ゲーミングPCはデスクトップとノートのどっちがおすすめ?選び方やノート型を買うべきでない理由を解説

こんにちは、モニ研(@medifav)です。

ゲーミングPCを探している方で、ノート型を検討している方もいるのではないでしょうか。

しかし、よく調べずにノート型を購入すると、後で後悔するかもしれません。

今回はノート型ゲーミングPCのメリットやデメリット、デスクトップ型とどちらを購入するべきかについて解説します。

目次

ノート型のゲーミングPCとは

まずはノート型のゲーミングPCとは、どのようなPCなのかを解説します。

ノート型のゲーミングPCとは、通常のノートPCよりもグラフィック性能やCPUの性能が高く、3Dゲームをプレイするのに適しているノートPCです。

スペックが高いのでゲームだけではなく、写真や動画の編集などのクリエイティブな作業にも使えます。

独立したGPUが搭載されている

ゲーミングPCでは映像処理を担当するGPUの性能がとても重要です。

通常のノートPCはオンボードグラフィックという方式でCPUにGPUの機能が内蔵されています。

しかし、オンボードグラフィックは独立したGPUと比べると性能が低く、重いゲームの場合、まともにプレイできないこともあります。

そのため、ノート型のゲーミングPCには、基本的にオンボードグラフィックではなく独立したGPUが搭載されています。

CPUの性能が高い

また、PCの頭脳とも呼ばれるCPUにも違いがあります。

エクセルやワードなどのオフィスソフトや動画を見るくらいであれば、インテルのCore i3程度のCPU性能があれば問題ありません。

インテルのCPUの中でCore i3はミドルクラスとエントリークラスの間くらいの性能です。

ノート型ゲーミングPCの場合は、より高いCPU性能が必要です。

Core i3でもゲームがプレイできない訳ではありませんが、重いゲームや参加人数が多いゲームでは処理速度が遅くなり、ゲームの勝敗を左右することもあります。

そのため、ノート型ゲーミングPCではCore i5、Core i7、Core i9などのミドルクラスからハイエンドなCPUが搭載されています。

CPUがPC全体の処理、GPUが映像の処理を担当しています。

ディスプレイは15インチ前後が主流

次にディスプレイの大きさですが、ノート型ゲーミングPCは15インチ前後が主流であるのに対して、デスクトップ型ゲーミングPCは23~27インチが主流です。

人間の視界で画面全体を捉えるには、23~27インチのモニターが限界であると言われています。

23~27インチであれば、画面の端にいる敵の姿を一目で捉えられるので、一瞬で敵を判別する必要があるFPSでは有利になります。

また、画面が大きいことによりゲームへの没入感が上がり、ゲームの世界観をより楽しめるでしょう。

ノート型ゲーミングPCのメリット

ここからはノート型ゲーミングPCのメリットを解説していきます。

ノート型ゲーミングPCの主なメリットは次の2点です。

①設置場所を選ばない

まず、「設置場所を選ばない」ですが、デスクトップ型ゲーミングPCは本体やディスプレイをPCデスクなどに固定して設置することがほとんどです。

これに対し、ノート型ゲーミングPCであればテーブルの上に置いたり、コタツの上に置いたり、床に置いたりとどこにでも設置可能です。

自宅にデスクトップPCを設置する場所がない方には、嬉しいポイントではないでしょうか。

長時間ゲームをしていると身体に疲れが溜まってくるので、イスに座ったり、寝転がったり体勢を変えたくなります。

ノート型ゲーミングPCは設置場所を選ばないので、自分の楽な姿勢でゲームをプレイできます。

②どこでもゲームをプレイできる

次に、「どこでもゲームをプレイできる」ですが、ノート型ゲーミングPCはカバンなどに入れて屋外に持ち出せるサイズと重量です。

そのため、ちょっとした隙間時間ができた時に、いつでもプレイが可能です。

例えば大学の授業の休み時間、仕事で外回りをしているときの休憩時間、電車や新幹線などの移動時間などゲームをプレイできる環境が広がります。

いつでもゲームをしていたいという生粋のゲーマーの方には嬉しいメリットといえるでしょう。

ノート型ゲーミングPCのデメリット

ノート型ゲーミングPCにはデメリットもあります。ここからはノート型ゲーミングPCを購入する前に知っておきたいデメリットについて解説します。

ノート型ゲーミングPCの主なデメリットは次の3点です。

①カスタマイズ性が低い

まず、「カスタマイズ性が低い」についてですが、ノート型ゲーミングPCは、部品を高性能なものに交換したり、故障した部品を交換することが難しい設計になっています。

これに対しデスクトップ型ゲーミングPCは、主要部品の交換が可能なため、高性能な部品への取り替えや、故障しても部品の交換で修理することが可能です。

PCでゲームをしていると、綺麗なグラフィックでプレイしたいからGPUを交換する、処理速度の遅延をなくしたいからCPUを交換する、などPCの性能を改善したくなることが多いです。

そのため、PCの部品を交換できるかどうかは、非常に重要なポイントです。

ノート型ゲーミングPCを購入するのであれば、自分がプレイしたいゲームの推奨スペックをしっかりと確認して、どれくらいの性能が必要なのか把握しておきましょう。

また、動画配信をしたり、ボイスチャットをしながらプレイするのであれば、ゲームの推奨スペック以上の性能が要求されるので注意が必要です。

ゲームは常に進化しています。

ゲームの進化に伴い、必要とされるスペックも上がっています。

現在はスペックに問題が無くても、将来的にはスペック不足になることがあります。

後から、やっぱりデスクトップ型PCにしておけばよかったとならないように、カスタマイズ性が低い点はしっかりと認識しておきましょう。

安い買い物ではないので、将来的な拡張性も含めて考えましょう。

②画面が小さい

デメリットの2つ目は、液晶画面が小さいことです。

ノート型ゲーミングPCの液晶画面は15インチ前後が主流になっています。

これに対し、デスクトップ型ゲーミングPCによく使われるモニターは23インチ~27インチです。

23~27インチの大きさだとモニター全体を視界に入れられ、さらに没入感もあります。

そのため、敵を瞬時に認識する必要があるFPSでも、綺麗なグラフィックで世界観を楽しみたいMMORPG(エムエムオーアールピージー)にも最適なサイズです。

ノート型ゲーミングPCで主流の15インチだと、ゲームへの没入感が少なく物足りなく感じるかもしれません。

最近では、グラフィックの美しさを全面に出したゲームが増えているので、その世界観を存分に味わえないのはマイナスポイントといえるでしょう。

もちろん、モニター交換もできないため、ずっと小さな液晶画面でゲームをプレイすることになります。

③熱がこもりやすい

ノート型ゲーミングPCの3つ目のデメリットは、本体内部に熱がこもりやすいことです。

ノート型ゲーミングPCはケースが小さいため、デスクトップ型と比べると内部温度が上昇しやすい傾向があります。

内部温度が上昇すると、PC全体のパフォーマンスが低下します。

例えば、ゲームの画面がカク付いたり、冷却ファンが激しく回り音が大きくなったりです。

ファンが最大出力で回るとゲームのプレイを邪魔するほどの音になるので、適切に排熱対策をする必要があります。

PCの発熱を抑えるには、ゲームの画質設定を低くしたり、他のアプリケーションを終了させたりする方法があります。

熱がこもることについて、ある程度の対策はできますが根本的な原因はケースの小ささにあるのでデスクトップPCと比べるとどうしても内部温度が高くなります。

そのため、適切な排熱対策をしないと、部品の消耗が早くなり故障の原因になるでしょう。

ゲーミングノートパソコンは性能を求める人にとっては、制約が大きいですね。

ノート型とデスクトップ型のどちらを選ぶべきか

ここまでデスクトップ型ゲーミングPCと比較しながら、ノート型ゲーミングPCのメリット・デメリットを確認してきました。

それでは、実際に購入するとなったらデスクトップ型とノート型のどちらを選べばいいのでしょうか。

おすすめはデスクトップ型ゲーミングPC

ノート型ゲーミングPCにもメリットはありますが、基本的にはデスクトップ型ゲーミングPCをおすすめします。

その理由は、ノート型ゲーミングPCのメリットはPCを使用する環境に対するもので、ゲームの画質や動きの滑らかさとは関係がないからです。

ノート型ゲーミングPCの2つのメリットをおさらいしてみましょう。

ノート型ゲーミングPCのメリット
①設置場所を選ばない
②どこでもゲームをプレイできる

この2つのメリットはどちらもノートPCのコンパクトさやプレイする場所に対するものです。

もちろん、場所を取らないからコンパクトなPCが欲しいという方や、主に外でゲームをするから持ち運べるPCがいいという方はいると思います。

ただ、多くの方は自宅ではPCでゲームをして、外ではスマートフォンや携帯ゲーム機でゲームをします。

ゲームの上級者になるほど、その傾向は顕著です。

将来的な拡張性も含めて検討しよう

ゲーム自体のプレイを快適にするCPUやGPU、排熱性能はすべてデスクトップ型ゲーミングPCに軍配が上がります。

最初はそこそこの性能でゲームをプレイできればいいと思っていても、

ゲームにのめり込むと

「もっと綺麗な画質でプレイしたい」

「少しの遅延も起きないような性能が欲しい」

と思うようになるものです。

そのため、将来的なことも含めて考えると、ノート型ゲーミングPCよりもデスクトップ型ゲーミングPCがおすすめという結論になります。

外出先でもゲームをプレイしたいという方にのみ、ゲーミングノートパソコンがおすすめです。

まとめ

以上、ノート型ゲーミングPCについて解説しました。

ノート型ゲーミングPCは持ち運びが簡単なので、いろいろな場所でゲームをプレイしている自分を想像すると購入したくなります。

しかし、本当に大切なのはゲームをいかに快適に楽しめるかです。経験者になるほどスペックが高いPCが欲しくなりますので、ぜひデスクトップ型PCを検討してください。

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この記事を書いた人

ゲーム好きが高じて、ゲーミング向けを中心に50台以上のモニターを買い漁ったガジェットオタクの20代です。好きなジャンルはFPSやTPSで、月のゲームプレイ時間は200時間ほど。
数多くのゲーミング機器を触ってきた経験を活かし、ブログとYouTubeでガジェットレビューを中心に活動しています。

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