ゲーミングモニター買い漁って50台以上!こんにちは、モニ研(@medifav)です。
この記事ではASUSから発売されている75Hz対応&IPSパネルのゲーミングモニター「VP228HE」を実機レビューしていきます。
実売1万円の圧倒的激安ゲーミングモニター!
ASUS VP228HE について
スペックや機能について説明する前に、このモニターがどういった人におすすめなのかをはっきりさせておきましょう。
Nintendo Switch
→最大60fps
PS4
→最大60fps
PS4 Pro
→最大60fps
特に今までゲーミングモニターを使っていなかった方に向けた製品と言えます。
ただ安いとはいってもあくまでゲーミングモニター。テレビよりも断然に快適なので、その詳細を紹介していきます。
ASUS VP228HE のスペック
メーカー | ASUS |
画面サイズ | 21.5 インチ |
解像度 | 1920×1080 |
パネルタイプ | TN |
コントラスト比 | 100,000,000:1 |
リフレッシュレート | 75Hz |
応答速度 | 1ms(GtoG) |
パネル表面 | ノングレア(非光沢) |
入力端子 | HDMI1.4 x 1 D-Sub x 1 |
VESA対応 | VESA規格:100×100 mm |
可動調節機能 | 高さ調整:なし 上下チルト:-5°~20° 左右スイベル:なし ピボット:なし |
主な機能 | VividPixelテクノロジー ブルーライト軽減機能 フリッカーフリー機能 |
付属品 | D-subケーブルX1 オーディオケーブルX1 電源ケーブルX1 クイックスタートガイド×1 保証書×1 |
寸法(W×D×H) | 513mm×199.4mm×373mm(スタンド含む) |
重量 | 約3.5kg |
リモコン | なし |
内蔵スピーカー | 1.5W + 1.5W (ステレオ) |
保証 | 3年 |
価格 | 9,900円〜(※記事公開時) |
ASUSの「VP228HE」はゲーミングモニターながら、新品の価格が1万円前後という安さが魅力の製品です。1万円で買えるモデルはなかなかないので、貴重です。
ASUS VP228HE モニターサイズについて
モニターサイズは21.5インチで、これまでモニ研で紹介したゲーミングモニターの中でもモバイルモニターを除けば最小のサイズです。
普段24インチ前後を使っているとちょっと小ささに違和感を感じるかもしれませんが、逆に言うとかなりコンパクトなので、
- 24インチは少し大きくて見にくい
- デスクが小さくてモニターを置くスペースがせまい
という方にはむしろおすすめです。
このコンパクトなサイズも価格が安い理由の一つですね。パネルが小さければコストが下がるので安くなります。
ASUS VP228HE リフレッシュレートについて
リフレッシュレートは75Hzです。先程も紹介したように、PS4やNintendo Switchは最大で60fpsしか出ないため、これらの家庭用ゲーム機には十分なスペックでしょう。
ただし、2020円11月に発売予定のPS5は120fps対応なのでスペック的にちょっと物足りないです。
とは言ったものの、120Hz以上のゲーミングモニターは2万円以上するものがほとんどなので予算的に難しい方もいると思います。
そういう方にとっては「テレビでやるよりは全然快適なので、まあ妥協になっちゃうけど選択肢には入るかな」という感じです。
個人的にはがんばって貯金して120Hz以上のゲーミングモニターを買ってほしいところです。
ASUS VP228HE 応答速度について
応答速度も公称値ではありますが1msと最速クラスです。FPSやTPSでも残像感を感じずプレイできる、高級ゲーミングモニターと比べても遜色ない速度ですね。
パネルは応答速度が速くコストの安いTNパネルを採用しているため、この価格でこの速さを実現できているのでしょう。
ただ安かろう悪かろうってわけではなく、応答速度が速いっていう特徴があるのでゲームプレイ用としてはむしろ優秀なパネルといえます。
代わりに色再現性が低かったり、視野角が狭いなどクリエイティブな作業や現実に近い色味で映像を見たいとか、そういう用途には向いていないです。安さとゲーム性能特化というゲーマーのためのパネルですね。
大手メーカー「ASUS」による格安ながらしっかりとゲームに必要な機能を搭載したゲーミングモニターとなってます。
※ゲーミングモニターの選び方についてはこちらの記事でまとめています
ASUS VP228HE 開封レビュー
ここからは実際に購入したASUS VP228HEの実機レビューをしていきます。
ASUS VP228HE 開封&中身をチェック
ASUS VP228HEの付属品は以下のとおりです
- D-subケーブルX1
- オーディオケーブルX1
- 電源ケーブルX1
- クイックスタートガイド×1
- 保証書×1
箱はシンプルな段ボール箱で、コスパ重視です。安いことはいいことです。
そしてモニター本体は、21.5インチとはいえ普通に両手で持たないと不安になる重さです。
ASUS VP228HE 組み立て
組み立ては超簡単でした。
まず、スタンドの突起に本体の穴をドッキングさせます。
そして台座裏のネジをしっかり回していきます。これが緩いとガタツキの原因になるので注意しましょう。
ASUS VP228HE 外観について
というわけで、実際に電源とHDMIを接続をしたの画面がこちら。
TNパネルっていうこともあって初期設定だと結構白っぽく見えます。(ただ、後で紹介する「画面プリセット」を変えればそんなに気にならない色合いになります)
サイズは縦が37.6センチ、横が51センチです。21.5インチだけあってやはり小さめに感じますね。
24.5インチのモニターと並べるとこんな感じです。
ただゲームをやっていてもそんなに違和感を感じませんでした。
ベゼルはちょっと太めで1.7センチです。
ベゼルレスのスタイリッシュさはないですが、1万円という価格を考えるとここは仕方ないかなといったところでしょう。
ASUS VP228HE 背面デザイン
背面はシンプルなASUSロゴのみです。
100mm × 100mmのVESA規格に対応しているので、モニターアームもばっちり使えます。
ASUS VP228HE 台座
台座はちょっと安っぽい感じですが、平たいデザインで変に主張したりもしないので、個人的には悪くないと思います。
ASUS VP228HEの可動性について
ASUS VP228HEの可動性について紹介していきます
角度調整はチルトのみ
角度調整は上下チルトのみで、左右可動(スイベル)や回転(ピボット)は非対応です。
上方向20° 下方向5°
チルトは上方向が20°、下方向が5°と一般的なモニターと変わらないレベルに可動します。
価格を考えると角度調整があるだけでもありがたい!
あと少し気になったのが、モニター部分が少しガタガタする点です。
スタンドのネジなどはしっかり締めてあるんですが、デスクが揺れると結構揺れるので気になる方がいるかもしれません。
ASUS VP228HE 画質について
画像だとわかりにくいのですが、同じ画像をIPSパネルのモニターにも映してみました。やっぱりTNは白っぽさを感じます。
ぼやっとしているというか、白黒の明暗差もイマイチ鮮やかさに欠けます。なので、綺麗な画像や動画を見るのにはVP228HEはちょっと向かないです。
ASUS VP228HE 視野角
視野角は178°です。TNパネルなのでIPSと比較すると狭めですが、ゲーム用なら不便に感じることはあまりないと感じました。
ただ、斜め方向から見たときの暗がりはあるため、デュアルディスプレイには向いていません。
ASUS VP228HE スピーカー性能
VP228HEはこの価格ながらスピーカーを内蔵しています。
▼音質はYouTubeでご確認ください
正直、音質は悪いです。ただ、Nintendo SwitchやPS4を繋いだ時にスピーカーやイヤホンを挿さずに音を出せるのはありがたいところ。
足音で敵の位置を聞き分けたり、ゲームのBGMをしっかり聞きたいという場合はイヤホンを使うのがおすすめです。
ASUS VP228HE 入力端子
入力端子はモニター背面の底面にあります。
HDMIが1つしかないのが残念ですね。Nintendo SwitchとPS4を持っていても2台同時に接続することができません。2台繋いだままにしたい場合は別途HDMIのハブを購入しましょう。
また、DisplayPortは非搭載です。そのため、グラフィックボードを積んでいないPCとは接続できない可能性も高いです。
使い勝手を考えるとHDMIがもう一つ欲しかった…。
ASUS VP228HE 独自機能
8つの画面設定のプリセット
ASUS VP228HEには画面設定のプリセットが8パターン用意されています。
- シーンモード
- 標準モード
- シアターモード
- ゲームモード
- 夜景モード
- sRGBモード
- 読み取りモード
- 暗室モード
個人的には画面の白さが気になったので、まずは画面設定のプリセットから「自分が一番見やすいな」と思う設定を探すところから始めるのがおすすめです。
個人的にゲームモードよりもコントラストが強いシーンモードが、「フォートナイト」や「Apex Legends」をプレイするときは見やすく感じました。
ブルーライトカット機能
ブルーライトカット機能も搭載しています。基本的にゲーム用のモニターなので、あまり使用する機会はなさそうです。
Trace Free(オーバードライブ機能)
Trace Freeはいわゆる「オーバードライブ機能」で応答速度を高速化できる機能です。この機能をオンにすることで、人よってはむしろ残像感が増したように感じる場合もあるので、とりあえずオンにしてみて合うか試してみるのがおすすめです。
GamePlus
GamePlusで照準表示とタイマー表示をすることができます。
照準表示は腰打ちでクロスヘアが出ないゲームで便利ですね。
ASUS VP228HE 実際にゲームをした感想
ASUS VP228HEを使って実際に「Splatoon2」をプレイしてみた感想です。
まず意外なことに、画像を見たときに感じていた「白っぽさ」はゲーム中はまったく感じませんでした。かなり快適にプレイできます。
サイズは21.5インチなので、一般的なモニターよりワンサイズ小さいのですが、プレイしにくいということはなかったです。
ただ、普段よりモニターを少し前に設置してプレイしました。これにより、視界に入る画面の大きさがあまり変わらなかったので違和感がなかったのだと思われます。
ASUS VP228HE レビューまとめ
以上、ASUS VP228HEについてレビューさせていただきました。
- 21.5型のコンパクトサイズゲーミングモニター
- 小さいので狭いスペースにも置ける
- 価格が1万円前後と激安
- Switch、PS4にピッタリ
- PS5を視野に入れるならリフレッシュレートが低いので微妙
- HDMIが1つなのでゲーム機が複数つなげるのがちょっと面倒
個人的には普段24インチ前後のモニターでゲームを遊んでいるので、21.5インチはちょっと小さいかなと感じました。
ただ、以下の条件にあてはまる方には十分おすすめできるゲーミングモニターです。
- 24インチが大きいと感じる人
- 少しでも安くゲーミングモニターが欲しいという人
- Nintendo SwitchやPS4用に使う人
少なくともテレビでプレイするよりは間違いなく快適な環境になります。
注意点として、PS5については120fpsに対応しているので、75Hzまでしか対応していないVP228HEでは本体の性能を活かしきれません。
※ASUS VP228HEについてはYouTubeチャンネル「モニ研」でも紹介しているので、ぜひそちらもご覧ください!
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コメント
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pcでこのモニターを使っても75fpsまでですか?