【実機】INNOCN 27M2V レビュー|4K/160Hz対応のMiniLEDゲーミングモニターが価格破壊すぎた

モニター買いあさって50台以上!モニター専門家、モニ研(@medifav)です!

今回はひさびさの最強ゲーミングモニターレビューです。実際ある一点においては最強です!

それがこちら「INNOCN 27M2V

INNOCNは聞いたことない人も結構いると思うんですけど、ここ最近ちょっと話題になっている中国メーカーのモニターですね。

中国メーカーって当たりはずれがあるので、正直あんまり好みじゃないんですが、INNOCNはね、正直当たりメーカーです。性能がちゃんとしていて、コスパもいい、グレートなモニターを販売しています。

その中でも27M2Vは本当にすごいので、今回ガッツリしっかりレビューしていこうと思います!

目次

INNOCN 27M2Vについて

まずはINNOCN 27M2Vのポイントについて確認していきましょう。

INNOCN 27M2Vのポイント

  • 4K/160Hzの超高性能ゲーミングモニター
  • DisplayHDR1000認証を受けていてHDRコンテンツが美しい
  • 最大90 WのUSB給電に対応したUSB TypeC端子アリ
  • お値段少しお高め

とにかくINNOCN 27M2Vの魅力は、DisplayHDR1000認証を受けていてHDRコンテンツでしょう。

これがどの程度効果があるかで、値段の高めなところがお値段相応に……いやお値段以上のモニターになるかが決まります!

では細かいスペックを見ていきましょう!

INNOCN 27M2Vのスペック紹介

まず、超簡単にスペック紹介しておきます!

メーカーINNOCN
画面サイズ27インチ
解像度3840 x 2160p 4K
パネルタイプIPS
コントラスト比1000:1
リフレッシュレート160 Hz
応答速度1ms [GTG]
パネル表面処理ノングレア(非光沢)
入力端子Display Port1.4
HDMI2.1
Type-C(90W出力, 最大対応4K120Hz)
USB-B
USB-A(USB-HUB対応)
3.5mmオーディオ
VESA対応100×100
可動調節機能前後チルト:-15°~15°
左右スイベル:-15°~15°
回転ピボット:-90°~90°
主な機能自動調光
HDR搭載
寸法‎22 x 61 x 39 cm
内臓スピーカー5W×2
本体重量スタンドあり : 約6.6kg
保証期間12か月
価格125,000円(記事作成時点)

パネルタイプはIPS

パネルはIPSを採用しています。色再現性が高く視野角も広いので、綺麗な映像を見たいという人におすすめのパネルです。

IPSVTN
色再現性
コントラスト
視野角
応答速度
液晶パネルの比較表

やっぱり4KならできればIPSがいいですよね。

視野角も広いのでサブモニターにつかったり、角度をつけて見たりした時も色味が変わりにくいです。

4K解像度

映像美重視のゲームや4K対応の映画や動画を見るにもいいし、作業用としても作業領域が広いので使いやすいです。

解像度は実際使うとわかりますが、4KはフルHDと比べると圧倒的に綺麗です!

リフレッシュレートは160Hz

リフレッシュレートっていうのは1秒間に何回画面を更新できるかっていう値です。

この数値が大きいほど映像が滑らかのぬるんぬるんに見えます。

モニターのリフレッシュレートは最大160 Hz

いわゆる4K/144Hzよりも高い4K/160Hzの超高性能ゲーミングモニターです。

160HzあればFPSゲームも全然できますね。

ただ、4K/160fps出せるゲームはPCスペックにもよりますが、かなり限られてきます。

モニターサイズは27インチ

モニターサイズは27インチ。

FPSゲーム用途のモニターより少し大きめですが、十分許容範囲内

4Kモニターとしては小さめのサイズです。

一応32インチバージョンの「32M2V」もあるので、没入感重視の方や、奥行き広めのデスクを持っている方は検討してみてください。

応答速度はGTGで1ms

応答速度っていうのは画面がある色から別の色に変化するときの速度のことです。

これが遅いと動きの速いゲームとかで一瞬前の映像が残像のように残って敵がぶれて見えたりします。これがいわゆる残像感ってやつですね。

応答速度もGtGで1 msなので、これまたFPSゲームでも使えるくらい残像感もなく、快適に使用できるスペックです。

気になるお値段

お値段は125,000円(2023年9月時点)

4K/144Hzとしては普通か、なんなら今だったらちょっと高いかな、って思う人も多いと思います。

僕もそうでした。

でも実はこれ、安いです。お買い得です。

価格以上の性能を秘めたすんげえゲーミングモニターだったんですよ!

27M2V開封レビュー

ここからは実際に27M2Vの実機レビューをしていきます。

開封&中身を写真付きでチェック

電源ケーブル
ACアダプタ
USB TypeCケーブル
USBアップストリームケーブル
HDMIケーブル
Display Portケーブル
モニタースタンド
台座
モニター本体
  • DP 1.4ケーブル
  • HDMI 2.1ケーブル
  • USB TypeCケーブル
  • USB TypeBケーブル
  • 電源ケーブル
  • 電源アダプタ
  • 説明書
  • キャリブレーションシート
  • 保証書
  • 台座
  • モニタースタンド
  • モニター本体

モニター組み立て

背面のくぼみをチェック
モニタースタンドの出っ張りを背面のくぼみに差し込む
モニタースタンドのくぼみをチェック
モニタースタンドのくぼみに台座を差し込む

モニター背面のくぼみにモニタースタンドの出っ張りをはめてあげます。

その次にスタンドの下のへこみに台座の出っ張りをはめ、台座の下にあるネジを手回しで回せば組み立て完了です!

台座の下には滑り止めがしっかりついていて高ポイント。

本体デザイン

前面デザイン。製品サイズは22 x 61 x 39 cm

全体的にシルバーカラーでスタイリッシュにまとまっている印象!

INNOCNのロゴが下ベゼル中央にあってこれもまたかっこいい。

高さ最大:51.4cm
最低:49.0cm

背面デザイン

背面デザイン

裏もシルバーで超メタリックですね。

ちなみに、100mm x 100mm VESAマウントに対応しているのでモニターアームをつけることも可能です。

赤×水色
赤×グラデーション
消灯

ゲーミングモニターらしくLEDライティングがついているので、オサレに光ります。

この光り方はモニターメニューから変更可能で、もちろん消灯することもできます。

台座デザイン

台座

台座のデザインもシンプルで好み。

中央のスペースにスマホの充電器とかフィギュアとか置こうかな

入力端子

入力端子

入力端子はモニター下部にあります。

  • 電源ボタン
  • USB 3.0 × 2
  • USB TypeB(アップストリーム用)
  • USB TypeC最大90 W)
  • Display Port 1.4
  • HDMI2.1×2
  • 3.5mmのヘッドホン端子
  • 電源アダプター

HDMIとDisplayPortはもちろん、最大90 WのUSB給電に対応したUSB TypeCもついています。

ノートパソコンを繋げたら映像音声をモニターに出力しつつ、ノートパソコンの充電もできちゃうっていうやつですね。

USBダウンストリームの端子も2つあるので、USBハブとしても使えますし、作業用として普通に使いやすいですね。

ちなみにHDMI接続だと4K/144Hz、DisplayPort接続のときだけ4K/160Hzに対応しています。

INNOCN 27M2Vの性能を検証

スタンド性能

画面をベストなポジションに配置でき、快適にゲームを楽しめます。

  • 前後チルト:-15°~15°
  • 左右スイベル:-15°~15°
  • 回転ピボット:-90°~90°

前後チルト

-15°
15°

モニタの首を上下に角度調整できるチルト機能に対応しています。最大で手前側に15°、奥側に15°まで傾けることができます。

左右スイベル

-15°
15°

左右の首振り(スイベル)も同様に左に15°、右に15°まで傾けられます。

回転ピボット

-90°
90°

縦に長いTwitterのようなサイトを見るときは回転機能を使うと便利ですよ。

視野角について

IPS液晶パネルが採用されており、上下左右178°の広視野角対応です。

かなり角度をつけても奥の色がはっきりわかります。

画面プリセットをチェック

デフォルト
sRGBモード
Adobeモード
DCI-P3モード
RTS/RPGモード
FPSアリーナモード
MOBAアリーナモード

色味・色域

HDR効果

そしてこのモニターの一番の魅力は映像美。

HDRが超高性能DisplayHDR 1000の規格に適合しています!

sRGBカバー率100% DCIP3カバー率99% AdobeRGBカバー率99%

このモニターは量子ドットを搭載していることによる広色域もあるんですが、通常1枚しかない液晶のバックライトを1152分割することでも広色域を実現してます。

1152箇所に分割したいわゆるMini LEDのおかげでこういう美しいHDRの映像が実現してるということです。

クリエイター向けのモニターかな、って思うレベルで実際にデフォルトの設定でも色味はかなり鮮やかで美しいです。

グラフィック重視のゲームをやるならベストアンサーくらいのレベルで不満点はないですね。

メニュー機能

作業用画面プリセット
HDR設定画面
PIP/PBPモード

そしてメニュー機能ですが、モニター底面にあるボタンから起動します。

今どきスティック型ボタンじゃないのはちょっと面倒だし使いにくいですね。

ちなみにメニューからローカルディミングをオンにしないとMini LEDを使えないので注意です

あとなぜかHDRとSDRの切り替えがモニターメニューから設定変更しないとできません

​PC側でHDRを入れても自動で切り替わらないのは少し不便…

スピーカー音質

ちなみにスピーカーもついています。

まあ正直音質は微妙ですが、モニターのスピーカーの音質は優先度はかなり低いところですからね。

別途スピーカーを買ったほうがいいでしょう。

INNOCN 27M2Vで実際にゲームをプレイ

街中①
街中②
街中③
火炎物爆発描写

せっかく超綺麗なHDRがあるので、サイバーパンクをプレイしてみました。

これは4K/レイトレーシングに加えて、HDRもオンにしています。

4Kの細かいとこまで映し出されているグラフィックに、レイトレーシングの水の反射、そしてHDRによる夜景の美しさ。

サイバーパンクはこのモニターと最高に相性がいいです。夜に電飾まみれの看板の道を歩くだけでゲームの世界に入ったような気分を楽しめます。

流石にサイバーパンクで4Kレイトレ160fpsはPCスペック的に出せなかったけど、普通のゲームならちゃんと4K/160Hzで遊べますしね。

PS5で4K/120Hzを出すことも、もちろん可能です!

これ実際にプレイすると本当に感動します!

まとめ

というわけで、INNOCN 27M2Vをレビューさせていただきました!

ざっくりポイントをまとめると

INNOCN 27M2Vのポイントまとめ

  • 4K/160Hzの超高性能ゲーミングモニター
  • 超広色域でクリエイターでも使えるレベル
  • DisplayHDR1000認証を受けていてHDRコンテンツがマジで美しい
  • 最大90 WのUSB給電に対応したUSB TypeC端子アリ
  • メタリックシルバーのカラーリングがかっこいい
  • このスペックで125,000円はハイエンドの中でもコスパよし!
  • メニュー操作が底面ボタンなのはちょっと使いにくい
  • PC側でHDRを入れても自動で切り替わらないのは少し不便

4K/144Hz以上のゲーミングモニターを検討している人は絶対候補に入れたほうがいいですね。

特に映像美を重視する人はINNOCN 27M2Vが一番のレベルです。

DisplayHDR 1000認証を受けていて、実際HDRが超綺麗なのもよかったです。これを買ったらHDRは絶対使うべき!

1台のモニターで全部やりたい、っていう人にもおすすめです。

4K/160Hzなので、どのゲームでも快適に遊べますし、HDRもバッチリ、スタンド性能も高いからモニターアームなしでもいけちゃう、90WのUSB TypeCもあるからMacbookユーザーも使いやすい。

唯一の欠点はメニュー機能の使いにくいさ

HDRをいちいち切り替えるのがちょっと不便ですし、リモコンどころか、スティック型ボタンもないのはもったいないなって思いました。

この価格帯ならちょっと値上げしてもそこを使いやすくしてくれたら神でしたね!

全体的に満足度は非常に高いゲーミングモニターでした。4K/144Hz以上のゲーミングモニターの購入を考えている人はぜひ検討してみてください!

これは間違いなく名機です!

また「INNOCN 27M2V」についてはモニ研のYouTubeでも詳しくレビューしています。ぜひこちらもチェックしてください!

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この記事を書いた人

ゲーム好きが高じて、ゲーミング向けを中心に50台以上のモニターを買い漁ったガジェットオタクの20代です。好きなジャンルはFPSやTPSで、月のゲームプレイ時間は200時間ほど。
数多くのゲーミング機器を触ってきた経験を活かし、ブログとYouTubeでガジェットレビューを中心に活動しています。

お仕事についての問い合わせはメールでお待ちしております(個別の質問等には対応していません)↓
moniken.review☆gmail.com
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