【実機】ASUS ROG Strix XG17AHP レビュー|唯一無二!リフレッシュレート240Hzのモバイルモニター

ASUS様からお借りしたモバイルモニター「ROG Strix XG17AHP」をレビューしていきます。

モバイルモニターは持ち運び可能なモニターの総称で、据え置きモニターを置くスペースがない人や、カフェや出張先、コワーキングスペースなど持ち運んで出先で外付けモニターを使いたい人におすすめのモニターです。

ROG Strix XG17AHPは旅行先・実家・彼女の家、どこでも本気のゲームができるゲーミング向けのハイスペックモバイルモニターです。

提供品とはいえ、忖度なしで良いところも悪いところも正直にレビューします。

目次

ASUS ROG Strix XG17AHPについて

まず、このASUS ROG Strix XG17AHPのポイントについて確認しておきましょう。

ROG Strix XG17AHPのポイント
  • 240Hz出力ができる
  • バッテリー内蔵で給電なしで利用可能
  • IPSパネル搭載で画質も◎
  • どこでも本気のゲームが出来るモバイルモニター

「ROG Strix XG17AHP」は2020年6月12日に発売された「ROG Strix XG17AHPE」に専用の三脚(ROG Tripod)とキャリーバッグがセットになったもので、発売日は2020年10月28日と超最近のモデルです。

240Hz出力が可能で、しかもバッテリー内蔵で給電なしで約3時間動かせる非常に珍しい、現状オンリーワンの性能を持つモバイルモニターなので、価格は73,473円とかなり高価となっています。

この値段だと気軽には購入できないでしょうが安心してください!
このモニ研が、全力全開でレビューさせていただきます!

ROG STRIX XG17AHPのスペック

メーカーASUS
画面サイズ17.3インチ
リフレッシュレート240Hz
応答速度3ms(GtoG)
解像度フルHD (1920 x 1080)
コントラスト比1000:1
映像入力端子MicroHDMI2.0 x 1
USB Type-C x 1
パネルタイプIPS
パネル表面処理ノングレア(非光沢)
最大視野角水平178°、垂直178°
主な機能Flicker Free
ブルーライトフィルター
シャドウブースト
本体重量1.06 kg
寸法(W×D×H)幅399mm×奥行き10mm×高さ250mm(スタンド含む)
付属品ACアダプター×1
変換ケーブル(Micro HDMI to HDMI) ×1
DisplayPortケーブル(USB C to USB C)×1
変換アダプター(USB C to USB A) ×1
スマートケース×1
専用三脚ROG Tripod×1
キャリーバッグ×1
キャリブレーションレポート×1
保証書x1
バッテリー容量7800mAh
スピーカー1W+1W(ステレオ)
保障購入日より3年間の日本国内保証
バッテリーのみ、1年間の日本国内保証
価格73,473円(定価)

解像度はフルHD (1920 x 1080)

解像度は1920×1080のフルHDです。高リフレッシュレートのモニターなので、この解像度は当然と言えます。

リフレッシュレートは240Hzで最高級のヌルヌル

ゲーミングモニターの肝ともいえるリフレッシュレートは240Hzとなっています。リフレッシュレートはモニターが1秒間に画面を更新できる回数のことで、240Hzは現状非常に高い値です。

画面が滑らかに見えると、激しい動きのゲームでもしっかりと動きを捉えることが可能となるので、それだけゲームがやりやすくなり、240Hz以下のモニターを使ってる人に表示面で有利を取れます。

応答速度3ms(GtoG)

モバイルモニターであること、IPSパネルを採用していることからか、応答速度はやや遅めの「3ms(GtoG)」です。この数値ならばほとんどの人は気になるほどではないと思います。

240Hzを求めるからには1ms以下じゃないと!という考えはもっともですが、モバイルモニターであることを考えると、むしろ頑張っている方だと言えますね。

色再現性が高い「IPS」パネルを採用

リフレッシュレート240Hzと完全にゲーミングのために作られたモニターですが、IPSパネルを採用しています。

IPSパネルは色再現性が高く視野角も広いので、綺麗な映像を見たいという人におすすめのパネルです。
TNパネルと比べて色彩が美しいのが特徴ですが、価格がやや高くなる製品が多いといったデメリットもあります。

おかげで視野角も広く、色味も現実により近い色味を出すことができるのは嬉しいですね。

IPSVTN
色再現性
コントラスト
視野角
応答速度
液晶パネルの比較表

価格的に完全にゲーミングの用途で買う方が多いでしょうが、出先での作業用にも使いたいという方にはうれしい綺麗さですね。

モニターサイズは17.3インチ

モニターサイズはモバイルモニターとしては珍しい、大き目の17.3インチです。

ゲームをするにはモバイルモニターの定番サイズ15.6インチだとやっぱり小さいんですよね。それでもゲームをするには17.3インチでも小さいですが、持ち運びのしやすさ・ゲーミングのための大きさを考えると17.3は妥当な大きさでしょう。

重さは1060g

15.6インチのモバイルモニターだと重さは800g前後が平均なので、画面サイズがそれよりも大きいことを考えれば平均的な重さと言えます。

リフレッシュレート240Hzの高性能ながら、重さを抑えられてるのは素晴らしいですね。厚さも1cmと薄く、持ち運びするにも大して負担にはなりません。

バッテリーサイズは7800mAh

ROG STRIX XG17AHPの凄い所はバッテリーが内臓されている所でしょう。240Hzで動かしても最大3時間給電なしで動作可能です!

モバイルモニターは給電前提で作られている製品が多いので、バッテリーが内臓されていて3時間使える上にクイックチャージ機能により1時間の充電で(240Hz)2時間使えるというのは本当に凄いことです。

このバッテリーを考えると1060gの重さがむしろ軽く感じられますね

ROG STRIX XG17AHP開封レビュー

ここからは実際にROG STRIX XG17AHPを開封して実機レビューしていきます。

開封&中身をチェック

  • ACアダプター×1
  • 変換ケーブル(Micro HDMI to HDMI) ×1
  • DisplayPortケーブル(USB C to USB C)×1
  • 変換アダプター(USB C to USB A) ×1
  • スマートケース×1
  • 専用三脚ROG Tripod×1
  • キャリーバッグ×1
  • キャリブレーションレポート×1
  • 保証書x1

DisplayPortケーブルが付属してるのは嬉しいですね。

ROG STRIX XG17AHP 外観について

本体サイズ

本体サイズは縦25cm横39.8cm厚さ1cm

ベゼル5mm

ベゼルレスじゃないですが、モバイルモニターは衝撃対策もあってベゼル太めな機種が多いです。ディスプレイ下はスピーカーになっています。

カバースタンド

磁石で簡単に装着でき、持ち運ぶ時の液晶保護はもちろんスタンドにもなります。

ある程度の角度調整も可能です。縦置きも頑張ればできますが、ゲーミング用のモバイルモニターを縦置きしたい人はあまりいないでしょう。

背面、台座見た目

背面は黒とグレーのツートンカラーにrepublic of gamersのロゴデザインが入ってます。

スタンドは背面のネジ穴に取り付けるだけの簡単設計です。
カメラ用のネジ穴と同じサイズなので、ちょうど合うタイプのカメラスタンドを持っていれば代用も可能ですが、本体重量が1060gなので耐荷重がそれ以上のものを使いましょう。

スタンドは細いので少し不安がありましたが、かなり安定感があります。モバイルモニターで使いやすい高さで使えるのはマジでレアですね。

専用三脚の可動調節機能をチェック

スタンド性能はモバイルモニターとしてはかなり充実していて、高さの昇降(リフト)・前後の傾き(チルト)・左右の角度(スイベル)・ピボットすべてに対応しています。

高さ調整(リフト)

高さ調整は最下部と最上部を11cmの範囲で無段階調節が可能です。
高さロック機能が付いているので、何かのきっかけで使用中にいきなり高さが低くなることもありません。

左右の角度(スイベル)

前後の傾き(チルト)

前は5°後ろは90°まで傾けることが可能です。

その辺の安価なモニターよりもスタンド性能が高いですね

ROG STRIX XG17AHP入力端子

  • MicroHDMI2.0USB
  • TypeC×2
  • ヘッドホンジャック

が搭載されています。

モバイルモニター定番のType-Cが2つそしてHDMIは標準やMiniではなく「MicroHDMI」規格です。標準HDMIではないのが残念ですが、モニターの薄さを保つためには仕方がないでしょう。モバイルモニターには携帯性も重要になりますからね。

ROG STRIX XG17AHP使ってみた感想

視野角チェック

視野角は左右178°
IPSパネルなので角度をつけて見ても色味が変わりにくいです。

24.5インチとサイズ比較

いつも使っている24.5インチと横に並べて比較してみました。2周りくらい小さいですね。

スピーカー

モバイルモニターなので、スピーカーも搭載しています。下部のベゼルにスピーカーを内蔵しており音質もなかなかです。

240Hzでプレイするためにモバイルモニターを持ち運ぶ人はヘッドセットやイヤホンを一緒に持ち運んでいると思いますが、急にキャッシュカップに出場しなければならないときも安心です。

メニューボタンについて

一番上が電源ボタン・下はメニューボタンとメニューを操作するためのボタンです。

ROG STRIX XG17AHPの独自機能

メニュー画面

GameVisual(プリセット)

また画面プリセットは7種類あります。

  • シーンモード
  • レースモード
  • 映画モード
  • RTS/RPGモード
  • FPSモード
  • sRGBモード
  • MOBAモード
  • ユーザーモード(自由に設定できます)

GamePlus

画面上にクロスヘア(銃の照準)やタイマー、フレームレートなどを表示させることができます。

クロスヘアは照準表示機能で、腰うち時に照準が表示されないゲームなどでエイムを合わせやすくなります。照準の種類は全部で6パターンあります。

シャドウブースト

暗い所を見やすく表示させる機能。
0からレベル3の4段階で調整することが可能です。

ブルーライトカット

ブルーライトカットは5種類でこんな感じで切り替わります。
レベル4にすると輝度が自動で落ちてしまい見づらいので、個人的にはレベル3までがいいかなと思います。

ROG STRIX XG17AHPで実際にゲームをプレイした感想

最後にXG17AHPで実際にゲームをプレイした感想を書いていきます。

映像はぬるんぬるんに動きます。

画面の小ささも想像よりは全然気になりませんでした。とはいえ、いつも使っている24.5インチモニターに比べるとやっぱり小さいですね。

プレイの快適度を考えると144Hzの24.5インチのモニターと240Hzの17.3インチのモニターを比べると144Hzでもサイズの大きい24.5インチのほうがプレイはしやすいですね。

三脚スタンドで高さ調整を出来ることもあり、読んでいる方が思ってるよりもずっとプレイはしやすいです。

モバイルモニターでこのぬるんぬるんApexがプレイできるのは革命的だと感じました!

XG17AHPレビューまとめ

以上、ASUS ROG STRIX XG17AHPについてレビューさせていただきました。

ASUS ROG STRIX XG17AHPのポイント
  • 240Hzの高リフレッシュレートを出せるガチなモバイルゲーミングモニター
  • 7800mAhの内蔵バッテリーで240Hzで3時間稼働可能
  • 三脚スタンド付きでどこでもゲーミング環境構築
  • 持ち運びやすい1060g
  • 応答速度はGtoGで3ms
  • 価格は73,473円と高級
  • この携帯性・スペックを生かせる機会が少ない

モバイルモニターで240Hzを出す時代が来るとは思っていませんでした。

しかし、現状240Hzのモバイルモニターを活躍させるタイミングがあまりないのがネックですね。
240Hzのモニターを活かすには240fpsを出せるPCかゲーム機が必要なので、そっちを持ち運ぶのがなかなか難しいですからね。

ゲーミングノートを使えばValorantとかの軽いゲームで240Hz出せるので、そういうところでは活躍しそうです。

あとは「普段からモニターサイズが小さいほうがいい」派の人ならどこでも同じモニターでプレイできるので、そこは結構大きなメリットになるでしょう。

時代が追い付いてミニPCやノートパソコンの性能が上がれば上がるほど、需要が上がっていくと感じました。

これからのPC業界の発展に期待です

こちらのモニターについてはモニ研のYouTubeでも詳しくレビューしてます。ぜひこちらもチャンネル登録よろしくお願いします。

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この記事を書いた人

ゲーム好きが高じて、ゲーミング向けを中心に50台以上のモニターを買い漁ったガジェットオタクの20代です。好きなジャンルはFPSやTPSで、月のゲームプレイ時間は200時間ほど。
数多くのゲーミング機器を触ってきた経験を活かし、ブログとYouTubeでガジェットレビューを中心に活動しています。

お仕事についての問い合わせはメールでお待ちしております(個別の質問等には対応していません)↓
moniken.review☆gmail.com
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