PCケースはどれがおすすめ?自作・BTOでの選び方(ミドルタワー・フルタワー)とおしゃれなブランドをまとめて解説

モニター買い漁って50台以上!こんにちは、モニター専門家のモニ研(@medifav)です。

ゲーミングPCを自作するのであれば、モチベーションを上げてくれるPCのルックスはとても重要です。

PCのパーツで一番目につくものはPCケースなので、PCケースのデザインにより印象は大きく変わります。

また、見た目だけでなく、PCケースには隠れた機能がたくさんあります。

今回はそんなPCケースについて、役割や選び方、おすすめのPCケースを解説します。

目次

PCケースの役割とは

最初にPCケースの役割について解説します。

衝撃等からパーツを守る

PCケースはパーツを格納するための箱ですが、PCケースの機能はそれだけではありません。

例えば、PCケースには衝撃などからパーツを守る役割もあります。

自作PCではケース無しで組み立てる人もいますが、パーツがむき出しになっているのでぶつけたり落としたりすると、パーツにそのまま衝撃がかかってしまいます。

部屋のホコリもパーツの上に溜まってしまいますし、直射日光の影響も受けます。

その結果、各パーツの寿命が短くなってしまうので、PCを長く使いたいのであればPCケースを使用して周囲の環境からパーツを保護する必要があります。

PCの使い勝手が良くなる

他にもPCケースには電源ボタンやメモリーカードスロットなどが付いているので、PCの使用が快適になります。

また、USBポートやオーディオ端子などもPCケースの前面についているので、ケーブルを抜き差しする際などとても使いやすい構造です。

マザーボードにもUSBポートは付いていますが、基本的には背面に付いているので使い勝手が悪くなってしまいます。

ゲーミングPCはコントローラーを繋いだり、配信する場合はマイクを繋いだりと各種ポートは使う頻度が高いので、前面にポートが付いているPCケースは欠かせないパーツです。

パーツを効率的に冷却する

PCケースにはパーツを効率的に冷やす役割もあります。

CPUやGPUなどは負荷が高くなると熱を持つため、ファンが取り付けられています。

PCケースが無い場合は、ファンの風が各部品に当たり冷却するだけです。

しかし、PCケースを取り付けて内部と外部で空気を循環させてエアーフローを生み出せば、冷却効率が上がりパーツの温度を正常に保つことができます。

このようにPCケースはパーツを格納するだけでなく、PC全体に良い影響を与えます。

PCケースが無くてもPCは作動しますが、無くてはならないパーツだと言えるでしょう。

PCケースの重要性がお分かりいただけたでしょうか?

PCケースは大きく分けて3種類

続いてはPCケースにはどのような種類があるのか解説します。

大きく分けてPCケースにはこちらの3種類があります。

①フルタワー型

まずは一番サイズが大きいフルタワー型のPCケースについて説明します。

フルタワー型はスペースに余裕があるため、マザーボードの中で一番大きな規格であるATXを使用することができます。

ATXについては後ほど詳しく解説しますが、端子やスロット数が多いため、拡張性に優れているマザーボードです。

PCでゲームをしていると、

「もっと高い性能のパーツが欲しい」

「冷却性能を上げるためにファンを増設したい」

などスペックを上げたくなるものです。フルタワー型は後から拡張しやすいのでゲーミングPC向きと言えます。

②ミドルタワー型

そうは言ってもフルタワーは大きくて置き場所が無いという場合は、ミドルタワー型がおすすめです。

ミドルタワー型はフルタワー型よりも一回り小さいPCケースです。

マザーボードはATXを使用可能です。しかし、サイズ的にギリギリなのでエアーフローが悪くなり、冷却効率が下がるのが難点です。

③ミニタワー型

ミニタワー型はコンパクトさが魅力です。

しかし、その分スペースは少ないので選べるパーツが限られてきます。

そのため、初心者の方がミニタワー型で自作すると、ハイスペックなPCは難しいかもしれません。ケース内での空気の流れも計算して組み立てないとならないので、上級者向けのPCケースと言えるでしょう。

PCケースの選び方

次にPCケースの選び方について解説します。

PCケースはこちらの3点をチェックして選びましょう。

①マザーボードの規格

まず、マザーボードの規格ですが、主にATX・Micro-ATX・Mini-ITXの3種類があります。

ATXは305×244mmで一番大きなサイズのマザーボードです。サイズが大きいためコネクタやスロット数が多く取り付けられています。

コネクタやスロットが多いので、後から拡張したくなればメモリやSSDなどのパーツを増設することが可能です。

ATXは拡張性に優れているのでハイスペックが求められるゲーミングPCにおすすめです。

取り付け可能なケースはフルタワー型と一部のミドルタワー型です。

Micro-ATXは244×244mmの大きさのマザーボードです。

ATXよりも少し小型のためミドルタワー型のPCケースに取り付けられることが多いです。

ATXと比べるとコネクタやスロット数は少ないですが、価格も多少安くなっています。

スペース的にはハイスペックPCを制作するのは厳しいですが、ミドルスペックでなるべくコストパフォーマンス良くPCを制作したいという方におすすめです。

最後にMini-ITXですが、サイズは170×170mmで一番小型のマザーボードです。

そのため、一番小さなケースのミニタワー型によく搭載されています。

拡張性が低いためゲーミングPC二は向きませんが、とにかく小さなPCが欲しいという方におすすめのマザーボードです。

エクセルやワードなどのオフィスソフトを使用したり動画を見たりする分には、まったく問題ない性能のPCを作成できます。

②ドライブベイと前面端子の数

PCケースの選び方の2つ目は、ドライブベイと前面端子の数で選ぶです。

ドライブベイとはHDDやSSD、光学ドライブなどを取り付けるためのPCケース内の空間のことです。

ドライブベイには3.5インチと5.25インチの2種類があります。

3.5インチにはHDDやSSDを取り付け、5.25インチには光学ドライブを設置します。

最近のゲームはレッドデッドリデンプション2のように150GBを超える容量のものもあるので、ゲームを多く保存したいという方はドライブベイが多いケースを選ぶといいでしょう。

もちろん、容量の大きいHDDやSSDに保存するという選択もありますが、容量が多いSSDはまだまだ価格が高いので、容量が少な目のSSDを複数取り付けたほうが安い場合もあります。

③ファンの搭載可能数

PCケースの選び方の3つ目は、ファンの搭載可能数で決めるです。

PCは動作していると常に熱を発しています。特にCPUは熱を持ちやすいため、PCケース内でしっかりとエアーフローを確保して効率よく冷やす必要があります。

通常、PCケースには前面に吸気用のファンが一つと、背面に排気用のファンが一つ付いています。CPUやGPUをスペックギリギリでフル稼働させなければ、基本的にファンは2つで十分です。

タワー型PCのケースは、最初からファンが4つ以上付いているものがあります。また、大きなファンも取り付けることが可能です。

ミニタワー型でも複数のファンを取り付けられる製品もありますが、小さなファンしか取り付けられないため、動作音が大きく冷却性能も下がってしまいます。

選び方のその他のポイント

続いては、PCケースを選ぶ際にできればチェックしておきたいポイントを紹介します。

インターフェースの数

まずは、前面のインターフェイスの数をチェックしましょう。

インターフェイスとはUSBやオーディオ端子などのポートのことです。

インターフェイスが多いほど、たくさんの機器を接続できます。特にPCケースの前面にインターフェイスが多ければ、端子の抜き差しが楽になります。

インターフェイスの数はPCケースにより大きく異なるので、事前にUSBポートやUSB-Cのポート、オーディオ端子はいくつ欲しいかを決めておきましょう。

PCケースの素材

次にチェックしていただきたいのは、PCケースの素材です。

主流の素材としては、アルミ・スチール・アクリルがあります。

アルミケースは軽量でツヤのあるスマートな素材です。しかし、軽量なためパーツの振動を拾いやすく、ビリビリと共振してしまうことがデメリットです。

スチールケースは重量があるため振動はしにくく静音性に優れています。

その反面、重くて持ち運びがしにくく、価格も高くなります。

アクリルケースは、サイドパネルに透明なアクリルを使っていることが特徴です。

デザイン性が高く、ライティングされたPCケース内部を眺めるられるメリットがあります。

このように、PCケースの素材に何を選ぶかによって、デザイン性・スマートさ・手触り・高級感など印象が全然違うものになります。

アクリルケースはいかにもゲーミングPCという感じがしてかっこいいですね!

おすすめのPCケース

最後におすすめのPCケースを紹介します。

サイズ別にフルタワー型を2種類、ミドルタワー型を1種類、ミニタワー型を1種類紹介します。

フルタワー型 CORSAIR 780T

Corsair Graphite Series 780T Full Tower PC Case – Black (CC-9011063-WW) (Color:Black) by Corsair [並行輸入品]
CORSAIR

最初に紹介するのはCorsairのフルタワー型PCケース780Tです。

780Tは9つのドライブと12台の大型ファンを設置できるハイエンドゲーミングPC向けのPCケースです。

透明なサイドパネルは工具不要で取り外しが可能。

フロントパネルにはUSB3.0が2つ、USB2.0も2つ付いています。

角の無い滑らかなデザインは高級感があり、デザイン面でも機能面でもハイレベルなPCケースです。

フルタワー型 thermaltake(サーマルテイク) View51

2つ目に紹介するフルタワー型PCケースは、thermaltakeのView51 Tempered Glass ARGB Editionです。

3面に強化ガラスを使用、アドレサブルRGBファンが搭載されているため、見た目が美しいPCケースです。

通常、単色にしか光らないRGBですが、アドレサブルRGBは複数接続されたファンを別々の色で光らせることができます。

ケースの上部と底面は、大型の防塵フィルタで覆われています。ホコリの堆積を減らせるのでパーツの消耗を防ぎ、洗浄もしやすい設計です。

ミドルタワー型 Cooler Master MASTERCASE H500M

3つ目に紹介するのはCooler Masterが製造するミドルタワー型のMASTERCASE H500Mです。

フロントパネルは通気性重視のメッシュパネルと、ルックス重視のガラスパネルの2枚が付属しています。

フロントパネルは簡単に付け替え可能なので、自分の好みに合わせて交換できます。

高さ調整が可能なグラフィックカード用サポートアームが付属しているので、大型グラフィックカードも搭載可能です。

冷却性能に優れ、高性能なパーツを搭載することが可能なので、ミドルタワー型ながらハイスペックPCを制作できるPCケースです。

ミニタワー型 COUGAR MG130

最後に紹介するのはCOUGARのミニタワー型PCケース「COUGAR MG130」です。

MG130はコンパクトながら優れた冷却性能がある、シンプルでスタイリッシュなPCケースです。

330mmのグラフィックボードに対応しているため、ハイエンドなグラフィックボードを搭載可能。最大6つのファンを設置できるため、冷却性能にも優れています。トップのパネルは排熱を重視したメッシュ加工が施されています。

ドライブベイは2.5インチのSSDを最大4枚まで搭載できます。

ミニタワー型PCケースにしては拡張性が高いため、ゲーミングPCを作りたいけど、なるべくスペースを取らないようにしたいという方におすすめです。

まとめ

以上、PCケースの選び方を解説しました。

PCケースはあまり注目されないパーツですが、パーツを衝撃から守ったりインターフェイスの数により使い勝手が良くなったりと、重要なパーツの一つです。

フルタワー型・ミドルタワー型・ミニタワー型のどれが自分に合っているかを検討して、見た目も機能も自分好みのゲーミングPCを作り上げてください。

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この記事を書いた人

ゲーム好きが高じて、ゲーミング向けを中心に50台以上のモニターを買い漁ったガジェットオタクの20代です。好きなジャンルはFPSやTPSで、月のゲームプレイ時間は200時間ほど。
数多くのゲーミング機器を触ってきた経験を活かし、ブログとYouTubeでガジェットレビューを中心に活動しています。

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