モニター買い漁って50台以上!こんにちは、モニター専門家のモニ研(@medifav)です。
カスタマイズしたPCが欲しい場合、自作PCやBTOパソコンが候補に挙がります。
どちらもカスタマイズ性が高いので、どちらにしようか迷ってしまいますよね。
しかし、それぞれのメリット・デメリットをしっかりと把握すれば、迷うことはありません。
今回の動画では初心者の方でも分かりやすいように、自作PCとBTOパソコンのどちらを選べばいいか解説します。
自作PCとBTOパソコン、それぞれの特徴とは
まずは自作PCとBTOパソコンが、それぞれどのような特徴があるのか解説します。
自作PCの特徴
自作PCとは、パソコンに必要なパーツを自分で買い揃えて組み立てたパソコンです。
自分で組み立てると聞くとハードルが高いように感じますが、実際はプラモデルよりも簡単だと表現されています。
ただし、各パーツを購入しても組み立て方が載った説明書が付いているわけではないので、インターネットで調べながら組み立てる必要があります。
また、パーツは精密機器ですので、組み立てが簡単だとは言っても、衝撃を与えないように注意して扱わなくてはなりません。
自作PCに必要なパーツは、各パーツを取り付けるマザーボードやPCの頭脳となるCPU・ゲーミングPCには欠かせない映像処理を担当するGPUなどのメインとなるパーツや、動作の安定性を左右する電源ユニット・ソフトウェアをインストールするために必要な光学ドライブなどのマイナーなパーツまですべて自分で選べます。
そのため、自分だけのオリジナルなPCを作れるので、購入したPCよりも愛着が湧くのではないでしょうか。
組み立てに必要な工具は、ドライバーやニッパー・ペンチなどの一般的な家庭にあるものだけで十分です。
BTOパソコンの特徴
BTOパソコンのBTOとは、「Build To Order」の頭文字を取った、受注生産を意味する言葉です。
通常、市販されているPCはパーツがすべて決められていますが、BTOパソコンはCPUやGPU・メモリなどの主要なパーツをいくつかの選択肢の中から自分で決めることができます。
1から全てのパーツを選ぶわけでなく、メーカーがあらかじめ選択肢を用意してくれるので、選択肢の中から選ぶだけで自分好みの性能のPCが出来上がります。
自作PCと比べるとパーツの選択肢は狭まりますが、お手軽にPCをカスタマイズしたいという方にはBTOパソコンがおすすめです。
どのような構成にするか考えるだけでワクワクしますね!
自作PC、BTOパソコンのメリット・デメリット
自作PCとBTOパソコンはどちらも自分の好みにカスタマイズできるので、どちらにしようか迷ってしまいますよね。そこで、まずはそれぞれのメリット・デメリットを把握しておきましょう。
価格の比較
まずはPCを購入するときに重要となる価格から見てみましょう。
BTOパソコンメーカーのドスパラで販売されている人気のBTOパソコン「GALLERIA XA7C-R36T」と同スペックのPCを自作した場合の価格を比べてみます。
GALLERIA XA7C-R36Tの標準仕様はミドルスペックのゲーミングPCです。
CPUはintelのCore i7、GPUはGeForce RTX 3060Tiを搭載しているため、ファイナルファンタジー14などの重めのゲームでも高画質で快適にプレイできます。
同程度の性能のPCを自作すると、こちらの表のとおり208,043円になります。
OS | Windows 10 Home 64ビット | ¥13,200 | ||
CPU | インテル Core i7-11700 | ¥38,980 | ||
グラフィック機能 | NVIDIA GeForce RTX 3060 Ti 8GB | ¥84,800 | ||
電源 | 650W 静音電源 (80PLUS BRONZE) | ¥5,480 | ||
メモリ | 16GB DDR4 SDRAM | ¥13,400 | ||
SSD | Intel 1TB NVMe SSD | ¥12,980 | ||
ケース | ガレリア専用 SKケース | ¥11,550 | ||
ファン×3 | 14cm 静音FAN | ¥2,853 | ||
マザーボード | インテル Z590 チップセットATXマザーボード | ¥24,800 | ||
合計 | ¥208,043 |
GALLERIA XA7C-R36Tが税込み209,980円ですので、ほぼ同じ価格になりました。
ただし、同等の性能を持ったパーツでも、選ぶ製品によっては価格差が出ますので、その点はご了承下さい。
今回はGALLERIA XA7C-R36Tを選びましたが、その他のBTOパソコンを選んだとしても、自作PCの方が大幅に価格が安くなることはありませんでした。
価格でだけで見ると、ほぼ同じになるので自作PCとBTOパソコンのどちらかにメリットがあるとは言えません。
納期の比較
次にPCが使えるようになるまでの期間を比較してみます。プレイしたいゲームがある場合、すぐにでもゲーミングPCが欲しいという方も多いので、使える状態になるまでどれくらいの時間がかかるのかは重要なポイントです。
まず、BTOパソコンの納期ですが、在庫切れしていなければカスタマイズをしても1週間以内に出荷されることがほとんどです。中には翌営業日出荷というショップもあります。
自作PCの場合はまずパーツをどれにするかを考え、組み立て方の勉強もする必要があります。
同時に進めていったとしても、まったくの初心者であれば組み立てが完了するまでに2週間はかかります。
また、初心者の場合は組み立てが完了してもどこかが間違っていて、しっかりと動作しないリスクもあります。
PCが使えるようになるまでの期間でも、BTOパソコンにメリットがあると言えるでしょう。
カスタマイズ性の比較
カスタマイズ性についても見ていきましょう。自作PCもBTOパソコンもカスタマイズしたい人が選ぶので、カスタマイズ性が高いかは外せないポイントです。
BTOパソコンはメーカー側が用意した数種類のパーツの中から、自分が必要な性能になるように選んでいきます。
性能面ではハイスペックにすることは可能ですが、モンスターPCと呼ばれるような超高性能なスペックや、SNSや配信映えするような奇抜なデザインには対応していません。
自作PCの場合はすべてのパーツを自分好みにカスタマイズできるので、ミドルスペックやハイスペックのPCはもちろん、モンスターPC級の性能や自分好みのデザインにも変更可能です。
そのため、カスタマイズ性は自分のアイディア次第でオリジナルなPCを作れる自作PCの方が優れています。
故障した場合の対応の比較
最後にPCが故障した場合の対応について見ていきましょう。
PCは精密部品の集まりなので、長い間使っていると何かしらの故障をするものです。
BTOパソコンはカスタマイズしているとはいえ、メーカーが作ったものなので問い合わせれば故障の原因を探ってくれたり、保証期間内であれば無償でパーツを交換してくれることもあります。
メーカーによっては1年間は完全無料で対応するサービスや出張修理を行っているところもあります。
これに対して自作PCはパーツ自体には保証が付いていますが、PC全体に対しての保証ではないため、故障したら自分で原因を突き止める必要があります。
PCの知識が乏しい人は、故障の原因を突き止められず修理を諦めてしまうこともあります。
これらのことから、保証面ではBTOパソコンにメリットがあるといえます。
BTOパソコンには保証があるので、安心感が強いです。
自作PCとBTOパソコンのどちらを選ぶべきか
それでは自作PCとBTOパソコンのどちらを選べばいいでしょうか。先ほど解説したメリット・デメリットをまとめてみましょう。
自作PC | BTOパソコン | |
価格 | △ | △ |
使えるようになるまでの時間 | ✖ | 〇 |
カスタマイズ性 | 〇 | ✖ |
保証 | ✖ | 〇 |
価格は自作PCもBTOパソコンも同程度、使えるようになるまでの時間はBTOパソコンの方が有利、カスタマイズ性は自作PCの方が有利、保証面ではBTOパソコンの方が有利となっています。
BTOパソコンが2勝1敗1分けで、自作PCよりもメリットが大きいと判断できます。
しかも、カスタマイズ性は自作PCが有利ですが、BTOパソコン程度のカスタマイズ性があれば全然問題ないという方がほとんどでしょう。
特に初心者の方であれば、自作PCの高いカスタマイズ性はパーツを選ぶ際に混乱してしまう要因となっています。
上級者のゲーマーの方でゲーミングPCに関するこだわりが強く、自分だけのPCを作りたいという方は自作PCでも問題ありませんが、
初級中級ゲーマーの方であれば、手間がかからず保証もしっかりしているBTOパソコンをおすすめします。
ゲーミングPCのカスタマイズのポイント
最後に自作PCを作成したり、BTOパソコンを購入する際のカスタマイズのポイントを簡単に解説します。
ゲーミングPCカスタマイズのポイントはこちらの2点です。
①性能面を左右するパーツの選び方
まず、性能面を左右するパーツの選び方ですが、特に重要なパーツはパソコン全体の処理を担当するCPU、映像の処理を担当するGPU、同時に作業できる容量を増やすメモリです。
CPUの選び方
CPUはintelの製品が有名ですが、Core i3・Core i5・Core i7・Core i9のラインナップがあり、数字が大きくなるほど性能が上がります。
ゲーミングPCであればCore i5以上にしましょう。Core i3は性能が低いという訳ではありませんが、重いゲームをプレイするには性能が不足します。
GPUの選び方
次に映像処理を担当するGPUは、MMORPGなどを綺麗なグラフィックでプレイするには欠かせないパーツです。GPUはNVIDIAが製造しているGeForceが有名です。
GeForceシリーズにはエントリークラスのGT1030、ミドルクラスのRTX3060Ti、ハイエンドのRTX3090などがあります。
基本的にはGeForceシリーズも製品名の数字が大きくなるほど高性能になります。
ドラゴンクエスト10などの軽めのゲームをプレイするのであればエントリークラスのGT1030でも十分ですが、最新のゲームをプレイするのであればミドルクラスのRTX3060Ti以上のスペックをおすすめします。
メモリの選び方
また、メモリの選び方も大切です。メモリは机の広さのようなもので、容量が大きいほど同時に多くの作業をすることができます。
PCの頭脳となるCPUが優秀でも、机の広さが狭いと作業できる量が減ってしまいます。
メモリの容量には4GB・8GB・16GB・32GBなどがあります。
ゲーミングPCの場合、最低でも8GBは必要です。できれば16GB以上を選ぶと快適にプレイができるでしょう。
②ゲーミングPCならではのライティング
ゲーミングPCは性能面だけではなく、プレイ中の気分を盛り上げてくれるデザイン性も欠かせません。
ゲーミングPCならではのデザインと言えば、PC本体を綺麗に彩るライティングです。
ライティングをすることで、動画配信をするときやSNSに写真を上げるときに映えるので、注目を集めやすくもなります。
PCを光らせるには、ファンやGPUなどパーツ自体が光るものを取り付けるか、LEDライトを取り付けるだけです。
専用のソフトウェアをインストールすれば、光り方を自分の思い通りの色に変更できます。
熱さがほとばしるレッドやクールなプレイスタイルに合うブルー、煌びやかにPCを彩るレインボーなどカッコよくカスタマイズしましょう。
ライティングされたPCは気分を上げてくれます!
まとめ
以上、自作PCとBTOパソコンのどちらがいいのかを解説しました。
自分だけのゲーミングPCを持ちたいのであれば、カスタマイズ性が高い自作PCかBTOパソコンが候補になります。
初心者の方にとって自作PCはカスタマイズ性が高すぎたり、保証が無かったりとデメリットが多いのでBTOパソコンをおすすめします。