モニター買いあさって50台以上!モニター専門家、モニ研(@medifav)です!
このブログでもたびたび登場している「ASUS」、みなさんもご存知かと思います。
ASUSのゲーミングブランドであるROGは、モニターだけでなくゲーミングノートPCやグラフィックボードなど、さまざまな製品を販売しています。
今回はそんなASUSの、台湾にある本社の見学ツアーに参加してきました!
豪華な社屋や社員の働き方の紹介、さらには今年の春夏の新製品の紹介もありました。
たくさん写真を撮影してきたので、なかなか見ることができないASUS本社を徹底解説していきます。
ASUSってどんな会社?
ASUSは台湾に本社がある、PCや周辺機器などを製造販売するメーカーです。
マザーボードは世界1位、ノートPCの出荷台数は世界2位など、世界的な大企業です。
ゲーミングブランドのROGを展開し、モニ研で何台もモニターをレビューしています。
モニターだけでなく、ゲーミングノートPCやゲーミングスマートフォンなど、業界をリードする製品を多数輩出。
ASUSは、数ある製品の中でもゲーミングノートPCが有名です。
10万円台前半から購入できるコストパフォーマンスが高い製品や、50万円以上するものまであります。
初めてゲーミングノートを購入する初心者から、ガチゲーマーまで幅広く対応できます。
ROGストア
台湾に到着して最初に訪れたのは、台北市にある複合商業施設「三創生活パーク」。
各階にコンセプトが定められていて、日本やアメリカのアニメを紹介するスペースや、スマートフォンや周辺機器を販売するスペースなどがあります。
その中でも注目すべきは、ASUSが運営する対戦型ゲームスペースの「REPUBLIC OF GAMERS」です。
オシャレなライティングされた部屋に、最新のゲーミングPCがずらりと並び、ゲーマーにとってはたまらないスペースでした。
さらに、発表されたばかりのゲーミングスマートフォン「ROG Phone 7」も展示されています。
ROGスペースの他にも、ASUSストアも展開されています。
ASUSストアでは、ノートPCのZenbookシリーズや、スマートフォンのZenfoneシリーズなど、さまざまな製品が並んでいます。
ASUS本社を見学
ASUSの本社では、豪華なオープニングイベントや新製品発表会など、さまざまな催しが開かれました。
ここでは、ASUS本社を見学した時の内容をレポートします。
本社に到着
こちらの大きなビルがASUSの本社です。
さすが、世界的な企業だけあって、迫力がすごい。
この社屋は2019年から使用されていて、約6,000人の社員が働いています。
ちなみに、全世界のASUSの社員数は約12,500人です。
エントランス
エントランスも豪華で、3階までの吹き抜けがあり、広々とした空間が広がっています。
天井から自然光が入るように設計されていて、優しい光であふれていました。
明るいエントランスは、照明が少なくても問題なく、省エネに貢献しています。
環境にも配慮する姿勢は、さすが大企業と言えるでしょう。
こちらは廃パーツで制作された、モナ・リザのオブジェ。
スマートなデザインのエントランスに、ワンポイントを加えていました。
受付の裏側には、これまでにASUSが獲得したさまざまな賞のトロフィーなどが飾られています。
オープニングイベント
オープニングイベントでは、ASUS会長のJonney Shih氏や上席副社長Eric Chen氏・ASUS JAPAN社長Alvin Chen氏など、そうそうたるメンバーが登壇して、参加者を歓迎してくれました。
ASUS社員の働く環境
オープニングイベントに続き、ASUS本社の内部を見学しました。
豊富なメニューが用意された社員食堂や、息抜きに最適なレクリエーションルームを紹介します。
社員食堂で昼食
昼食は社員の方が普段使用している社員食堂に行きました。
モスバーガーやスターバックス・セブンイレブンなど有名店がたくさん入っていて、大型ショッピングモールのフードコートにいるような雰囲気。
台湾料理を提供する店舗もあり、どの店で食べようか迷ってしまいます。
なお、フードコートも環境に配慮するシステムになっていて、社員が飲み物を購入する際は、マイボトルを持参しないと買えません。
社員食堂は3Fのワンフロアを使用していて、かなり広いですが、6,000人が働いているのでお昼時は混雑していました。
レクリエーションルーム
レクエーションルームには、スポーツジムがあり、社員はいつでも利用可能。
仕事に煮詰まった時に身体を動かしてリフレッシュすれば、生産性が上がりそうですね!
スポーツジムの他にもビリヤードやテーブルサッカーゲーム・バーカウンターなどもあります。
ASUSの経営理念には、「潜在能力を最大限に発揮させるためのモチベーション」というものがあり、社員のパフォーマンスを最大限に引き出すことを意図しています。
テレワークを実施する会社は多いですが、こんなにステキな環境が整っているなら、自宅よりも会社で仕事をしたくなりますね!
新製品発表会
続いては、お待ちかねの新製品発表会!
ASUSの2023年春夏モデルのノートPCは、以下の特徴があります。
- 有機ELディスプレイの採用
- 13世代のインテルCore iシリーズ、Ryzen 7000シリーズ
- アメリカの国防総省が定める品質基準のMIL規格準拠
- RTX 40シリーズを搭載
など、これまでのノートPCから一新されていることが特徴です。
ゲーミングPC界隈では、「ASUSの保証はすごい」と評判ですが、その理由は「あんしん保証」にあります。
ASUSのあんしん保証は会員登録と製品登録をすれば、無償で加入可能。
一般的に保証は使用者に原因がない自然故障が対象です。
しかし、あんしん保証は落下させるなどで破損させてしまっても、購入から1年間は部品代の20%で修理できます。
実は、このあんしん保証を実施しているのは日本だけ。
無料で登録できてお得しかないので、ASUS製品を購入した方は、ぜひ登録してください。
さらに、有料のあんしん保証プレミアムに加入した場合、修理費かかる費用は全額ASUSが負担。
PCなどを持ち運んで使用する人は、万が一のために加入するのがおすすめです。
ASUSへの信頼を向上させる品質管理センター
あんしん保証のように強気な保証を付けられるのは、ASUSの徹底した品質管理があるからです。
今回のツアーでは、普段は公開されていない品質保証のテストを行うエリアも見学できました。
ただし、品質管理センターは社外秘のエリアなので撮影は禁止。
ASUSから提供された試験の写真を紹介します。
上の写真は、落下テストの様子です。
さまざまな角度や高さから落下させて、PCへの影響を調べています。
下の写真は、振動テストの様子。
運搬中や使用中など、振動があってもPCが通常通り動作するかテストしています。
その他にも、衝撃テストやキーボード耐久テスト・ねじれテスト・高度テストなど、あらゆる環境を想定した試験を実施。
当然、気温や湿度の影響もチェックしています。
湿度が高い日本では、PCが結露して不具合を起こすケースがあります。
ASUSでは、PCを恒温恒湿槽に入れて、さまざまな温度と湿度の環境を再現。
どの環境でも問題なく動作するかを確認しています。
どの試験を見ても、かなり過酷な環境です。
このように徹底した品質管理を行っているからこそ、世界に信用される製品を生み出せるんですね!
レストランで会食
ASUS本社見学が終わると、台北市内のレストランでの会食に参加。
大きな会場で、ASUSの担当者や参加者の間で、名刺交換など交流しました。
台湾ビールで会食をして、食事はコース料理。
いろいろな人たちとお話をして、楽しい時間を過ごしました。
普段のブログやYouTubeの活動では、同業の人と交流する機会は少ないので、情報交換もできて良い経験になりました。
おまけ
今回のツアーは観光も準備していただき、故宮博物院を訪問しました。
故宮博物院は、大量の中国美術を展示する、アジアを代表する博物館です。
この博物館を目当てに台湾旅行をする人もいるほどです。
こちらは肉形石。
肉形石は故宮博物院の展示品の中でも人気があり、東京国立博物館で展示された際は、最大で4時間待ちの大行列ができたほどです。
こちらの翠玉白菜も大人気ですが、訪問した日はタイミングが悪く展示されていませんでした。残念!
故宮博物館は敷地も広大で、散歩しているだけで楽しめました。
陶磁器や書物・書画など、さまざまな所蔵品が展示されています。
かなり楽しめたので、台湾旅行を計画されている人は、ぜひ訪れてみてください!
まとめ
ASUS本社ツアーに参加して、世界的企業の底力やこだわりを感じました。
普段、さまざまなモニターをレビューしていますが、新たな発見があり、今後に活かしていけそうです。
新製品発表会では、会長が登壇してスピーチをしていただき、日本も市場を重視している姿勢が伝わりました。
ASUSは既に日本市場に十分に浸透していますが、今後よりシェアを拡大していくのではないでしょうか。
さらに、ASUSの経営理念、品質管理システム・環境への配慮など、素晴らしい点が多く、長期間に渡り活躍していく企業だと感じました。
春夏シーズンに発売されるゲーミングノートPCも素晴らしかったので、みなさんもぜひチェックしてみてください!