LG UltraGear 27GX704A-Bについて

こんにちは、モニ研です。今回レビューするのは、LGの最新有機ELゲーミングモニター「LG UltraGear 27GX704A-B」です。価格.com売れ筋ランキング18位、実売価格は約¥67,800(税込)となっています。
このモニター、何がすごいかと言うと「MLA(Micro Lens Array)技術搭載の有機ELパネル」を採用していること。有機ELの弱点だった輝度の低さを克服し、ピーク輝度1,300nitという驚異的な明るさを実現しています。しかも26.5インチ WQHD(2560×1440)で240Hz、応答速度0.03ms(GTG)と、ゲーミング性能も申し分ありません。
「有機ELの画質が欲しいけど、10万円以上は出せない…」そんなゲーマーにとって、約67,800円という価格設定はまさに衝撃。有機ELゲーミングモニターの価格破壊とも言える一台です。MLA有機ELの高輝度、240Hzの高リフレッシュレート、DCI-P3 98.5%の広色域、HDR True Black 400対応と、この価格帯で手に入るスペックとしては間違いなくトップクラスです。
モニ研的には「2025年、有機ELゲーミングモニターの新スタンダード」と評価しています。それでは、詳しく見ていきましょう!
LG UltraGear 27GX704A-Bのスペック

| 項目 | スペック |
|---|---|
| 画面サイズ | 26.5インチ |
| アスペクト比 | 16:9 |
| 解像度 | 2560×1440(WQHD) |
| パネル種類 | 有機EL(OLED)/ MLA技術搭載 / グレア |
| リフレッシュレート | 最大240Hz(HDMI / DisplayPort共通) |
| 応答速度 | 0.03ms(GTG) |
| 輝度(標準値) | 275cd/㎡ |
| ピーク輝度(標準値) | 1,300cd/㎡(APL 1.5%) |
| コントラスト比 | 1,500,000:1 |
| HDR | HDR10 / VESA DisplayHDR True Black 400 |
| 色域 | DCI-P3 98.5% |
| 表示色 | 約10.7億色(10bit) |
| 視野角 | 178° / 178° |
| 映像入力 | HDMI ×2、DisplayPort 1.4 ×1 |
| USB | アップストリーム ×1(USB 3.2 Gen1) ダウンストリーム ×2(USB 3.2 Gen1) |
| ヘッドホン出力 | ステレオミニジャック ×1 |
| 同期技術 | AMD FreeSync Premium Pro / NVIDIA G-SYNC Compatible / VESA Adaptive-Sync |
| VESA ClearMR | ClearMR 13000 |
| スピーカー | 非搭載 |
| スタンド調整 | チルト(-5°~+21°)/ スイベル(±30°)/ 高さ(130mm)/ ピボット(左90°) |
| VESA | 100×100mm |
| サイズ(スタンド込み) | 約605×403~533×220mm |
| 重量(スタンド込み / なし) | 約7.2kg / 約4.8kg |
| 消費電力 | 31.52W |
| 保証 | 2年間(パネル含む)/ 無輝点保証2年 |
| 価格(実売価格) | 約¥67,800(税込) |
サイズ・解像度について
画面サイズは26.5インチ。27インチと表記されることも多いですが、実測は26.5インチです。一般的なゲーミングモニターの27インチとほぼ同じ感覚で使えるサイズ感ですね。
解像度はWQHD(2560×1440)で、フルHDの約1.8倍の画素数。ゲーミングにおいてはフルHDよりも高精細で、4Kほどの処理負荷がかからない、まさに「ゲーミングのスイートスポット」と呼ばれる解像度です。画素密度は約111ppiで、テキストやUIの表示も非常にシャープ。ゲームだけでなく、普段使いでも快適です。
パネル・表示品質について

パネルにはMLA(Micro Lens Array)技術を搭載した有機EL(OLED)を採用しています。MLA技術とは、有機ELの各画素の上に微細なレンズアレイを配置することで、光の取り出し効率を大幅に向上させる技術。これにより、有機ELの課題であった「輝度の低さ」を見事に克服しています。
ピーク輝度は1,300nit(APL 1.5%時)。これは一般的なIPS液晶モニターの標準輝度(250~350nit程度)と比べると約4~5倍の明るさです。有機ELならではの完全な黒表現(自発光・自己消灯により真の0nit)と組み合わさることで、圧倒的なコントラスト感を実現。コントラスト比は1,500,000:1(実質的には∞:1)です。
色域はDCI-P3 98.5%カバーという広色域で、sRGBは100%をカバー。映画やゲームの色彩を忠実に再現できます。10bit(約10.7億色)表示に対応しており、色のグラデーションも滑らかでバンディング(色の段差)が極めて少ないのが特長です。
一方、表面処理はグレア(光沢)パネルを採用しています。これは有機ELパネルの特性を最大限に引き出すための選択ですが、映り込みが発生しやすい点は注意が必要です。詳しくはデメリットの項目で解説します。
リフレッシュレート・応答速度について

リフレッシュレートは最大240Hz。HDMI接続でもDisplayPort接続でも240Hzに対応しているのが嬉しいポイントです。1秒間に240回の画面更新は、一般的な60Hzモニターの4倍。動きの速いFPSやアクションゲームで、滑らかで残像の少ない映像を楽しめます。
応答速度は0.03ms(GTG)で、これは有機ELパネルならではの超高速レスポンス。液晶パネルでは物理的に到達不可能な速度です。ゴースト(残像)やスミアリング(引きずり)とは完全に無縁で、高速に動くキャラクターや弾道もくっきりと視認できます。
また、VESA ClearMR 13000の認証を取得。これは動体の鮮明さを数値化するVESAの新規格で、13000というスコアは「動いている映像がほぼ完全にクリアに見える」レベルを意味します。
同期技術はAMD FreeSync Premium ProとNVIDIA G-SYNC Compatibleの両方に対応。AMD・NVIDIA両方のGPUで、テアリングやスタッターのない滑らかなゲーム体験を実現できます。
LG UltraGear 27GX704A-Bの特徴・メリット

1. MLA有機ELによる圧倒的な高輝度・高コントラスト

LG 27GX704A-Bの最大のアドバンテージは、MLA技術搭載の有機ELパネルです。通常の有機ELモニターのピーク輝度は400~800nit程度ですが、本機は1,300nitという驚異的な数値を叩き出しています。
この高輝度があるからこそ、HDRコンテンツの表現力が段違い。暗い洞窟の中で松明だけが明るく灯るシーン、太陽が画面に差し込む眩しいシーン、爆発のフラッシュなど、「暗いところは本当に暗く、明るいところは本当に明るい」という、ディスプレイが理想とする表示が可能です。
VESA DisplayHDR True Black 400認証を取得しており、HDR品質も公式にお墨付き。True Black規格は有機ELのような自発光ディスプレイ向けの規格で、「完全な黒」を表現できるパネルのみが取得できます。通常のDisplayHDR規格よりもはるかに厳しい基準をクリアしている証拠です。
この価格帯でMLA有機EL×1,300nitの高輝度HDRが手に入るのは、率直に言ってコスパが異常です。
2. 240Hz+0.03msの本格ゲーミング性能

240Hzのリフレッシュレートは、本格的な競技ゲーミングにも対応できるレベルです。プロeスポーツの世界では360Hz~480Hzのモニターも使われていますが、カジュアル~セミプロレベルのゲーマーにとっては240Hzで十分すぎる滑らかさを体感できます。
特に、60Hz→144Hz→240Hzの体感差は明確で、240Hzを一度体験すると144Hzには戻れないという声も多いです。FPSでのフリック操作、トラッキングエイム、素早い画面の切り返しなど、あらゆるシーンで滑らかさの恩恵を受けられます。
さらに、有機ELならではの0.03ms応答速度が加わることで、240Hzのフレーム更新に液晶パネルでは起こりがちな「画素の応答遅れ」がゼロ。つまり、「240Hzの性能を100%引き出せるパネル」ということです。IPSやVA液晶の240Hzモニターでは、スペック上は240Hzでもオーバードライブ設定によっては逆残像が出たり、暗い色の遷移で応答が遅れたりしますが、有機ELではそのような心配は一切ありません。
3. 充実のスタンド機能とUSBハブ

このモニターのスタンドは、チルト(前後角度)、スイベル(左右回転)、高さ調整、ピボット(画面回転)の4軸調整に対応しています。特にピボット(左90°回転)が可能なのは、有機ELゲーミングモニターとしては珍しい仕様です。
縦画面にすることで、縦スクロールのSNSやWebブラウジング、縦シューティングゲームなどの用途にも活用できます。チルト角度は-5°~+21°と、前傾にも後傾にも十分な範囲をカバー。スイベルは左右各30°で、複数モニター環境でも角度調整がしやすい仕様です。高さ調整は130mmの範囲で調整可能。
また、USBハブ機能も搭載。アップストリーム×1、ダウンストリーム×2(USB 3.2 Gen1)を備えており、キーボードやマウス、ヘッドセットのレシーバーなどをモニターに直接接続できます。デスク周りのケーブルをすっきりさせたい方には嬉しいポイントです。
VESA 100×100mmにも対応しているので、モニターアーム派の方もOK。本体重量は約4.8kg(スタンドなし)と軽量なので、多くのモニターアームで問題なく使用できます。
4. DCI-P3 98.5%の広色域&工場出荷時キャリブレーション
DCI-P3 98.5%という色域カバー率は、映画制作などで使われるデジタルシネマ規格をほぼ完全にカバーするレベル。ゲームの美しいグラフィックスを、開発者が意図した色彩で楽しめます。
さらに、工場出荷時にキャリブレーション済みというのが地味に嬉しいポイント。箱から出してすぐに、ある程度正確な色が表示されます。別途カラーキャリブレーターを購入して自分で調整する必要がないので、初心者でも安心です。
しかも、LG Calibration Studioとハードウェアキャリブレーションにも対応。市販のカラーセンサーを使ってモニター内部のLUTを直接書き換えることができ、クリエイティブ用途でもプロレベルの色精度を実現できます。ゲーミングモニターでありながら、映像編集や写真現像にも使えるポテンシャルを秘めています。
5. FreeSync Premium Pro&G-SYNC Compatible両対応

AMD FreeSync Premium Proは、通常のFreeSyncよりも上位の認証で、VRR(可変リフレッシュレート)+低遅延+HDRゲーミングを保証するもの。つまり、HDR有効時でもテアリングやスタッターのない滑らかなゲームプレイが可能ということです。
NVIDIA G-SYNC Compatibleにも対応しているので、GeForceユーザーでもRadeonユーザーでも、どちらのGPUでもVRRの恩恵を受けられます。ゲーム中にフレームレートが変動しても、テアリング(画面のズレ)やスタッター(カクつき)が発生しません。
この両対応はゲーミングモニター選びにおいて非常に重要なポイントで、将来GPUを買い替えても安心して使い続けられるということを意味します。
LG UltraGear 27GX704A-Bのデメリット・注意点

1. グレア(光沢)パネルで映り込みが発生する

最も注意すべきデメリットが、グレア(光沢)パネルの採用です。多くのゲーミングモニターはノングレア(非光沢)やアンチグレアパネルを採用していますが、本機は光沢仕上げとなっています。
グレアパネルには「発色が鮮やかで、黒がより深く見える」というメリットがある反面、照明や窓の光が画面に映り込みやすいというデメリットがあります。特に明るい部屋や背後に窓がある環境では、自分の姿や部屋の照明がモニターに反射して集中力を削がれる可能性があります。
対策としては以下が有効です:
- モニターの背後に光源が来ないよう、デスクの配置を工夫する
- 間接照明やデスクライトに切り替えて、直接光を減らす
- 遮光カーテンで外光をコントロールする
- モニターフードを使用する(市販品あり)
ゲーム中は部屋を暗くしてプレイする方も多いと思いますが、暗い環境であればグレアパネルのデメリットはほとんど気になりません。むしろ、暗い環境ではグレアパネルの方が映像が鮮やかに見えるため、没入感は最高クラスです。
ただし、明るいオフィス環境や日中の使用がメインの方は、ノングレアパネルのモニターを選んだ方が快適かもしれません。この点は購入前に自分の使用環境をよく考えましょう。
2. スピーカー非搭載

本機にはスピーカーが搭載されていません。ゲーミングモニターではスピーカー非搭載の製品は珍しくないのですが、「ちょっとした動画視聴にモニターのスピーカーを使いたい」という方には不便です。
ただし、ヘッドホン出力(ステレオミニジャック)は搭載されているので、有線ヘッドセットやイヤホンは直接接続できます。また、ゲーミング用途では結局ヘッドセットやイヤホンを使う方がほとんどなので、実際にはそれほど大きな問題にはならないでしょう。外部スピーカーを別途用意するか、USB DACなどを経由してオーディオ環境を構築するのがおすすめです。
3. DisplayPort 1.4でDP 2.1は非対応
映像入力のDisplayPortはバージョン1.4です。最新のDP 2.1には対応していません。ただし、WQHD@240Hz表示にはDP 1.4で十分な帯域があるため(DSC圧縮にも対応)、240Hzで使う分には実用上の問題はありません。
一方、将来的に480Hz対応モニターへのアップグレードを見据えている場合や、DP 2.1の広帯域を活かしたい場合は、上位モデルの検討も必要です。ただ、約67,800円という価格を考えれば、「今の環境を最大限活かしつつ、コスパ良く有機ELを手に入れたい」という判断は非常に合理的です。
4. 有機ELの焼き付きリスク

有機ELパネルには宿命的に焼き付き(バーンイン)のリスクがあります。同じ画像を長時間表示し続けると、画素の劣化にムラが生じ、うっすらと残像が残る現象です。
ただし、LGは有機ELテレビで長年の実績があり、本機にも以下のような焼き付き対策機能が搭載されています:
- ピクセルシフト:微細に表示位置をずらして特定画素への負荷を分散
- スクリーンセーバー機能:一定時間操作がない場合に自動で画面を保護
- パネルケア機能:定期的な輝度均一化処理を実行
- Smart Energy Saving:表示内容に応じて消費電力と輝度を最適化
ゲーミング用途では常に画面が動いているため、焼き付きリスクは比較的低いと言えます。ただし、Windowsのタスクバーやゲームのミニマップ・HUDなど、固定表示される要素には注意が必要です。タスクバーの自動非表示設定やダークモードの活用をおすすめします。
なお、LGの保証は有機ELパネルを含む2年間の無料修理保証に加え、2年間の無輝点保証(輝点が1個でもあれば無償修理対象)も付帯しています。保証の充実度は安心材料と言えるでしょう。
5. 26.5インチと27インチの表記の混乱
製品名は「27GX704A」ですが、実際の画面サイズは26.5インチです。有効表示領域は587×330mmで、一般的な27インチモニター(表示領域約597×336mm程度)よりもわずかに小さくなっています。実用上はほとんど気にならない差ですが、「27インチだと思って買ったのに少し小さかった」とならないよう、スペック表の確認をおすすめします。
LG UltraGear 27GX704A-Bのゲーム性能

FPS/TPS(Valorant、CS2、Apex Legends、フォートナイト等)
FPSゲームにおけるこのモニターの強みは、「有機ELの0.03ms応答と240Hzリフレッシュレートの組み合わせ」です。
液晶の240Hzモニターでは、スペック上は240Hz対応でも実際にはパネルの応答速度がボトルネックになり、ごくわずかな残像が発生するケースがあります。しかし有機ELパネルでは、0.03msという液晶では到達不可能な応答速度により、240Hzのフレーム更新をパーフェクトに描画します。VESA ClearMR 13000認証がそれを数値で証明しています。
実際のFPSゲームでは、以下のような場面で恩恵を感じられます:
- フリックエイム:素早くマウスを振ったときの敵の視認性が格段に向上
- トラッキングエイム:動く敵を追いかけるとき、残像なくクリアに追従
- プリエイム:角から飛び出してくる敵を瞬時に視認・反応できる
- 暗所での索敵:有機ELの高コントラストにより、暗い場所でも敵のシルエットを識別しやすい
Valorant、CS2のような軽量タイトルなら、ミドルクラスのGPU(RTX 4060~4070程度)でもWQHD@240fpsに迫るフレームレートを出せます。Apex Legendsやフォートナイトのような少し重めのタイトルでも、設定を調整すれば200fps以上は十分に狙えるでしょう。
DAS Mode(Dynamic Action Sync)も搭載しており、入力遅延をさらに低減。フレームバッファリングを最小限に抑えることで、マウス操作から画面反映までのラグを削減します。FPSゲーマーにとっては必須の機能ですね。
RPG・オープンワールド(FF7リバース、エルデンリング、原神等)

RPGやオープンワールドゲームでは、このモニターの圧倒的な画質性能が真価を発揮します。
有機ELの完全な黒表現+1,300nitのピーク輝度が生み出すHDR映像は、まさに「画面の中に窓がある」かのような没入感。洞窟の中の微妙な明暗、夕焼けに染まる空のグラデーション、キャラクターの瞳に映る光、魔法のエフェクトの輝きなど、あらゆるシーンでリアリティのある映像体験が可能です。
DCI-P3 98.5%の広色域は、特に自然の風景が美しいオープンワールドゲームで威力を発揮。草原の緑、砂漠のオレンジ、海の深い青など、IPS液晶では再現しきれない鮮やかな色彩をそのまま楽しめます。10bit(約10.7億色)表示により、空のグラデーションなどでバンディング(色の段差)もほとんど見えません。
FF7リバースやエルデンリングのような最新AAAタイトルは、WQHD解像度で4Kに迫る精細感がありながら、4Kよりもフレームレートを稼ぎやすいのがメリット。有機ELの高画質を楽しみながら、60fps以上の滑らかさも確保できるバランスの良い解像度です。
PS5・Xbox Series Xでの使用

HDMI 2.1を2ポート搭載しているため、PS5やXbox Series Xとの接続は完璧です。WQHD@120Hz(VRR対応)でのプレイが可能です。
PS5は長らくWQHD出力に対応していませんでしたが、2022年のシステムアップデートでWQHD出力に正式対応しました。そのため、PS5でも本機のWQHD解像度をフル活用できます。
コンソールゲームで特に恩恵が大きいのは、やはりHDR表現です。PS5のHDR対応タイトル(Horizon Forbidden West、スパイダーマン2、デモンズソウルなど)では、有機ELの高コントラストと高輝度が相まって、テレビに匹敵する映像体験をモニターで実現できます。
HDMI入力が2ポートあるので、PS5とXbox Series Xを同時に接続して切り替えながら使うことも可能。コンソールゲーマーにとっても非常に使いやすい仕様です。
格闘ゲーム(ストリートファイター6、鉄拳8等)

格闘ゲームは1フレームの差が勝敗を分ける世界。0.03msの応答速度と240Hzのリフレッシュレートは、確認行動やヒット確認の精度向上に直結します。
特に、有機ELの高コントラストにより、派手なエフェクトの中でもキャラクターの動きを視認しやすく、暗いステージでもキャラクターの判別が容易です。ブラックスタビライザー機能を使えば、暗い部分を持ち上げてさらに視認性を高めることもできます。
LG UltraGear 27GX704A-Bのライバル比較

| 項目 | LG 27GX704A-B | LG 27GS95QE-B | AOC Q27G4ZD/11 | SONY INZONE M10S |
|---|---|---|---|---|
| 画面サイズ | 26.5インチ | 26.5インチ | 26.5インチ | 27インチ |
| 解像度 | WQHD | WQHD | WQHD | WQHD |
| パネル | OLED(MLA) グレア |
WOLED(MLA) ノングレア |
WOLED ノングレア |
OLED(MLA+) ノングレア |
| リフレッシュレート | 240Hz | 240Hz | 240Hz | 480Hz |
| 応答速度 | 0.03ms | 0.03ms | 0.03ms | 0.03ms |
| ピーク輝度 | 1,300nit | 1,300nit | 1,000nit | 1,300nit |
| HDR | True Black 400 | True Black 400 | True Black 400 | True Black 400 |
| 色域 | DCI-P3 98.5% | DCI-P3 98.5% | DCI-P3 99% | DCI-P3 98.5% |
| 映像入力 | HDMI×2 DP 1.4×1 |
HDMI×2 DP 1.4×1 |
HDMI×2 DP 1.4×1 |
HDMI 2.1×2 DP 2.1×1 |
| USBハブ | ○(3ポート) | ○(3ポート) | × | × |
| ピボット | ○ | ○ | × | × |
| 表面処理 | グレア | ノングレア | ノングレア | ノングレア |
| 独自機能 | HWキャリブレーション LG Switch |
HWキャリブレーション LG Switch |
— | 24.5インチモード FPS Pro+ |
| 実売価格 | 約¥67,800 | 約¥75,000 | 約¥57,000 | 約¥157,000 |
vs LG 27GS95QE-B(約¥75,000)

同じLGの有機ELゲーミングモニターである27GS95QE-Bとの比較は、多くの方が気になるポイントでしょう。パネルサイズ、解像度、リフレッシュレート、応答速度、ピーク輝度、色域はほぼ同一スペックです。
最大の違いは表面処理。27GS95QE-Bはノングレア(非光沢)パネルで、映り込みの心配がありません。一方、27GX704A-Bはグレア(光沢)パネルで、発色は鮮やかですが映り込みが発生します。
もう一つの違いは価格。27GX704A-Bの方が約7,000円安い設定です。「グレアパネルでも問題ない」「少しでも安く有機ELを手に入れたい」という方には27GX704A-B、「映り込みが気になる」「明るい部屋で使う」という方には27GS95QE-Bがおすすめです。
vs AOC Q27G4ZD/11(約¥57,000)

AOC Q27G4ZD/11は、約57,000円で購入できる最安クラスの有機ELゲーミングモニターです。240Hz、0.03ms、WQHD有機ELという基本スペックは同等ですが、いくつかの違いがあります。
ピーク輝度はAOCが1,000nit、LGが1,300nit。HDR表現の「パンチ力」はLGの方が上です。また、LGはUSBハブ、ピボット、ハードウェアキャリブレーション対応など、AOCにない機能が充実しています。
ただし、AOCはノングレアパネルで映り込みの心配がなく、約10,000円安い。「とにかく安く有機ELゲーミングを始めたい」ならAOC、「画質と機能に妥協したくない」ならLGという住み分けです。
vs SONY INZONE M10S(約¥157,000)

SONY INZONE M10Sは、480Hzリフレッシュレートとeスポーツ特化機能を備えたフラッグシップです。価格は約157,000円と、LG 27GX704A-Bの2倍以上。DP 2.1対応、24.5インチモード、FPS Pro+モードなど、プロ競技向けの機能が満載です。
正直なところ、カジュアル~ミドルゲーマーがINZONE M10Sの性能を100%活かすのは難しいでしょう。480Hzの恩恵を受けるにはハイエンドGPUが必須で、240Hzと480Hzの差を体感できるのはプロレベルのプレイヤーが中心です。画質面(ピーク輝度、色域)はほぼ同等なので、「240Hzで十分」と判断できるなら、約9万円のコスト削減は非常に大きいと言えます。
LG UltraGear 27GX704A-Bはこんな人におすすめ

- 有機ELモニターが欲しいけど、10万円以上は出せないゲーマー
→ 約67,800円でMLA有機EL×1,300nit×240Hzが手に入る驚異のコスパ - FPSゲームで144Hz以上の滑らかさと有機ELの画質を両立させたい人
→ 240Hz+0.03msの組み合わせは、液晶240Hzモニターとは次元の違う動画性能 - PS5・Xbox Series Xで最高の画質を楽しみたいコンソールゲーマー
→ HDMI 2.1×2ポートで、コンソール機の性能をフル活用 - ゲームだけでなく、映像鑑賞や写真編集にも使いたい人
→ DCI-P3 98.5%、10bit、ハードウェアキャリブレーション対応でクリエイティブ用途にも - モニターアームを使いたい、縦画面も使いたい人
→ VESA 100×100mm対応、ピボット機能搭載、軽量4.8kg - USBハブ内蔵モニターが欲しい人
→ USB 3.2 Gen1×3ポートでデスク周りすっきり
逆に、以下の方には他の選択肢をおすすめします:
- 映り込みが絶対にイヤな方→ ノングレアのLG 27GS95QE-BやAOC Q27G4ZD/11を検討
- プロeスポーツ競技で480Hzが必要な方→ SONY INZONE M10SやASUS ROG Swift OLED PG27AQDPを検討
- 4K解像度を重視する方→ WQHDなので、4K有機ELモニターを検討
- スピーカー内蔵が必須の方→ スピーカー搭載モデルを検討
LG UltraGear 27GX704A-Bのレビューまとめ

LG UltraGear 27GX704A-Bは、約67,800円でMLA有機ELの圧倒的な画質とゲーミング性能を手に入れられる、2025年のベストバイ候補です。
改めて、このモニターのすごいところを整理しましょう:
- MLA有機ELパネル+ピーク輝度1,300nit:HDR映像の没入感が異次元
- 240Hz+0.03ms応答:有機ELだからこそ実現する「完全な240Hz体験」
- DCI-P3 98.5%+10bit+HWキャリブレーション:ゲームにもクリエイティブにも対応
- チルト・スイベル・高さ・ピボット4軸調整:あらゆる設置環境に対応
- USBハブ搭載+HDMI 2.1×2+DP 1.4:接続性も文句なし
- FreeSync Premium Pro&G-SYNC Compatible:AMD/NVIDIA両対応
唯一にして最大のネックはグレアパネル。ここさえ許容できれば、この価格帯では間違いなくトップクラスの有機ELゲーミングモニターです。ノングレアが良い方は約7,000円アップでLG 27GS95QE-Bという選択肢もあります。
有機ELゲーミングモニターがここまで手頃な価格になったのは、本当にすごい時代だと思います。わずか数年前は有機ELゲーミングモニターと言えば20万円以上が当たり前でしたが、今や7万円を切る価格でMLA有機EL×1,300nit×240Hzが手に入るのですから。
モニ研としては、「有機ELゲーミングモニター入門に最適な一台」として自信を持っておすすめします。「まだ有機ELモニターを体験したことがない」「IPS液晶からステップアップしたい」という方に、ぜひ検討していただきたいモニターです!
