モニター買い漁って50台以上!こんにちは、モニター専門家のモニ研(@medifav)です。
今回は、普段とは一味違ったモニターのご紹介をします!
それがこちら「LG 32SQ780S-W」です。
OSが内蔵されていて、パソコンなどを接続しなくてもプライムビデオなどのVODを見られる、単体でも独立して使えるモニターです!
地上波の見られないチューナーレステレビみたいな感じですね。
位置づけとしてはチューナーレステレビではなく、スマートモニターです。
チューナーレステレビだと基本がテレビなので、40インチ以上のサイズのものが多いですが、コイツは31.5インチとデスクに置いてモニターとして使えるサイズになっています。
このモニター1台で、作業からテレビ代わりにVODを見る、みたいな使い方ができるモニターなんですよ!
まあ語るよりも見ていただきましょう!
LG 32SQ780S-Wについて
まず、LG 32SQ780S-Wのポイントについて確認していきましょう。
LG 32SQ780S-Wのポイント
- 4Kの高解像度
- webOS 22を搭載
- オールホワイトのデザイン
チューナーレステレビと作業用モニターの、両方の性質を合わせ持っています。こんな機能のモニターを待っていた!という人もいるのではないでしょうか。
機能性だけでなく、オールホワイトのスマートなデザインにも注目です。
LG 32SQ780S-Wのスペック
メーカー | LG |
画面サイズ | 31.5型 |
解像度 | 4K(3840×2160) |
パネルタイプ | VAパネル |
リフレッシュレート | 60Hz |
応答速度 | 5ms(GTG) |
パネル表面 | ノングレア |
入力端子 | HDMI入力×2 USB Type-C™×1 USBダウンストリーム×2 (USB 2.0) LAN(RJ45)×1 (100Base-TX) |
VESA対応 | 100×100mm |
可動調節機能 | チルト 前 : -25゚ / 後 : 25゚ スイベル 左 : 280° / 右 : 280° 高さ調節:130mm ピボット表示:○ (左90º) |
主な機能 | HDR・HDR10 ブルーライト低減モード Black Stabilizer |
付属品 | 電源コード AC-DCアダプタ HDMIケーブル リモコン クイックセットアップガイド 保証書 |
寸法 | 714×517-647×408mm(スタンド含む) |
重量 | 11.1kg(スタンド含む) |
リモコン | あり |
内蔵スピーカー | 5W+5W |
保証 | 3年 |
価格 | 84,320円(税込み、記事作成時) |
モニターサイズは31.5インチ
モニターサイズは31.5インチ!
FPSゲームをプレイするには少し大きめですが、一人暮らしの部屋にちょうどいいサイズですね。
応答速度はGTGで5ms
モニターの色の変わる速度である応答速度は5ms。
応答速度は映像の色の変化の速度のことです。
テレビでは一般的な応答速度ですが、ゲーミングモニターとしては遅いですね。
応答速度が遅いと映像がブレるため、FPSなど一瞬の判断が必要なゲームでは不利になります。
パネルはVAパネル
パネルはVAパネル。
VAパネルは深い黒色を表現でき、暗い場面の多い映画やゲームに向いています。
また、コストが安いのでモニターの値段を抑えやすいパネルでもあります。
IPS | VA | TN | |
---|---|---|---|
色再現性 | ◎ | 〇 | △ |
コントラスト | 〇 | ◎ | △ |
視野角 | ◎ | 〇 | △ |
応答速度 | 〇 | △ | ◎ |
解像度は4K
解像度は4K。
作業用だけでなく、映画鑑賞などにもメインで使用されるモニターなので、4Kであれば繊細な映像を楽しめます。
画面サイズは31.5型でモニターとしては大きめで、高解像度を活かせるでしょう。
ゲーミング性能
ここまでのスペックを見たら分かるように、ゲーミング性能は全然ですね。
グラフィック重視のゲームや、家庭用ゲーム機用なら普通に使えるけど、ゲーミングPCでFPSゲーム用に使うなら60Hzしか出ないのでゲーミングモニターには劣るかな。
FPSゲームをプレイしない、カジュアルゲーマーなら4Kの映像美を楽しめるので十分使えるでしょう。
価格
そして価格ですが、84,320円です。
まあまあお高いですが、スマートモニター機能にリモコン対応、高品質なスピーカー搭載、4K対応にモニターアームもついてる、などを考えるとまあこれくらいなのかな。
テレビ兼モニターにもなるオサレなデザインなので、刺さる人にはこれくらい出す価値はあるでしょう!
3年間の無料修理保証と無輝点保証がついているので、ドット抜けがあっても安心です。
ちなみに、モニターアームなしのモデルだともう少し安くて75,273円で買えます。
でも、モニターアームの性能が高くて、調整しなくてもモニターにベストな強度に合わせられています。
カラーリングも真っ白で美しいので、個人的にはモニターアーム付きのモデルをおすすめしますね。
この性能とオサレさのモニターアームなら、10,000円くらいの価値は余裕であると思います。
LG 32SQ780S-W開封レビュー
ここからは、実際にLG 32SQ780S-W実機レビューをしていきます。
「OPEN HERE」と記載がある方から、開封してください。
開封&中身を写真付きでチェック
- 本体
- 電源ケーブル
- ACアダプター
- HDMIケーブル
- AVアダプター延長ケーブル
- 保証書等
- リモコン
- モニターアーム
ACアダプターは、手のひらに収まらないくらい大きいですね。
ACアダプター延長ケーブルが付属しているのは珍しいです。
モニターアームが付いているので、長めに配線できるような配慮がされているのでしょう。
モニター組み立て
それでは組み立てていきましょう!
まずは、モニターアームを取り付けます。
モニターアームは、デスクに挟んで、ネジを回していきます。
デスクの厚みが75mm以下にしか対応していないので注意しましょう。
また、マウントが大きいので、デスクの下にフレームがあると取り付けが難しいかもしれません。
マウントをしっかり締めて固定したら、取り付け完了です。
続いて、本体背面にある穴に引っ掛けます。
モニターはかなり重いので、できれば2人で取り付けた方が安全です。
これでモニターの取り付けが完了です!
見た目
ホワイトベゼルにアームまでホワイトでオシャレですね。
統一感があります。
本体サイズ
横幅は71.2cm。
アームなので高さは自由度が高いです。
低い状態だとデスクから8cmほどまで下がります。
ベゼルは非表示領域込みで7mmです。
背面デザイン
背面はこんな感じ!完全に真っ白ですね。
ケーブルもアームも白いから美しい。
LGのモニターでは珍しく、背面じゃなくて底面に端子がついています。
電源ボタンは、左下にあります。
リモコンがあるから、電源ボタンはあまり使わないかな。
ちなみにケーブルは、アーム部分に綺麗に収納できるので見た目もスマートですね。
モニターアーム
注目のモニターアームですが、アームの位置調整は自由度が高いです。
高さ調整:130mm
前後チルト:前:-25゚/後: 25゚
左右スイベル:左: 280° /右: 280°
スイベルの範囲が広いので、就寝前にはベッドに向けて動画を楽しむ、普段はデスクで正面に向けて作業をするなど、楽しみ方が広がります。
回転するので、縦型モニターとしても利用可能!
普通のモニタースタンドでは不可能な位置調整が可能です!
角度調整などの動作がスムーズなのも嬉しいポイントです。
テーブルとの隙間がないデザインなので、ホコリが詰まったり物が入ったりしません。
シンプルで僕は結構好きです。
ちなみに、アームの取り付けはデスクを万力で挟むクランプ式を使いましたが、デスクに穴を開けて通すグロメット式にも対応しています。
アームの性能的に、単品でも1万円以上はしそうなクオリティですね。
ホワイトカラーで統一してるのもオサレポイント高くてグッドです。
入力端子
入力端子は左から
- LAN端子
- USB Type-C(65W)
- USBアップストリーム
- HDMI × 2
- 電源
モニター右側にはUSB2.0が2個付いています。
作業用モニターらしく、USB Type-Cがついています!
65Wのpower deliveryにも対応していて、映像・音声入力、データ転送、充電を1本で同時にできます。
これノートパソコンの接続に便利なんですよね。
USBハブもついていますが、DisplayPortはないので注意しましょう。
色味・視野角について
グラフィック重視のゲームや動画鑑賞用モニターとして重要な色域は、DCI-P3 90%。
色域はモニターが出力できる色の範囲です。
DCI-P3 90%はそこそこ広色域、という感じですね。
めちゃめちゃ色味にこだわった写真編集とかをする人だと、少し色域が足りないかもしれません。
でも、YouTube用の動画編集くらいなら全然余裕で使えるレベルです。
動画鑑賞で使ってもめちゃめちゃ綺麗に見えます。
パネルはVAパネルを採用しています。
IPSパネルじゃないの?と思うかもしれませんが、動画サブスクを利用してテレビ替わりに使う、というテーマ的に映画鑑賞に適した深みのある黒を出せるVAパネルが採用されてるんだと思います。
ただ、視野角が若干狭く、45°くらい斜めから見るとちょっと色味が変化して違和感がありますね。
アームの位置調整の自由度を活かして、正面から見ることを意識して使うのがおすすめです。
ちなみに、アンチグレア加工がされていて光の反射はほとんどありません。
LG 32SQ780S-Wの機能性について
KOORUI 24E4のメニュー設定を見ていきましょう!
ただ、メニュー機能オガ豊富すぎて、正直僕もまだ使いきれてないです。
今回は、便利だと感じた機能を紹介します。
FILMMAKER MODEオートスタート
映画コンテンツが認識されると自動でFILMMAKER MODEがオンになり、画面サイズや色、フレームレートを調整してくれます。
AI輝度設定
モニター周辺の明るさや表示コンテンツに合わせて輝度を調整。
AIサウンド
コンテンツのジャンルに合わせて最適なサウンドと仮想5.1.2サラウンド設定にしてくれて、声と環境音を分離したクリアな音声を出力できます。
輝度やスピーカーの設定を細かく調整するのが面倒、という人におすすめの機能。
ゲームオプティマイザー
一応ですが、ゲーム用の設定機能もあります。
コントラストや黒レベルや、暗い部屋で快適に視聴できる暗室モードなどがあります。
ただ、ゲーミングモニターと比べると、少し微妙ですね。
画面プリセット
- 標準
- 省エネ
- シネマ
- スポーツ
- ゲームオプティマイザー
- FILMMAKER MODE
- エキスパート(明るい空間)
- エキスパート(暗い空間)
- あざやか
視聴するコンテンツに合わせて、好みのプリセットを選びましょう!
ただ、自動で設定を調整してくれる機能も多いので、使ってみるのもおすすめです。
スマートモニター
そして、このモニター最大の特徴、webOS 22を搭載しています!
スマートテレビに搭載されてるやつですね。
UIはLGのテレビのものが、そのまま使われてるみたいです。
僕はここ数年テレビじゃなくて、モニターしか使ってなかったので知らなかった…
Netflix、Disney+、Prime VideoやApple TV+、Abemaなどの、VODサービスを視聴することが可能です。
YouTubeやTikTokなどの無料動画サービスも使えるので、テレビ代わり使えちゃいますね。
テレビを見ないなら、これで十分すぎます。
NHKも追い返せちゃいますね。
ただし、サブスクは月額を払って契約しているものしか視聴できません。
付属のリモコン、またはLGのスマホアプリ「LG ThinQ」を連携させると、テレビのように操作することができます。
使ってみた感じは、テレビよりも操作性は高そうでした。
スマホアプリから操作すれば、スマホの動画や画像をワイヤレスで表示することも可能です。
スマホのキーボードで検索ワードを入力することもでき、普通のテレビよりも使いやすく感じました。
Wi-Fi 5(IEEE 802.11ac)とBluetooth 5.0に対応してるので、有線接続は不要で高速通信ができます。
Bluetoothスピーカーを接続して、スピーカー音質をパワーアップさせることも可能です。
ただ、デフォルトのスピーカーでも結構いい音出るんですよね。
音質はこんな感じ。
テレビの代わりに置くイメージの製品だからか、スピーカーもテレビと比べてもそん色ないレベルの音質でした。
サブスク動画を見るにも普通に使えるくらいの迫力はありますね。
仮想5.1.2chサラウンドにも対応していますし、もっと音質をよくしたい、と思ったらBluetoothスピーカーを接続することも可能です。
Bluetoothなら配線も増えないので、スマートなデザインを崩さずに音質を向上することができてグッドですね!
ただし、イヤホンジャックはついていないので注意しましょう。
LG 32SQ780S-Wのレビューまとめ
というわけで、LG 32SQ780S-Wをレビューさせていただきました!
ざっくりポイントをまとめると
- 4Kの高解像度で作業領域が広い
- Type-C1本で繋げて接続がスマート
- チューナーレステレビとして使用できるwebOS 22を搭載
- オールホワイトのデザインがかっこいい
そんな感じ!
作業用途としては4Kの高解像度に加え、Type-C一本で繋げるケーブルで接続もスマートで作業用モニターとして欲しい要素をしっかり満たしています。
それに加えて、webOS 22を搭載したスマートモニターとしての側面もあります。
テレビ代わりに気軽にVODを見る映像機器が欲しい、でもモニターも欲しい、でもでも部屋に置くモノはできるだけ少なくしたい、みたいな人には最高でしょうね。
なによりモニターとモニターアーム、さらにはケーブルまでオールホワイトカラーでデザインがカッコいい!
ホワイトカラー統一デスクには必須アイテムでしょう!
ゲームをしない人が1台モニターを買う、というなら、かなり有力な選択肢じゃないでしょうか。
気になるのは価格くらいですかね。
8万越えはなかなか手が出しにくいですが、モニター+テレビ代わりと考えればアリだと思います。
個人的にこのモニターがおすすめな層は、部屋の広さはあまり広くない、1Rから1LDKくらいの部屋でテレビとモニターを置くには部屋のスペースがキツイ、というような人にはピッタリですね。
アンチグレアの31.5インチで4K解像度という、作業用モニターとしては1台でも作業スペースが広く使いやすい。
自由度の高いアームで位置調整して、リモコンやアプリからVODを起動してソファやベッドから見えるテレビとして使うのもかなりいいんじゃないでしょうか!
また「LG 32SQ780S-W」についてはモニ研のYouTubeでも詳しくレビューしています。ぜひこちらもチェックしてください!