モニター買い漁って50台以上!こんにちは、モニター専門家のモニ研(@medifav)です。
PCを購入するときに必ずチェックが必要なのがCPUです。
CPUはゲームを快適にプレイするために必須の部品ですが、その他のアプリケーションの動きにも大きく影響します。
今回の動画では、初心者の方にも分かりやすいようにCPUとは何か、CPUがゲームプレイに与える影響について解説します。
CPUの役割とは
最初にCPUとは何なのか、PCの部品の中でどのような役割を担っているのか、について解説します。
CPUの役割とは
CPUとは簡単に言うと【PCの頭脳】です。
PCは数多くの計算や情報処理をおこなうことで動作しています。その計算や情報処理を担っているのがCPUです。
CPUは「Central Processing Unit(セントラル プロセシング ユニット)」の頭文字を取ったものです。日本語にすると「中央処理装置」となります。
この名前からもPCの中心的な部品だということが分かります。
CPUはPCの頭脳と呼ばれる中心的なパーツです!
CPUとGPUの違いとは
名前が似ている部品にGPUというものがあります。
GPUも「PCの頭脳」と呼ばれることがありますが、CPUはPC全体の情報処理をおこなうのに対して、GPUは画像や3Dグラフィックスなど映像処理専門の部品です。
GPUの性能が低くてもゲームや3Dを使用するアプリケーションなどにしか影響しませんが、CPUの性能が低いと映像系の動作を含めて、全ての動作に影響が出ます。
このようにCPUはとても重要な部品ですので、ポイントを押さえて自分に最適なものを選びましょう。
CPUの性能がゲームプレイに与える影響とは
次にCPUの性能がゲームプレイに与える影響について解説します。
GPUの性能をフルに発揮できる
最近のゲームは3Dが多いので、画像処理を担っているGPUの性能に左右されることは想像しやすいと思います。
しかし、そのGPUの性能を十分に発揮させるには、CPUの性能も高い必要があります。
当たり判定の処理などが早くなる
CPUはPC全体の計算や情報処理をしているので、CPUの性能が低ければゲームプレイのパフォーマンスも落ちてしまいます。
例えば、多くの敵と銃弾を打ち合うFPSでは、敵がどこにいるのか、銃弾が当たったのかなどはCPUが処理を担当します。
そのため、CPUの性能が低いと敵のいる位置がワープするように急に移動してしまったり、ダメージを受けた時の判定が遅くなったりしてしまいます。
高性能なGPUを使用して、きれいな映像を表示できたとしても、CPUの性能が低ければ快適なゲームプレイができずに台無しになってしまうでしょう。
ミドルクラスのGPUを使用するのであれば、ミドルクラス以上のCPUを。
ハイエンドなGPUを使用するのであれば、ハイエンドなCPUを使用するのが基本です。
CPUの選び方
次にゲーミングPCのCPUは、どのように選んだらいいかについて解説します。
CPUを選ぶ際に知っておきたいことは次の3つです。
①CPUの2大メーカー、intel(インテル)とAMD(エイ・エム・ディ)
まず、CPUの2大メーカーについて説明します。
CPUの主なメーカーはintelとAMDです。基本的にはこの2社のうち、どちらかのCPUを選びます。
intelは耳に残るキャッチコピーで有名な「インテル入ってる」の会社です。
インテル入ってるは何が入っているの?と疑問があると思いますが、実はPC内にintel製のCPUが入っている、ということです。
それほどまでに世界のPCには、多くのintel製CPUが使われています。
AMDはPC初心者の方は聞いたことが無いのではないでしょうか。
もともとintelに次ぐ第2のCPUメーカーでしたが、intelと同程度の性能のCPUをリーズナブルな価格で発売したことから、intelと肩を並べるメーカーとなりました。
AMDのCPUブランドには、Ryzen、アスロンなどがあります。ゲームをするのであれば、性能が高いRyzenシリーズを使います。
②CPUのグレードと世代
次に「CPUのグレードと世代」について説明します。
CPUのグレード
まず、グレードについてですが、intelのCore iシリーズ・AMDのRyzenシリーズともに数字でグレードが表されています。グレードは3,5,7,9の4種類です。
数字が大きくなるほど性能も高くなります。
intelの場合は「Core i3」「Core i5」、AMDの場合は「Ryzen 3」「Ryzen 5」など製品名でグレードを判断できます。
グレードが同じであれば、intelとAMDのCPUは同程度の性能です。
ゲーム向けであれば、Core i5とRyzen 5以上のグレードを選びましょう。
Core i3やRyzen3は、ゲームには向きませんが仕事などで作業をする分には問題ないので、コストパフォーマンスに優れています。
世代が違うとCPUの性能が大きく変わるので、第何世代か必ずチェックしましょう!
CPUの世代
次にCPUの世代について説明します。
CPUには同じグレードでも、新しく発売された世代のものと、以前から発売していた旧世代の製品があります。基本的には新しい世代の方が、性能が高くなっています。
出来れば新しい世代のものが欲しいので、製品名で世代を見分けるようにしましょう。
intelの場合は「i7-1165G7」という形で表記されているので、これは11世代だと判別できます。ちなみに、intelの最新は12世代です。
Ryzenの場合は「Ryzen 9 3900X」という形で表記されています。そのため、この製品は第3世代となります。
Ryzenの最新は第4世代です。ただし、製品名で4千番台は飛ばされているので、「Ryzen 5 5600X」となっていたら、台第4世代です。
③コア数
最後にCPUの選び方で知っておきたいのは、「コア数」です。
コアとはCPUの中で実際に処理作業をする部分です。
CPUにはコアが1つだけ入っている「シングルコア」や、コアが2つの「デュアルコア」などがあります。最近ではコアが4つ、6つ、8つのCPUも主流となっています。
コアを料理に例えると、シングルコアはシェフが一人で料理を作っているレストランです。
ダブルコアはシェフ二人で料理を作っているレストランです。
シェフが多ければ同時に多くの料理を作れるのと同じように、コアが多ければ同時に多くの処理をおこなえます。
おすすめのCPU
続いて、ゲーミングPCにおすすめのCPUを紹介します。
初めての方でも選びやすいように、エントリークラス・ミドルクラス・ハイエンドクラスに分けて紹介するので、自分のゲーム環境にはどれが合うか考えながらご覧ください。
エントリークラスのおすすめCPU
エントリークラスでおすすめのCPUはintelの「Core i5 12400F」とAMDの「Ryzen 5 3400K」です。
ブラウザゲームなどの軽いゲームであれば、GPUが無くても快適にプレイできます。
また、Apex Legendsやドラゴンクエスト10などの軽めのオンラインゲームは、同じくエントリークラスのGPUがあればフルHD画質でも楽しむことが可能です。
ビジネス目的の事務作業であれば、オーバースペックと言えるほどの性能を持っているCPUですが、ゲーム目的であればエントリークラスだと覚えておきましょう。
ミドルクラスのおすすめCPU
ミドルクラスでおすすめのCPUは、intelの「Core i7 12700F」とAMDの「Ryzen 7 3800XT」です。
同じくミドルクラスのGPUと組み合わせれば、お互いの性能を十分に発揮できます。
この性能であればフルHDよりも高画質な、WQHDや4Kでゲームをプレイすることが可能です。
オープンワールドのゲームやMMORPGなどは、グラフィックを売りにするほど綺麗な世界観で描かれています。
映像重視のゲームをWQHDや4Kでプレイすれば、没入感が増して、よりゲームにのめり込めるでしょう。
また、FPSをプレイするのにも快適です。
敵の動きがワープしてしまうなどの処理遅れが少なく、ダメージの判定などその他のラグも減少するので快適なプレイが可能です。
大会に出場して上位を目指すレベルの方には物足りないかもしれませんが、自宅でFPSをやり込むくらいのゲーマーの方におすすめです。
具体的なゲーム名では、ファイナルファンタジー14やシャドウオブザトゥームレイダーなどの中程度の重さのゲームであれば4K画質でもストレスなくプレイ可能です。
また、レッド・デッド・リデンプション2やファイナルファンタジー15などの重いゲームでも、フルHD画質であればストレスなくプレイできます。
ハイエンドクラスのおすすめCPU
最後に紹介するのは、最高画質でオープンワールドのゲームを楽しみたい方や、FPSで大会に出場して上位を目指すレベルのゲーマー向けのCPUです。
ハイエンドクラスのCPUは、intelの「Core i9 12900K」とAMDの「Ryzen 9 5900X」です。性能を引き出すために、GPUもハイエンドクラスを取り付けましょう。
ハイエンドクラスのCPUとGPUは金額もかなり高くなるため、よほどのゲーム好きでなければ導入する人は少数です。
資金に余裕があって、これからPCでゲームをやり込んでいきたいという方は検討してもいいでしょう。
まとめ
以上、初心者ゲーマー向け CPUの選び方を解説しました。
CPUはGPUと並び、快適にゲームをプレイするのに欠かせない部品です。また、ゲーム以外のソフトウェアなどの動きにも影響します。
PCでゲームをするにはCore i5やRyzen 5以上のスペックがおすすめです。自分のプレイ環境に合ったCPUを選んでください。