリセットを切り替えられるため、幅広いジャンルのゲームをプレイする方でも、毎回の作が苦になりません。
ブルーリダクション2
ブルーリダクション2は、黄色味を抑えながらブルーライトを低減させる機能です。
一般的なブルーライトカット機能は、黄色味が強くなってしまいますが、ブルーリダクション2はより自然な色味に調整されています。
ブルーライトカット機能が苦手な人でも、違和感なく利用できるのではないでしょうか。
ブルーリダクション2は、5段階で設定できて、以下のように変化していきます。
レベル5でも黄色味を感じないですね!
Night Clear Vision
Night Clear Visionは、映像の暗い部分を明るく表示する機能です。
エスケープフロムタルコフのような、暗いシーンが多いゲームをプレイする場合に、敵の視認性が上がります。
上記の画像を見ると、明らかに視認性が上がっているのが分かります。
しかも、不自然な明るさではないので、違和感を感じることもないでしょう。
エンハンストカラー
エンハンストカラーは、色にメリハリがついて、画面全体が鮮やかな印象になります。
1~9段階で設定できますが、数字が大きくし過ぎると鮮やかになり過ぎて、見にくいと感じることがあります。
プレイするゲームに合わせて、見やすい値に設定するのがおすすめです。
オーバードライブ
オーバードライブは、応答速度を向上させる機能です。
360Hz/オーバードライブレベル3設定時/Clear AIMレベル3に設定しないと、0.2msにならないので注意しましょう。
Clear AIM
Clear AIMは、リフレッシュレートが120Hz以上のときに、フレームとフレームの間に真っ黒なフレームを挟み込んで残像感を低減します。
動きが激しい場面でもブレが少なくなるので、FPSで混戦になっても敵の動きを視認できるでしょう。
PIP/PBP
PIP機能は、入力端子に接続した複数の機器の映像を、画面内に同時に表示できます。
例えば、PS5の映像を映し出しながら、右上の画面でYouTubeを見られます。
画面を5:5に分割して表示するなど、活用の幅が広い機能です。
PIP/PBPは、高性能なモニターにしか搭載されていない機能なので、ぜひ自分なりの使い方を見つけてください。
退屈な作業も動画を見ながらおこなえば楽しめますね!
可変リフレッシュレート
一般的なモニターはリフレッシュレートが固定されていますが、このモニターはシーンに応じて変化します。
リフレッシュレートが変化することにより、テアリングやスタッタリングなど映像の破綻を防いで、快適にゲームをプレイ可能です。
また、可変リフレッシュレートに対応したディスプレイの規格である、VESA AdaptiveSync認定を取得しています。
I-O DATA GigaCrysta LCD-GC251RXABで実際にゲームやってみた
最後はいつものApexLegendsをプレイしていきます。
さすが、高リフレッシュレートのモニターだけあって、動きがぬるぬるです!
Apex Legendsは、瞬時の判断が求められますが、敵の視認性が高いので落ち着いて行動できます。
また、描写が滑らかなので、エイムも合わせやすいですね。
Clear AIMなど、ゲーミング向け機能も豊富なので、快適にプレイできます。
IPSパネルなので映像が綺麗で、MMORPGなどをプレイしても没入感が上がりそうです。
当然、FPSをガチでプレイしたい人に最適なモニターですが、その他のジャンルも快適にプレイできます。
万人におすすめできる、オールラウンダーなモニターではないでしょうか!
まとめ
以上、I-O DATA GigaCrysta LCD-GC251RXABについてレビューさせていただきました。
ざっくりポイントをまとめると
- 360Hzの超高リフレッシュレートモニター
- 応答速度0.2ms、Clear AIM、Night Clear VisionなどFPS向け機能が満載
- GCMixer機能でボイスチャットしながらのプレイが快適
- リモコンが使いやすく設定変更が苦にならない
- 高性能なゲーミングスタンド
- 黒とブルーのデザインが超クール
最近は360Hz対応のモニターが増えてきましたが、その中でもこれほどFPS向けの機能が充実したものは少ないです。
画面の隅まで視界に入れられる24.5型のサイズや、GCMixer機能を活用すれば、快適にゲームをプレイできます。
IPS系のAHVAパネルを採用して、美しい映像を堪能できるので、グラフィックが美しいゲームにも向いています。また、動画配信サービスで映画を見るのにもおすすめです。
スピーカーも付いているので、外付けのスピーカーを用意しなくていいのも嬉しいポイントです。
スタンド性能も高くモニターアームが不要で、購入したらすぐに最適な状態で使い始められるでしょう。
本体背面の光る「GigaCrysta」のロゴや、ところどころに散りばめられたブルーのデザインは、シンプルながら洗練された雰囲気があります。
さまざまなテイストの部屋に設置しても、主張し過ぎない存在感があります。
ゲーマー向け機能が豊富で、デザイン性も高いこのモニターをぜひ試してみてください!
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