初心者におすすめなゲーミングPCの選び方とおすすめモデルを紹介!

ここ数年、自宅で過ごす時間が増えたため、パソコンでゲームをプレイする人が急増しています。

しかし、パソコンに詳しくないと、ゲーミングPC選びは難しいものです。

ゲーミングPCには多くのパーツが搭載されていて、それぞれ性能により価格が異なります。

そこで今回は、初心者向けのゲーミングPCの選び方や、おすすめのモデルを紹介します。

この記事を読めば、自分に最適なゲーミングPCを選べるようになるので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

初心者のゲーミングPCの選び方

ゲーミングPCを選ぶ際は、遊びたいゲームに必要なスペックと、動画配信もするか、などを考慮します。

ここでは、初心者がゲーミングPCを購入するときの、上手な選び方を解説します。

遊びたいゲームで選ぶ

遊びたいゲームがある場合、ゲームごとの推奨動作環境を満たすゲーミングPCを購入します。

推奨動作環境とは、ゲームを開発したメーカーが「このスペックがあれば快適にゲームをプレイできる」と公開している基準です。

ほとんどの場合、推奨動作環境の他に「必要動作環境」も公開しています。

必要動作環境は、そのゲームをプレイするのに最低限必要なスペックです。

必要動作環境を満たしていても、処理が重くなるシーンでは映像がカクつく可能性があります。

基本的には、推奨動作環境を満たすゲーミングPCを購入してください。

推奨動作環境は、遊びたいゲームの公式サイトで確認できます。

人気FPSゲームのAPEX LEGENDSの場合は、次のように公開されています。

出典:APEX LEGENDS公式サイト「PC動作環境

ただし、推奨動作環境を信じすぎると、失敗する可能性もあります。

APEX LEGENDSの推奨動作環境は、「滑らかな60fpsのフレームレートで最高のプレイ体験を楽しむ」との記載があります。

フレームレートとは、1秒間に処理できるフレーム数のことです。フレームレートが高ければ高いほど、滑らかな映像でプレイ可能です。

60fpsは一般的な数字であり、上級者は144Hzや240Hzなどでプレイしています。

ゲームの腕が上達してくると、より高い性能を求めるものです。

予算に余裕があれば、推奨動作環境よりも高いスペックのゲーミングPCを購入するのがおすすめです。

動画編集や配信も行いたいなら

動画編集や配信も行う場合も、推奨動作環境よりも高いスペックのゲーミングPCが必要です。

推奨動作環境は、他のソフトウェアなどは使用せず、ゲームだけをプレイしている状態に必要なスペックです。

ゲームをプレイしながら、動画を見たり配信したりすると、より負荷が掛かるため高いスペックが必要です。

「ゲームをしながら他の作業はしない」と思うかもしれませんが、PCはPS5などの家庭用ゲーム機と違い、さまざまなことができます。

RPGでレベル上げをしている間に、動画配信サイトで映画を見る、MMORPGでマップを移動中に次の街の攻略法を予習する、など単調になりがちな時間を有効活用できます。

複数の作業を同時に行うことを見越して、推奨動作環境よりも高いスペックのゲーミングPCを購入するのがおすすめです。

ゲーミングPCを選ぶ際に必ず注目すべきポイント

ゲーミングPCのパーツは、グラフィックボードとCPU・メモリの3つが重要です。

ここでは、ゲーミングPCを選ぶ際に、必ず注目すべきポイントを解説します。

グラフィックボード

グラフィックボードは、ゲーミングPCの核ともいえる重要なパーツです。

グラフィックボードには、映像や画像を出力する役割があります。

一般的なパソコンにはグラフィックボードは搭載されておらず、CPUが映像や画像の出力も担当しています。

グラフィックボードの性能が高いと、高いフレームレートでゲームをプレイ可能です。

フレームレートが高ければ、1秒間に表示されるコマ数が多くなり、滑らかな映像になります。

また、グラフィックボードは画質や解像度にも影響します。

WQHDや4Kなど高い解像度や高画質でプレイするにも、高性能なグラフィックボードが必要です。

主要なグラフィックボードの性能目安は次の通りです。

  • GTX 1660 Super、1660Ti:多くのゲームをフルHDでプレイできる
  • RTX 2060、2070、2080:フルHDで少し高めのフレームレートを狙える
  • RTX 3060Ti、3070、3080:軽めのゲームであればWQHDや4Kでプレイ可能
  • RTX 4070、4080、4090:重めのゲームで4Kかつ高いフレームレートで遊べる

最近のゲームは、ゲーミングPCに求める性能が上がってきています。

グラフィックボードの性能に余裕があれば、長く使い続けられるでしょう。

CPU

CPUとは、中央演算処理装置のことで、パソコンの頭脳としてさまざまな処理を行っています。

CPUの性能が高ければ処理能力が向上して、ゲームのカクつきや、動作の遅延を防いでくれます。

CPUは、グラフィックボードの性能とバランスを取ることが大切です。

CPUの性能が低いと、グラフィックボードが本来の性能を出せなくなります。高性能なグラフィックボードを搭載するのであれば、CPUも高性能なものを選びましょう。

主要なCPUには、以下のような製品があります。

  • Intel Core i3、AMD Ryzen3:エントリーモデル
  • Intel Core i5、AMD Ryzen5:ミドルモデル
  • Intel Core i7、AMD Ryzen7:ミドルハイモデル
  • Intel Core i9、AMD Ryzen9:ハイエンドモデル

数字が大きくなるほど、高性能となり、価格も上がります。

ゲーミングPCの場合、グラフィックボードの性能を考慮しつつ、Intel Core i5・AMD Ryzen5以上を購入しましょう。

メモリ

メモリの容量は、デスクの大きさに例えられます。

デスクは大きいほど、教科書や問題集・辞書など、さまざまな物を置けます。

メモリの容量が多ければ、ゲームをしながら動画鑑賞・動画配信・攻略サイトの閲覧など、多くの作業を同時に進められます。

メモリの容量別の、用途の目安は以下の通りです。

  • 4~8GB:インターネット閲覧やオフィスソフトの使用
  • 16GB:ゲーム、動画編集
  • 32GB:ゲームをしながら配信
  • 64GB:写真編集や4K解像度での動画編集

ゲーミングPCには、少なくとも16GB以上のメモリ容量が必要です。

16GBの容量があると、ほとんどのゲームを快適にプレイできます。

ただし、ごく僅かですが、推奨動作環境が32GBのゲームも発売されています。

ゲーミングPCを長く使用したいと考えているのであれば、余裕を持たせて32GBにするといいでしょう。

ゲーミングPCの予算・相場について

幅広いゲームをプレイしたいなら、ゲーミングPCの予算は15万円ほどです。

ここでは、ゲーミングPCの予算や、自作と既製品のどちらがおすすめか解説します。

幅広いゲームが楽しめるようになるのは15万円から

ゲーミングPCは、10万円ほどでも購入できますが、幅広いゲームを楽しむなら15万円は必要です。

15万円以下のモデルは、ゲームによってはグラフィックの設定を落とす必要があります。

美しいグラフィックのゲームの画質を落としてプレイすると、作品の良さを消してしまうでしょう。

また、FPSゲームでは、高いフレームレートを出せずに、戦闘が不利になります。

15万円以上のゲーミングPCであれば、ミドルクラス以上のパーツを搭載できます。

フルHDであれば、グラフィックの設定を落とさずにプレイでき、美しい映像を堪能できるでしょう。

また、FPSゲームでは、設定にもよりますが100fps以上のフレームレートが出るので、不利にならずに戦闘を進められます。

グラフィックを気にせず、とりあえずPCでゲームができればいい場合は、15万円以下でも問題ありません。

しかし、PCでゲームをプレイすると、より高性能なモデルが欲しくなります。

15万円以下のモデルを検討している人は、もう少しお金を貯めて、15万円以上のモデルを購入するのがおすすめです。

自作と既製品のどちらが良いか

価格だけで考えると、自作PCは既製品と比べて、1万円以上安く作れる可能性があります。

セールなどを利用すれば、もっと価格差がつくでしょう。

しかし、自作PCは各部品に保証は付いていますが、組み上がったときの動作保証はありません。

自分で原因を特定して、修正する必要があります。

自作PCに慣れている人は問題ありませんが、初心者が原因を特定するのは困難です。

また、組み立ての手間もかかるので、総合的に判断すると既製品がおすすめです。

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デスクトップとノートのどちらがおすすめか

以前は、「ゲーミングノートPCはやめておけ」と言われていましたが、最近ではノート型も高性能になっていて十分にゲームを楽しめます。

デスクトップ型と違い、持ち運んでゲームをプレイできるのがメリットです。

友人宅に持っていって一緒にプレイしたり、帰省時に持って帰り実家でプレイしたりと、さまざまな場所でゲームを楽しめます。

MMORPGなどでは、イベントのタイミングを逃したくない人もいるため、ゲーミングノートPCの需要は増えています。

ただし、ゲーミングノートPCはデスクトップ型と比べると、寿命が短い傾向にあります。

ノート型は本体の内部に熱がこもりやすく、パーツの劣化を早めてしまうのです。

また、パーツが故障した際の交換やカスタマイズが難しいことも、寿命が短い要因です。

持ち運んでのゲームプレイがメインでなければ、寿命が長くカスタマイズ性も高いデスクトップ型がおすすめです。

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初心者におすすめのゲーミングPC3選

ここでは、初心者におすすめのゲーミングPC3選を紹介します。

ドスパラ Magnate MV

Magnate MV 第13世代Core/Minecraft: Java&Bedrock Edition for PC同梱版
価格134,979円(税込)
CPUCore i5-13400F
GPUNVIDIA GeForce RTX 3060
メモリ16GB
ストレージSSD 500GB
電源650W 電源 (80PLUS BRONZE)

ドスパラは、1992年創業のBTOパソコンメーカーの老舗です。

全国に22店舗あり、実物を見てからの購入も可能。

サポート体制も充実していて、初心者におすすめのメーカーです。

このモデルは、13世代のCore i5とRTX 3060を搭載したモデル。

APEX LEGENDSでは、フルHD・最高画質で140fpsほどを出せます。

その他にも、フルHDであれば多くのゲームを100fps以上で遊べます。

ミドルクラスのスペックを持ちながら、価格は約135,000円。

それほどハードにゲームをプレイしない人でも、手を出しやすい価格ではないでしょうか。

ブラックを基調としたシンプルで、自宅だけでなくオフィスなどに設置しても違和感のないデザインです。

フロンティア FRGAG-B550/A/NTK

価格194,800円(税込)
CPUAMD Ryzen 7 5700X
GPUGeForce RTX 3060 Ti
メモリ16GB
ストレージSSD 1TB
電源850W ATX電源 80PLUS GOLD

コストパフォーマンスに優れていることで人気がある、フロンティアのゲーミングPCです。

グラフィックボードは、RTX 3060Tiを搭載。

フルHDだけでなく、多くのゲームをWQHD解像度でプレイできます。

軽めのゲームであれば4Kにも対応でき、グラフィックが美しいMMORPGにもおすすめです。

CPUはRyzen 7を搭載していて、グラフィックボードのボトルネックにはなりません。

ストレージはSSDの1TBなので、起動は高速で、多くのゲームを保存しておけます。

電源容量も850Wと多めで、後からカスタマイズしても容量不足にはならないでしょう。

初心者の方だけでなく、中級者にもおすすめのモデルです。

HP OMEN 25L Desktop

価格179,000円(税込)
CPUインテル Core i7-12700F
GPUNVIDIA GeForce RTX 3060Ti
メモリ16GB
ストレージSSD 1TB
電源500W ATX電源、80PLUS Bronze

世界的なパソコンメーカーである、HPのゲーミングブランド「OMEN」のモデルです。

スタイリッシュでオシャレな部屋にもマッチするデザインながら、クリアサイドパネルなどゲーミングPCらしさも感じられます。

CPUは12世代のCore i7、グラフィックボードはRTX 3060 Tiを搭載。

APEX LEGENDでは、フルHD・最高画質で150fpsを出せるので、戦闘を有利に進められるでしょう。

メモリは16GB・ストレージはSSD1TBで、十分な性能です。

電源容量は500Wなので少な目ですが、初心者が使用するには十分なスペックがあり、すぐにカスタムする必要は無いでしょう。

ゲーム別おすすめゲーミングPC

ここでは、初心者でも選びやすいように、ゲーム別のおすすめゲーミングPCを紹介します。

APEX LEGENDS

出典:APEX LEGENDS公式サイト

APEX LEGENDSは、基本プレイ無料のバトルロイヤルFPSゲームです。

3人1組でチームを組み、全20チームが参加するバトルロイヤルで、1位を目指して戦います。

多くの大会も開催されていて、FPSゲームの中でも高い人気を誇ります。

APEX LEGENDSのように競技性の高いゲームは、パソコンの性能の差が勝敗を左右することもあります。

プレイの途中で処理が重くなり動きがカクつくと、その間に他のプレイヤーに撃たれてしまいます。

また、フレームレートが低いと一瞬の判断が遅くなり、相手よりも不利になります。

APEX LEGENDSをやり込みたいのであれば、144fpsを出せるようなスペックが必要です。

APEX LEGENDSでは画質を求めない人も多く、画質を下げれば初心者用モデルでも144fpsは可能です。

高フレームレートでプレイする場合は、モニターも144fpsに対応している製品が必要なので注意してください。

また、やり込みはせずライトにプレイしたいのであれば、60fpsほどで十分です。

ファイナルファンタジー14

出典:「ファイナルファンタジー14公式サイト

ファイナルファンタジー14は、スクウェア・エニックスが開発したMMORPGです。

ファイナルファンタジーシリーズでお馴染みの魔法や召喚獣を駆使して、広大な世界を仲間たちと旅します。

美しいグラフィックが人気で、フィールドを歩いているだけでも楽しいと評判です。

FPSのような高いフレームレートは必要としませんが、高画質でプレイするにはRTX 3060Tiくらいの性能が必要です。

今回紹介したおすすめのゲーミングPCの性能があれば、基本的には快適にプレイできます。

エルデンリング

出典:「エルデンリング公式サイト

エルデンリングは、「SEKIRO」や「ダークソウル」を生み出したフロム・ソフトウェアの人気作品です。

2022年のゲーム・オブ・ザ・イヤーを獲得して知名度も高く、エルデンリングをプレイするためにゲーミングPCを購入する人も多いのではないでしょうか。

エルデンリングはグラフィックが美しく、艶めかしい世界観があります。

世界観を堪能するためには、4K・最高画質でのプレイがおすすめです。

4K・最高画質でのプレイは高性能なパーツが必要になると思うかもしれませんが、最高で60fpsまでなので、RTX 3060 Tiを搭載していれば大丈夫です。

できれば、上位モデルであるRTX 3080を搭載していれば、より快適にプレイできるでしょう。

まとめ

初心者がゲーミングPCを購入する際は、遊びたいゲームに必要なスペックと、動画配信なども行うかを考慮して選ぶのがおすすめです。

また、ゲーミングPCは、グラフィックボードとCPU・メモリの性能により、ゲームを快適にプレイできるか決まります。

グラフィックボードは、求める画質やfpsなどにより決めて、CPUはCore i5・Ryzen 5以上、メモリは16GB以上がいいでしょう。

ゲーミングPCは10万円ほどから購入できますが、快適にプレイをするには15万円以上がおすすめです。

15万円以上のゲーミングPCはミドルスペック以上の能力があり、フルHDでは高めのfpsを出せます。

また、ゲームによっては、WQHDや4K解像度の繊細な映像を楽しめます。

今回ご紹介したおすすめのゲーミングPCを参考にして、自分に最適な1台を見つけてください。

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この記事を書いた人

ゲーム好きが高じて、ゲーミング向けを中心に50台以上のモニターを買い漁ったガジェットオタクの20代です。好きなジャンルはFPSやTPSで、月のゲームプレイ時間は200時間ほど。
数多くのゲーミング機器を触ってきた経験を活かし、ブログとYouTubeでガジェットレビューを中心に活動しています。

お仕事についての問い合わせはメールでお待ちしております(個別の質問等には対応していません)↓
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