NVIDIAの最新GPU「GeForce RTX 5070」と、前世代のハイエンド「RTX 4080 SUPER」。RTX 5070は「RTX 4090並の性能を$549で」とNVIDIAが謳っていますが、実際のところどうなのでしょうか?
この記事では、RTX 5070とRTX 4080 SUPERのスペック・性能・価格を徹底比較し、どちらを買うべきかを解説します。

RTX 5070 vs RTX 4080 SUPER スペック比較
| 項目 | RTX 5070 | RTX 4080 SUPER |
|---|---|---|
| アーキテクチャ | Blackwell(TSMC 4N) | Ada Lovelace(TSMC 4N) |
| CUDAコア | 6,144 | 10,240 |
| VRAM | 12GB GDDR7 | 16GB GDDR6X |
| メモリバス幅 | 192-bit | 256-bit |
| メモリ帯域幅 | 672 GB/s | 736 GB/s |
| TDP | 250W | 320W |
| 推奨電源 | 650W | 700W |
| DLSS | DLSS 4(Multi Frame Gen) | DLSS 3(Frame Gen) |
| DisplayPort | DP 2.1b(UHBR20) | DP 1.4a |
| MSRP | $549(約8.5万円) | $999(約15万円) |

性能比較:ラスタライズ(従来レンダリング)
従来のラスタライズ性能では、RTX 4080 SUPERがCUDAコア数とメモリ帯域で有利です。しかし、RTX 5070はBlackwellアーキテクチャの効率向上により、CUDAコア数が少ないにもかかわらずRTX 4080に迫る性能を発揮します。
解像度別パフォーマンス目安
| 解像度 | RTX 5070 | RTX 4080 SUPER |
|---|---|---|
| フルHD(1080p) | ◎ 200fps以上 | ◎ 200fps以上 |
| WQHD(1440p) | ◎ 144fps以上 | ◎ 144fps以上 |
| 4K(2160p) | ○ 60-90fps | ○ 80-110fps |
※DLSS/FSRオフ、AAA級タイトルの目安値
性能比較:レイトレーシング
RTX 5070は第4世代RTコアを搭載し、レイトレーシング性能が大幅に向上しています。フルレイトレーシング対応タイトル(Alan Wake 2、Cyberpunk 2077 パストレーシング等)では、RTX 4080 SUPERに匹敵するRT性能が期待されます。
DLSS 4 vs DLSS 3:AI性能の差
RTX 5070の最大の武器がDLSS 4です。
| 機能 | DLSS 4(RTX 5070) | DLSS 3(RTX 4080 SUPER) |
|---|---|---|
| アップスケーリング | Transformerモデル(高品質) | CNNモデル |
| フレーム生成 | Multi Frame Gen(最大3フレーム生成) | 1フレーム生成のみ |
| 実効fps向上 | 最大4倍 | 最大2倍 |
DLSS 4のMulti Frame Generationを有効にすると、RTX 5070は見かけ上のfpsでRTX 4090をも超える場面があります。ただし、これはAIで生成されたフレームを含むため、ネイティブレンダリングの性能とは異なります。
VRAM 12GB vs 16GB問題
RTX 5070のVRAMは12GBで、RTX 4080 SUPERの16GBより少ないです。これは4Kの最高設定やMOD使用時には気になるポイントです。
- フルHD〜WQHD:12GBで問題なし
- 4K中〜高設定:12GBでほぼ問題なし
- 4K最高設定+高解像度テクスチャMOD:16GBが有利な場面あり
- AI・クリエイティブ用途:VRAM多い方が有利
消費電力と発熱
RTX 5070はTDP 250Wで、RTX 4080 SUPERの320Wより70W低消費電力です。電気代の節約だけでなく、発熱も少ないためPCケースの冷却負荷も軽減されます。650W電源で動作するため、電源の追加投資も不要な場合が多いです。
価格とコスパ
圧倒的な差があるのが価格です。
| GPU | MSRP | 実売価格(目安) |
|---|---|---|
| RTX 5070 | $549 | 8〜10万円 |
| RTX 4080 SUPER | $999 | 13〜16万円 |
RTX 5070はRTX 4080 SUPERの約半額で、ほぼ同等の性能が得られます。コスパではRTX 5070が圧勝です。
結論:どっちを買うべき?
RTX 5070がおすすめな人
- コスパ重視でWQHD〜4Kゲーミングを楽しみたい
- DLSS 4のMulti Frame Generationを活用したい
- 消費電力を抑えたい
- DisplayPort 2.1bで将来の高解像度モニターに備えたい
- 新しいPCを組む予定の人
RTX 4080 SUPERがおすすめな人
- VRAM 16GBが必要(4K最高設定、AI/クリエイティブ用途)
- 中古や在庫処分で安く手に入る場合
- 既にRTX 4080 SUPERを持っている(→買い替え不要)
新規購入なら間違いなくRTX 5070がおすすめです。半額の価格でほぼ同等の性能が手に入り、DLSS 4やDP 2.1bなど新世代の機能も使えます。
よくある質問(FAQ)
Q. RTX 5070はいつ発売された?
A. 2025年1月30日に発売されました。CES 2025で発表され、RTX 5080/5090と同時期にローンチしています。
Q. RTX 5070で4Kゲーミングはできる?
A. DLSS 4を有効にすれば4K/120fps以上も可能です。ネイティブ4Kでは60-90fps程度ですが、DLSS 4のアップスケーリング品質が高いため、実用上は十分快適です。
Q. RTX 4080 SUPERから買い替えるべき?
A. 買い替えは不要です。性能差は大きくないため、RTX 4080 SUPERユーザーはRTX 6000シリーズ(次世代)まで待つのが賢明です。
まとめ
RTX 5070は半額の価格でRTX 4080 SUPER並の性能を実現した、2025-2026年のコスパ最強GPUです。DLSS 4のMulti Frame Generationやワットパフォーマンスの良さも魅力で、新規購入なら最有力候補と言えます。
GPU全体の性能比較は「グラフィックボード(GPU)性能比較表」、ゲーミングPC選びは「初心者におすすめのゲーミングPC」を参考にしてください。

