Dell S2725DCについて

こんにちは、モニ研です。今回は、価格.comモニター売れ筋ランキングで6位にランクインしている「Dell S2725DC」について詳しく解説していきます。
Dell S2725DCは、27インチのWQHD(2560×1440)解像度に、IPSパネルを搭載し、最大144Hzのリフレッシュレートに対応した液晶モニターです。さらにUSB-C(65W給電対応)を搭載しており、ノートPCをケーブル1本で接続・充電できるという利便性も兼ね備えています。実売価格は約32,799円(税込)で、この機能セットを考えると非常にコスパの高い製品です。
Dellは言わずと知れた世界最大級のPCメーカー。モニター市場でも長年にわたってトップシェアを維持しており、ビジネスユーザーからゲーマーまで幅広い層に支持されています。特にDellのモニターは3年間の無輝点交換保証(プレミアムパネル保証)が標準で付属するのが大きな特徴。ドット抜けが1つでもあれば交換してもらえるという、業界トップクラスの手厚い保証体制が魅力です。
S2725DCは「Dell Plus」シリーズに位置づけられたモデルで、「仕事も遊びも、この1台で」というコンセプト。144Hzの滑らかな映像表示はゲームにも日常使いにも最適で、USB-C 65W給電はMacBookやDell XPS、ThinkPadなど多くのノートPCを充電しながら映像出力できます。さらに高さ・チルト・スイーベル・ピボットのフル調整スタンドに、6Wステレオスピーカー内蔵、USBハブ機能まで搭載するなど、約3.3万円とは思えない充実ぶり。「全部入り」と言っても過言ではないモニターです。それでは詳しく見ていきましょう。
Dell S2725DCのスペック

まずはDell S2725DCの主要スペックを一覧表で確認しましょう。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| モデル名 | Dell S2725DC |
| 画面サイズ | 27インチワイド |
| パネルタイプ | IPS |
| 表面処理 | 非光沢(ノングレア / アンチグレア 3H) |
| 解像度 | 2560×1440(WQHD) |
| リフレッシュレート | 最大144Hz |
| 応答速度 | 4ms(GTG Extreme)/ 5ms(GTG Fast)/ 8ms(GTG)/ 1ms(MPRT) |
| 輝度 | 350 cd/m²(標準) |
| コントラスト比 | 1,500:1 |
| 色域 | sRGB 99%(CIE 1931) |
| 表示色 | 約1,670万色(8bit) |
| 視野角 | 上下178° / 左右178° |
| HDR | 非対応 |
| 可変リフレッシュレート | AMD FreeSync / HDMI 2.1 VRR / G-SYNC Compatible |
| 映像入力端子 | HDMI 2.1(TMDS)×1 / DisplayPort 1.4 ×1 / USB-C(DP Alt Mode)×1 |
| USB-C(アップストリーム) | USB-C 5Gbps(DP 1.4 Alt Mode / 65W給電)×1 |
| USB-C(ダウンストリーム) | USB-C 5Gbps(15W給電)×1 |
| USB-A(ダウンストリーム) | USB-A 5Gbps ×1 / USB-A 5Gbps(BC 1.2対応)×1 |
| スピーカー | 3W × 2(ステレオ) |
| スタンド機能 | 高さ調整(110mm)/ チルト(-5°~+21°)/ スイーベル(左右30°)/ ピボット(±90°) |
| VESAマウント | 100×100mm対応(クイックリリース) |
| 消費電力 | 通常21.4W / 最大175W(USB-C給電含む)/ スタンバイ0.3W |
| 本体サイズ(スタンド込み) | 611.34×500.13×201.83mm |
| 重量(スタンド込み) | 約6.48kg(パネルのみ約4.62kg) |
| 本体カラー | アッシュホワイト |
| 目の保護機能 | フリッカーフリー / ブルーライト軽減 / TÜV 4つ星認証 |
| 保証 | 3年間保証(良品先出しサービス+プレミアムパネル保証) |
| 付属ケーブル | 電源ケーブル / USB-C to USB-Cケーブル(1.0m) |
| 価格(税込) | 約32,799円 |
スペック表を見ていただければわかるように、Dell S2725DCは約3.3万円という価格帯でありながら、144Hz・USB-C 65W給電・フル調整スタンド・ステレオスピーカー・USBハブとほぼ全部入りの構成です。この価格帯のWQHDモニターとしては間違いなくトップクラスのスペックと言えるでしょう。
Dell S2725DCの特徴・メリット

USB-C 65W給電でケーブル1本接続が実現
Dell S2725DCの最大のセールスポイントは、USB-C(65W Power Delivery)に対応していることです。USB-Cケーブル1本でノートPCに映像信号・データ通信・電力供給の3つを同時に行えるため、デスク周りが劇的にスッキリします。
65Wの給電能力があれば、MacBook Air、MacBook Pro 14インチ、Dell XPS 13/15、ThinkPad X1 Carbon、Surface Laptopなど、ほとんどのビジネスノートPCを充電しながら使用可能です。帰宅したらUSB-Cケーブルを挿すだけで、大画面での作業開始と同時に充電も始まる。これは一度体験すると元には戻れない快適さです。
さらに、USB-CポートはDisplayPort 1.4 Alt Modeにも対応しているため、WQHD 144Hzの全性能をUSB-C接続でもフルに発揮できます。「USB-Cだとリフレッシュレートが制限される」といった心配は不要です。
加えて、モニター側にはUSB-Aダウンストリームポートが2つ(うち1つはBC 1.2対応で急速充電可能)と、USB-C 15Wダウンストリームポートが1つ搭載されています。つまり、S2725DC自体がUSBハブとしても機能します。キーボードやマウスのレシーバー、USBメモリ、スマートフォンの充電ケーブルなどをモニターに接続しておけば、ノートPCはUSB-C 1本で全てのデバイスと繋がります。ドッキングステーションが不要になるレベルの利便性です。
特筆すべきは、ダウンストリームのUSB-CポートとUSB-Aポートの一部がモニター下部のポップアウトハブとして配置されている点。頻繁に抜き差しするデバイスのために、手の届きやすい位置にポートがあるのは非常に実用的な設計です。
144Hzの高リフレッシュレートで仕事もゲームも滑らか

Dell S2725DCは最大144Hzのリフレッシュレートに対応しています。一般的なモニターの60Hzと比較して2.4倍の描画能力を持っており、あらゆる動きが圧倒的に滑らかに見えます。
ゲームでの恩恵はもちろんですが、実はビジネス用途でも144Hzは大きなメリットがあります。ウェブページのスクロール、ExcelやGoogleスプレッドシートの操作、ウィンドウの移動やリサイズなど、日常的な操作が全て滑らかになります。文字のスクロール時に生じるぶれ感が大幅に軽減されるため、長時間の作業でも目の疲労が減ります。
「60Hzで困ってないけど…」という方も多いかもしれませんが、正直なところ、144Hzに慣れた後に60Hzモニターに戻ると「こんなにカクカクだったの!?」と驚くレベルです。USB-C対応モニターは60Hz〜75Hz程度の製品が多い中、144Hzまで対応しているのはS2725DCの大きな差別化ポイントです。
応答速度4ms(GTG)+1ms MPRT対応で残像感を軽減

応答速度はExtremeモードで4ms(GTG)、さらに1ms MPRT(Motion Picture Response Time)にも対応しています。MPRTはストロボバックライト技術を使って残像感を低減する機能で、動きの速いゲームでの視認性が向上します。
USB-C対応の万能モニターでありながら、ゲーミング用途もしっかりカバーしているのがS2725DCの強み。もちろん、ガチガチの競技向けゲーミングモニター(240Hz/0.5ms)には及びませんが、カジュアルゲーミングからミドルゲーマーまでは十分に満足できる応答性能です。
Dellの3年保証+プレミアムパネル保証が最強すぎる

モニターを選ぶ上で意外と見落としがちなのが保証内容ですが、Dellの保証は業界最強レベルです。Dell S2725DCには以下の保証が標準で付属します。
- 3年間のハードウェア保証 — 通常使用での故障は3年間無償修理・交換
- 良品先出しサービス(Advanced Exchange Service) — 故障時は先に新品(または同等品)を送ってもらい、その後故障品を返送。修理完了まで待つ必要がない
- プレミアムパネル保証 — 輝点(常時点灯するドット抜け)が1つでもあれば交換対応
特にプレミアムパネル保証は強力です。他メーカーでは「ドット抜けは5個以上で交換」「ドット抜けは保証対象外」というのが一般的ですが、Dellはたった1個の輝点でも交換してもらえます。モニターは毎日見るものですから、画面にドット抜けがあると地味にストレスが溜まりますよね。その心配がゼロになるのは非常に心強いです。
3年保証というのも重要なポイント。多くのモニターメーカーが1年保証、一部が2年保証なのに対し、Dellは3年間しっかりカバーしてくれます。約3.3万円のモニターで3年間安心して使えるのは、トータルコストで考えると圧倒的にお得です。
フル調整スタンドが標準付属

低価格帯のモニターでは「チルト(上下の傾き)のみ」のスタンドが一般的ですが、Dell S2725DCは高さ調整・チルト・スイーベル・ピボットの4つ全てに対応したフル調整スタンドを標準装備しています。
- 高さ調整:110mm(約11cm)の調整幅
- チルト:-5°~+21°
- スイーベル(左右首振り):左右30°ずつ
- ピボット(画面回転):±90°(縦置き対応)
高さ調整は、正しい姿勢でのデスクワークに不可欠。長時間作業するなら、目線の高さにモニターを合わせることで肩こりや首の痛みを大幅に軽減できます。スイーベル機能があると、隣に座っている同僚に画面を見せるときにもサッと回転させられます。
そしてピボット機能で画面を90°回転して縦置きにも対応。ウェブページの閲覧やプログラミング、長文ドキュメントの編集では、縦置きにすると一度に表示できる情報量が大幅に増えます。WQHD解像度の縦置きは1440×2560ピクセルになるので、非常に広い作業スペースが確保できます。
VESAマウントは100×100mmに対応しており、クイックリリース機構でスタンドの脱着も簡単。モニターアームに変更する際もスムーズです。
6Wステレオスピーカー内蔵で手軽に音声出力

Dell S2725DCには3W×2のステレオスピーカーが内蔵されています。モニター内蔵スピーカーとしては比較的出力が高く、日常的な音声出力には十分な品質です。
YouTube視聴やオンライン会議、ちょっとしたBGM再生程度であれば、外部スピーカーなしでも問題ありません。もちろん、本格的な音楽鑑賞やゲームのサウンドを堪能したい場合は外部スピーカーやヘッドホンの方が良いですが、「とりあえず音が出る」状態をモニター1台で完結できるのは便利です。
USB-C接続の場合、映像信号と一緒に音声信号も転送されるので、追加のオーディオケーブルも不要。本当にケーブル1本で全て完結します。
HDMI 2.1対応でPS5との相性も抜群

Dell S2725DCのHDMIポートはHDMI 2.1(TMDS)に対応しています。これにより、WQHD解像度で最大144HzまでのHDMI接続が可能。さらにHDMI 2.1 VRR(可変リフレッシュレート)にも対応しているため、PS5のVRR機能を活用してティアリングのない滑らかなゲームプレイが楽しめます。
従来のHDMI 2.0では、WQHD 144Hz出力には帯域が足りず、リフレッシュレートを120Hz程度に制限する必要がありましたが、HDMI 2.1対応のS2725DCならその心配は不要です。PS5はもちろん、Xbox Series X/Sとの接続でもWQHD 120fpsを実現できます。
アッシュホワイトのスタイリッシュなデザイン
Dell S2725DCはアッシュホワイトカラーを採用しており、明るくスタイリッシュな印象です。スタンドはシルバー系のシンプルなネックデザインと長方形のベースで、デスクの上に置いても主張しすぎず、どんなインテリアにも馴染みます。
ベゼル幅は上部・左右が約7.3mm、下部が約13mmと、スリムベゼル設計。デュアルモニター環境で並べても、画面間の隙間が最小限に抑えられます。Dellの特徴的なデュアルステージベゼル(薄いパネルフレームと外側のハードフレームの2層構造)により、見た目の高級感もしっかり確保されています。
OSD(オンスクリーンディスプレイ)は背面右下のジョイスティックで操作。独立した電源ボタンも備わっているため、電源のオンオフも快適です。
TÜV 4つ星認証の目に優しい設計
Dell S2725DCはTÜV Rheinland(テュフ・ラインランド)の4つ星アイコンフォート認証を取得しています。これはフリッカーフリー、ブルーライト軽減、均一な輝度分布など、複数の項目で目の保護基準を満たしていることを示す認証です。
フリッカーフリー技術により、画面のちらつきを最小限に抑え、長時間の使用でも目への負担を軽減。ブルーライト軽減モードを使えば、夜間の作業でも目に優しい表示が可能です。在宅ワークで1日8時間以上モニターに向かう方にとって、目の保護機能の充実度は重要なポイントでしょう。
Dell S2725DCのデメリット・注意点

HDR非対応
Dell S2725DCはHDR(High Dynamic Range)に対応していません。HDR対応コンテンツの明暗差を忠実に表現したい方にとっては残念なポイントです。
ただし、この価格帯で搭載されるHDRは多くの場合「DisplayHDR 400」で、輝度400cd/m²程度では本格的なHDR体験とは言い難いのが実情です。真のHDR体験にはDisplayHDR 600以上、理想的にはDisplayHDR 1000クラスが必要で、それらは10万円以上の製品がほとんど。中途半端なHDRを載せるよりも、スペックシート上のハッタリを排除して実用的な機能に投資したのは、Dellらしい合理的な判断と言えるでしょう。
sRGB 99%の色域と1,500:1のコントラスト比、350cd/m²の輝度は、SDRコンテンツの表示品質としては十分な水準です。日常使いで「色が薄い」「暗い」と感じることはまずありません。
付属ケーブルがUSB-Cのみ(HDMI・DPケーブルは別売)

Dell S2725DCに付属するケーブルは電源ケーブルとUSB-C to USB-Cケーブル(1.0m)のみです。HDMIケーブルやDisplayPortケーブルは付属しません。
USB-C接続をメインに使う方なら問題ありませんが、デスクトップPCやゲーム機とHDMI/DP接続する場合は別途ケーブルの購入が必要です。HDMI 2.1の性能をフルに発揮するには「Ultra High Speed HDMI」規格のケーブルが必要で、安物のケーブルでは144Hzで動作しない場合があるので注意しましょう。
また、付属のUSB-Cケーブルは1.0mとやや短め。ノートPCの配置によっては長さが足りないケースもあるかもしれません。長めのUSB-Cケーブルが必要な場合は、DP Alt Mode対応の高品質ケーブルを別途用意することをおすすめします。
色域がsRGB 99%止まり(DCI-P3カバーは非公称)

色域はsRGB 99%をカバーしていますが、動画編集やグラフィックデザインで重視されるDCI-P3やAdobe RGBのカバー率は公称されていません。プロフェッショナルなクリエイティブ作業には物足りない部分があります。
ただし、一般的なオフィスワーク、ウェブブラウジング、写真の閲覧、SNSへの画像アップロード程度であれば、sRGB 99%で十分すぎるほどの色再現性です。趣味レベルの写真編集やYouTubeサムネイル作成なども問題なくこなせます。
プロのカラーグレーディングやDTP作業がメインの方は、DCI-P3 95%以上をカバーする上位モデルを検討した方がよいでしょう。
USB-C給電は65Wが上限

USB-C給電の出力は最大65Wです。MacBook Pro 16インチ(96W充電器推奨)やDell XPS 17、ゲーミングノートPC(130W〜)など、消費電力の大きいハイパフォーマンスノートPCでは65Wでは充電が追いつかない場合があります。
65Wあれば、MacBook Air、MacBook Pro 13/14インチ、ThinkPad X1 Carbon、Dell XPS 13、Surface Laptop、HP Spectreなど大多数のビジネスノートPCは問題なく充電できます。高負荷時に充電速度が遅くなるケースはありますが、バッテリーが減り続けるということはまず起こりません。
なお、MacBook Pro 16インチの場合でも65Wで低速充電は可能です。「使いながら満充電が遅い」程度の影響で、実用上は大きな問題にはならないでしょう。
重量がやや重め(スタンド込み約6.5kg)

スタンド込みの重量は約6.48kgです。27インチモニターとしてはやや重めの部類に入ります。これはフル調整スタンドの金属パーツと内蔵電源(ACアダプターが不要な内蔵型)の重さが影響しています。
一度設置してしまえば気にならない重さですが、頻繁にモニターの位置を変えたり、持ち運んだりする方は留意しておきましょう。逆に言えば、重いスタンドのおかげで安定性は抜群。デスクでの揺れが少なく、しっかりと据え置けます。
Dell S2725DCのゲーム性能

FPS・シューティングゲーム

144Hzリフレッシュレートと4ms(GTG Extreme)の応答速度、さらに1ms MPRT対応という組み合わせは、カジュアル〜ミドルクラスのFPSプレイヤーにしっかり対応できるスペックです。
Apex Legends、フォートナイト、オーバーウォッチ2などのバトルロイヤル系・チーム対戦系FPSでは、60Hzモニターからの移行で明確な差を感じられます。WQHDの高精細表示により遠くの敵の視認性も向上し、144Hzの滑らかな描画でエイム追従もしやすくなります。
AMD FreeSync対応に加え、NVIDIA G-SYNC Compatibleにも対応しているため、NVIDIA/AMDどちらのグラフィックカードでもティアリングのないスムーズな映像を楽しめます。
ただし、VALORANT、CS2などの競技系FPSを真剣にプレイし、ランク上位を目指す方には240Hz以上のモニターをおすすめします。プロシーンでは240Hz〜360Hzが標準であり、フレーム単位の差が勝敗を分けるレベルでは144Hzではやや物足りません。また、本気の競技プレイではフルHD(1920×1080)の方が必要なGPU性能が低く、安定して高フレームレートを維持しやすいです。
評価:★★★★☆(カジュアル〜ミドルゲーマーには最適、ガチ競技にはスペック不足)
RPG・アクションRPG
RPGジャンルこそ、Dell S2725DCが最も真価を発揮する用途です。WQHD(2560×1440)の高精細表示で、ファイナルファンタジーシリーズ、エルデンリング、モンスターハンターワイルズ、スターフィールドなどの美しいグラフィックを存分に堪能できます。
27インチの画面サイズはRPGの壮大な世界観を楽しむのに最適で、IPSパネルの鮮やかな発色がファンタジー世界の色彩を忠実に再現。144Hzの滑らかさで戦闘シーンも快適に表示されます。sRGB 99%の色域は、ゲーム開発者が意図した色を正確に映し出してくれるでしょう。
フル調整スタンドで最適な位置にモニターを固定し、内蔵スピーカーでBGMを聞きながら、USB-C 1本でノートPCと接続して…と、RPGに没入するための環境がこのモニター1台で完成します。
評価:★★★★★(WQHDの美しさと144Hzの滑らかさで最高の体験)
PS5 / Xbox Series X/S

Dell S2725DCはHDMI 2.1(TMDS)に対応しているため、PS5やXbox Series X/SとWQHD 120fps接続が可能です。さらにHDMI 2.1 VRRにも対応しており、対応ゲームではティアリングのない滑らかなプレイが楽しめます。
PS5は2023年のアップデートでWQHD出力に正式対応しました。S2725DCならPS5のWQHD 120fps出力をフルに活かすことができ、PS5ユーザーにとって理想的なモニターの一つと言えます。スパイダーマン2、ホライゾン、GT7などの120fps対応タイトルを、WQHD解像度で滑らかに楽しめます。
Xbox Series X/SもWQHD 120fpsに対応しているため、こちらも同様にフル性能を発揮できます。コンソールゲーマーにとって、HDMI 2.1対応かつWQHD 120fps+VRR対応のモニターが約3.3万円で手に入るのは非常に魅力的です。
Nintendo SwitchはフルHD(1920×1080)が最大出力のため、WQHDモニターではアップスケーリング表示になります。27インチで1080pは若干粗く見える可能性がありますが、普通にプレイする分には問題のないレベルです。
評価:★★★★★(HDMI 2.1 VRR対応でPS5/Xboxの性能をフル活用)
Dell S2725DCのライバル比較

Dell S2725DCと同価格帯のライバルモニターを比較してみましょう。
| 項目 | Dell S2725DC | LG 27GR75Q-B | ASUS ProArt PA278CGV |
|---|---|---|---|
| 画面サイズ | 27インチ | 27インチ | 27インチ |
| 解像度 | WQHD(2560×1440) | WQHD(2560×1440) | WQHD(2560×1440) |
| パネル | IPS | IPS | IPS |
| リフレッシュレート | 144Hz | 165Hz | 144Hz |
| 応答速度 | 4ms GTG / 1ms MPRT | 1ms GTG | 5ms GTG |
| USB-C給電 | 65W対応 | 非対応 | 96W対応 |
| USBハブ | USB-A×2 + USB-C×1 | 非搭載 | USB-A×3 + USB-C×1 |
| スピーカー | 3W×2 | 非搭載 | 2W×2 |
| スタンド機能 | 高さ/チルト/スイーベル/ピボット | 高さ/チルト/ピボット | 高さ/チルト/スイーベル/ピボット |
| HDMI | HDMI 2.1(TMDS)×1 | HDMI 2.0 ×2 | HDMI 2.0 ×1 |
| 色域 | sRGB 99% | sRGB 99% / DCI-P3 95% | sRGB 100% / DCI-P3 95% |
| 保証 | 3年(プレミアムパネル保証) | 3年 | 3年 |
| 価格(税込) | 約32,799円 | 約35,000円 | 約55,000円 |
LG 27GR75Q-Bとの比較:LGの27GR75Q-Bは165Hz/1ms GTGとゲーミング性能ではS2725DCを上回りますが、USB-C非対応、スピーカー非搭載、USBハブなしと、接続周りの利便性は大きく劣ります。「純粋にゲームだけに使うならLG、仕事とゲームを両方やるならDell」という棲み分けです。色域もDCI-P3 95%をカバーしているため、クリエイティブ用途ではLGに分があります。ただし、PS5でWQHD 120fpsを活かしたい場合はHDMI 2.1対応のS2725DCが有利です。
ASUS ProArt PA278CGVとの比較:ASUSのProArtシリーズはクリエイター向けモニターの定番。USB-C 96W給電やDCI-P3 95%カバーなど、クリエイティブ用途ではS2725DCを上回るスペックです。しかし、価格が約55,000円と約2万円以上高いのが難点。プロレベルの色精度が必要でなければ、S2725DCの方がコスパで圧倒的に優れています。
結論として、「USB-C給電 + 144Hz + WQHD + フル調整スタンド + スピーカー」を全て備えて約3.3万円というDell S2725DCのバランスの良さは、このクラスではトップレベルです。何か1つの機能に特化した製品には敵わない面もありますが、総合力ではS2725DCが一歩リードしていると言えるでしょう。
Dell S2725DCはこんな人におすすめ

おすすめな人

- ノートPCとUSB-C 1本で接続したい方 — 65W給電+映像出力+データ通信がケーブル1本で完結。デスク周りがスッキリします
- 在宅ワーク用の万能モニターが欲しい方 — WQHDの広い作業領域、144Hzの滑らかさ、フル調整スタンド、スピーカー内蔵と、テレワークに必要な機能が全部入り
- 仕事にもゲームにも使える1台が欲しい方 — 昼はUSB-Cでノートを繋いで仕事、夜はHDMIでPS5を繋いでゲーム、という使い分けに最適
- PS5・Xbox Series X/SでWQHD 120fpsを楽しみたい方 — HDMI 2.1+VRR対応で、次世代コンソールの性能をフルに引き出せます
- 長期保証を重視する方 — Dellの3年保証+プレミアムパネル保証は業界最強クラス。安心感が違います
- デスクに白いモニターを置きたい方 — アッシュホワイトのスタイリッシュなデザインで、白いデスク環境にピッタリ
- カジュアル〜ミドルゲーマー — 144Hz+AMD FreeSync+G-SYNC Compatible対応で、幅広いゲームを快適にプレイ可能
おすすめできない人

- 競技系FPSでトップランクを目指す方 — 240Hz以上、応答速度1ms以下のガチゲーミングモニターを選びましょう
- プロのクリエイターでDCI-P3広色域が必要な方 — sRGB 99%では本格的なカラーグレーディングには不足。上位のクリエイターモニターを検討してください
- HDRコンテンツを重視する方 — HDR非対応のため、映画やHDR対応ゲームの真の映像表現は楽しめません
- 96W以上のUSB-C給電が必要な方 — MacBook Pro 16インチなどの高消費電力ノートPCでは、65W給電では充電速度が遅くなる場合があります
- とにかく安さを最優先する方 — USB-C不要でゲーム専用なら、2万円台のゲーミングモニターの方がコスパは高いです
まとめ:USB-C対応WQHD 144Hzモニターの新定番

Dell S2725DCは、「仕事もゲームもこれ1台」を約3.3万円で実現した、バランスの鬼のようなモニターです。
27インチWQHD 144Hz、USB-C 65W給電、HDMI 2.1、フル調整スタンド、ステレオスピーカー、USBハブ機能、そしてDellの3年プレミアムパネル保証。このスペックを全て備えたモニターがこの価格で手に入るのは、正直言って驚異的です。
もちろん、競技FPS向けの圧倒的な高速応答性や、プロクリエイター向けの広色域パネルは搭載されていません。HDRにも非対応です。しかし、「80%のユーザーが求める機能を100%の完成度で詰め込んだ」のがこの製品の価値です。尖った性能よりも、日々の使いやすさとトータルバランスを重視する方にとって、これ以上の選択肢はなかなかありません。
特にリモートワーク・在宅勤務が定着した今、USB-C 1本接続の快適さは一度体験すると手放せなくなります。朝の出社(デスクへの着席)がUSB-Cケーブルを挿すだけ、退勤は抜くだけ。ノートPCの充電器を別途用意する必要もありません。この「ケーブル1本生活」の快適さは、仕事の効率だけでなくストレスの軽減にも直結します。
そして仕事が終わったら、HDMIでPS5やXboxを繋いでWQHD 120fpsのゲームを楽しむ。144Hz+VRR対応の滑らかな映像で、趣味のゲーム時間も充実します。まさに「1台で全部こなすモニター」の理想形と言えるでしょう。
価格.comの売れ筋ランキング6位にランクインしているのも納得の、実力派USB-Cモニターです。「USB-C対応のWQHDモニターが欲しいけど、どれを選べばいいかわからない」という方は、Dell S2725DCを選んでおけば間違いありません。
モニ研としての総合評価は★4.5/5.0。USB-C給電対応モニターとしてのコスパは文句なしの★5、ゲーミング性能と色域の幅を加味して総合★4.5としました。仕事とゲームを1台のモニターで両立させたい全ての方に、自信を持っておすすめできる一台です。
