こんにちは、モニ研(@medifav)です。
今回レビューするのは、激熱鉄板の4K/144Hz対応ゲーミングモニター「Predator XB323QKNVbmiiphuzx」です。
以前紹介したPredator XV282KKVと同じPredatorシリーズのニューモデルです。前回のXV282KKVは28インチでしたが、このモニターはさらにワンサイズ大きい31.5インチ!すごく大きい!
しかも、4K144Hzの高解像度&高リフレッシュレートでPS5にピッタリなスペックです。
Predator XB323QKNVbmiiphuzxについて
まず、Predator XB323QKNVbmiiphuzxのポイントについて確認していきましょう。
- 4Kゲーミングモニター
- 144Hzリフレッシュレート
- 31.5インチの大型モニター
- 応答速度GtGで0.5ms
- PS5用のモニターが欲しい人にオススメ
4Kの高解像度を最大限活かせる大型モニターですね!前回のXV282KKVのときに「32インチくらいのが欲しいなぁ」という人がかなりいたので、このモニターを待ち望んでいた人も多いのではないでしょうか!
Acerさん分かってますね!
Acer様からの提供品ですが、いつも通り忖度なしでレビューしていきます!
Predator XB323QKNVbmiiphuzxのスペック
メーカー | Acer |
画面サイズ | 31.5型ワイド |
解像度 | 4K(3840×2160)、16:9 |
パネルタイプ | IPS |
コントラスト比 | 最大:100,000,000:1(ACM) 通常:1,000:1 |
リフレッシュレート | 144Hz |
応答速度 | 1ms(GTG) 0.5ms(GTG, Min.) |
パネル表面 | ノングレア |
入力端子 | DisplayPort v1.4×1 HDMI 2.1×2 USB 3.2×1(Type-C、Gen 1、5Gbps、給電対応(65W) ヘッドホン端子 USB 3.2ポート×4(Type-A、Gen 1、5Gbps)(2up 4down) |
VESA対応 | 100×100 |
可動調節機能 | チルト角:上25°/下5° スイベル機能:左30°/右30° 高さ調整機能:最大130mm ピボット機能:非対応 |
主な機能 | DisplayHDR 400 |
同期技術 | Adaptive-Sync |
付属品 | DisplayPortケーブル(1.5m) HDMI 2.1ケーブル(1.5m) USB Type-Cケーブル(1.5m) USB(Type-A to Type-B)ケーブル(1.5m) 電源ケーブル(1.5m) スタンド 保証書等 ヘッドフォンハンガー |
寸法 | 約715.7 x 482.1-612.1 x 308.9 mm |
重量 | スタンドあり: 約11.14kg、スタンドなし: 約8.18kg |
リモコン | なし |
内蔵スピーカー | 4W+4Wステレオスピーカー |
保証 | 3年(パネル・バックライトユニットは1年) |
価格 | 138,000円(税込み)*記事作成時の価格 |
パネルタイプはIPSパネル
4Kモニターなので、もちろんIPSパネルを採用。
現実に近い色味を出せる色再現性や、角度をつけてモニターを見た時でも色味が変わりにくいパネルです。
高解像度のモニターとの相性がよく、人気が高いパネルです。
IPS | V | TN | |
---|---|---|---|
色再現性 | ◎ | 〇 | △ |
コントラスト | 〇 | ◎ | △ |
視野角 | ◎ | 〇 | △ |
応答速度 | 〇 | △ | ◎ |
モニターサイズは31.5インチ
モニターのサイズは31.5インチ!
僕がよくレビューする27インチのさらにワンサイズ上です。大きい!ちょっとしたテレビくらいのサイズ感です。
モニターサイズが大きいので、デュアルモニターにするにはデスクの横幅がある程度ないと無理ですね。
デスクの横幅が100cmでは厳しいです。120cmは欲しいです。
4K解像度
モニターの映像を作り出すドットの数を示す解像度は、4K UHD 3840×2160です。
一般的なテレビやモニターは,1920×1080のドットが並んでいるフルHDという解像度です。4KはフルHDの4倍細かく映すことができる解像度です。
- フルHDモニターの解像度:1920×1080
- 4Kモニターの解像度:3840×2160
画面を見れば一目で違いが分かるレベルです。
FPSゲームだとあまり関係ありませんが、グラフィック重視のRPGやオープンワールドゲームなど競技性の低いゲームでは、解像度が高いとゲームの世界に没入しやすくなります!
リフレッシュレートは144Hz
4Kの高解像度にも関わらず、映像の滑らかさを示すリフレッシュレートは144Hz!1秒間に144回画面を更新するということです。
多くのゲーミングモニターは4Kだとリフレッシュレートは60Hzです。1秒間に60回しか画面を更新できません。4Kで144Hzというのはすごいのです!
性能が高い分、価格も高くなってしまいます。
応答速度0.5ms
応答速度はGtoGで最大0.5msです。
応答速度は画面の色が変わる速度のことです。応答速度が遅いと動きの速い映像がブレて見えますが、0.5msであればFPSゲーミングモニターと同じレベルです。むしろ早いくらいなので、FPSゲームでも全然気になりません。
モニターサイズが大きくなったのに応答速度は前モデルXV282KKVの1msから0.5msにパワーアップ!
Predator XB323QKNVbmiiphuzx開封レビュー
ここからは実際にPredator XB323QKNVbmiiphuzxの実機レビューをしていきます。
開封&中身を写真付きでチェック
Predator XB323QKNVbmiiphuzxの付属品は以下の通りです。
- 説明書
- HDMIケーブル
- DisplayPortケーブル
- USBケーブル(TYPE C)
- USBハブ用ケーブル
- 電源ケーブル
- ヘッドホンハンガー
- 支柱&台座
- 本体
付属ケーブルが豊富に付いているのはありがたいですね。それと、Type-Cケーブルが付属しているのは珍しいです。
モニター組み立て
モニターの組み立てはいつも通り、モニターの凹みにスタンドの突起部分をはめます。これだけで出来上がり!
本体サイズ
組み立てて電源を入れたのがこちら!本当に大きいですね!
4Kの映像を映していますが、めちゃくちゃ綺麗です。細かいところまで映せるのは31.5インチならではです。
モニターの横幅は71.5センチ。高さは47.7センチ〜60.3センチに調節可能です。
台座も大きいので、デスクのサイズも必要になってきます。
ベゼルは6mm
スリムなベゼルは非表示領域を合わせても6mmほどで、デザインがスマートです。
背面デザイン
背面はライトが光っています。これぞゲーミングモニターという感じ。
この光は設定で色やパターンの変更が可能です。
スタンドも大きめです。プレデターのマークにドラゴンの鱗のようなデザインがかっこいい!
ケーブルを通すための穴もあります。
スタンドが大きいので、個人的にはモニターアームを使いたいですね。
31.5インチには対応していないモニターアームもあるので注意しましょう。
入力端子
入力端子はモニター背面下部にあります。
左から、
- HDMI2.1×2
- DP1.4
- USBTypeC
- USBハブ用アップストリーム
- USB3.1×2
側面には、USB3.2×2が付いています。
HDMI2.1の端子が付いているので、PS5やXboxシリーズで4K/144Hz出力が可能です。
USBハブ機能も付いているので、作業用モニターとしても使用できます。
Acer Predator XB323QKNVbmiiphuzxの性能を検証
スタンドの性能について
- 高さ調整:最大130mm
- チルト25°~-5°
- スイベル:左30° 右30°
- 回転機能は無し
チルト
モニタの首を上下に角度調整できるチルト機能にも対応しています。
最大で手前側に5°、奥側に25°まで傾けることができます。
スイベル
左右の首振りにも対応しています。左右に30°ずつ傾けられます。
視野角について
正面から見たモニターの色味はとても綺麗です。IPSパネルならではの綺麗な発色ですね。
上や横から角度をつけて見ても、色味が全然変わりません。奥の方も何色かしっかりわかりますね。
スピーカーの音質をチェック
Predator XB323QKNVbmiiphuzxにはスピーカーも搭載されています。音質は下記の動画から確認可能です。
正直、音がいいとは言えませんね。
スピーカーにはあまり拘っていないのだと思います。スピーカーの音をよくするよりも、高画質や高リフレッシュレートなどモニターにしかできないことに力を入れているのでしょう。
Acer Predator XB323QKNVbmiiphuzx機能性について
メニュー機能の解説をしていきます!
個人的にすごい嫌なところがあって、スティックボタンではないんですよ。メニューボタンの横に電源ボタンがあるから、何回か間違えて押してしまいました。
慣れてくれば問題ないかもしれませんが、スティックボタンの方が使いやすいです。リモコンなどが付いていればよかったのですが…
画質調整
メニュー機能の項目を解説していきます。
ブラックブースト
ブラックブーストは、暗いところを明るくできる機能です。
オンにしておくと、木の下にいる敵や屋内にいる敵を発見しやすくなります。
低ブルーライト
低ブルーライトは、ブルーライトをカットする機能です。
ACM
ACMはコントラストの自動調整機能です。
HDR
このモニターはDisplayHDR-400に対応しています。
HDRには、HDRの映像を出力できるだけのHDR-10と、高い基準に合格したDisplayHDRがあります。DisplayHDR-400に対応しているので、高画質なモニターだと保証されています。
LightSense
LightSenseは、輝度の自動調整機能です。
スーパーシャープネス
スーパーシャープネスは、映像の輪郭を強調する機能です。
最大輝度
最大輝度は、前のモデルではマックスブライトネスという名前でした。
オンにすると、同じ輝度でもよりモニターが明るくなります。モニターの限界突破という感じですね。同じ輝度70ですが、明るさが全然違います。
明るくなる分、消費電力も増えますが、画面の輝度を明るくしたい場合はオンにしてください。
カラー
グレースケールモード
グレースケールモードは、オンにすると画面が白黒になります。
6軸色合い、6軸飽和
6軸色合いと6軸飽和は、色合いを設定できる機能ですが、基本的にはあまり変更しなくてOKです。
ゲーミング
反応速度表示
反応速度表示は、オーバードライブ機能です。少しわかりにくいですね…
上げれば上げるほど、応答速度が高速化します。
【オフ】【ノーマル】【極度】の順に効果が強くなります。
AdaptiveSync
AdaptiveSyncは、映像のズレやカクツキを防止する機能です。
リフレッシュレート数
リフレッシュレート数は、画面内にリフレッシュレートを表示します。
VRB
VRBは、いわゆる黒挿入です。
モニターが表示するフレームとフレームの間に、真っ黒なフレームを挟み込むことで、映像の残像感が軽減されます。
FPSゲーム専用という感じの機能です。
照準点
照準点は、モニターの中央に照準を表示します。
照準機能がないゲームでは、かなり効果的です。
システム
照明
照明では、モニター背面のライトの色味やパターンを変更できます。
USBポートの選択
USBポートの選択は、どのタイプのUSBでUSBハブ機能を使うのか選択可能です。
画面モードプリセットの紹介
- 標準
- エコ
- グラフィック
- HDR
- ユーザー
- スポーツ
- レース
- アクション
まずは、画面モードプリセットを使用してみて、後から自分好みにカスタマイズしましょう!
Predator XB323QKNVbmiiphuzxで実際にゲームをプレイ
いつもはPCでゲームプレイしていますが、今回はPS5を繋いで4K・144Hzが出るかをFortniteで遊んでチェックしてみました!
PS5で4K/144Hz出るかを検証
PS5の映像出力情報では、3840×2160(4K)、120Hzと表示されています。流石はHDMI2.1対応ですね!
PS5に最適化されています!
実際にプレイしても、4K・120fpsで安定して、滑らかに出力できています。
画面モードはHDRです。映像が綺麗で、見惚れてしまいます。
31.5インチのモニターを奥行き60cmのデスクに設置すると、キーマウ(キーボードとマウス)でFPSやTPSをプレイするのは厳しいと思います。
オフィスソフトなどで作業をするのであれば問題ありませんが、競技性の高いゲームだと画面全体を視界に収めつつ集中するのは難しいです。大きすぎて隅が見えにくいですね。
PS5で4K・120fpsを出力するには、モニターHDMI2.1に対応していることが必要です。このモニターはHDMI2.1に対応しているので、映像美もぬるぬる感もしっかりと味わえます。
Acer Predator XB323QKNVbmiiphuzx レビューまとめ
Acer XPredator XB323QKNVbmiiphuzxをレビューさせていただきました!
ざっくりポイントをまとめると
- 144Hzと4Kに対応
- 待望のHDMI2.1対応でPS5で4K/120Hz出力可能
- DisplayHDR400とIPSパネルで映像美が最強
- 黒挿入機能に対応
- PS5・Xboxシリーズに完全対応
4K・144Hzのゲーミングモニターのレビューは久しぶりでしたが、やはり映像美が素晴らしいですね。
4Kというだけで映像は綺麗ですが、その辺の4Kモニターにはない滑らかさがあります。しかも、PS5で4K・120Hzを出力できるHDMI2.1規格対応。これがすごい。PS5の性能をフルに活かせるゲーミングモニターです。
31.5インチなのでかなり大きいですが、ワイヤレスのパッドでプレイするなら問題ありませんでした。椅子を少し後ろに下げるだけで解決です。
キーマウでプレイするにしても、リクライニングに体を預けてプレイするなら競技性の高いゲーム以外は問題ありません。
PS5やXboxシリーズ用としてはもちろん、PCで4K・144Hzもできるモニターを求めている方は、ぜひ導入を検討してください!
※YouTubeでは動画でレビューをしています。ぜひこちらもチェックしてください。