モニター買いあさって50台以上!モニター専門家、モニ研(@medifav)です!
とうとう来ましたよ!
最強のFPS用ゲーミングモニターの一つになるであろう「LG 27GR95QE-B」
コイツの発売をどれだけ待ち望んでたことか!
なにせ有機EL搭載の、初の26.5インチサイズのゲーミングモニターですからね!
なにがすごいって、有機ELパネルは応答速度がマジで神速なんですよ。
応答速度の速さは、FPSゲーム用のゲーミングモニターにとってめちゃめちゃ重要!
有機ELパネルは、液晶パネルとは桁違いの応答速度を実現できるんですよ!
そんなLG 27GR95QE-B、早速スペック紹介から行ってみましょう!

LG 27GR95QE-Bについて
まず、LG 27GR95QE-Bのポイントについて確認していきましょう。
LG 27GR95QE-Bのポイント
- 史上初の26.5インチ有機ELゲーミングモニター
- 応答速度0.03ms
- 240Hzの高リフレッシュレート
- 薄型ベゼルのスタイリッシュなデザイン
- WQHD解像度で繊細な映像を出力
26.5インチでFPSゲームにも適したサイズ、応答速度が0.03ms、リフレッシュレートは240Hz、かなりハイスペックなゲーミングモニターですね。このスペックを見ているだけで、ワクワクが止まりません!
性能面だけでなく、スタイリッシュなデザインも嬉しいポイントです。

LG 27GR95QE-Bのスペック


メーカー | LG |
画面サイズ | 26.5インチ |
解像度 | 2560×1440(WQHD) |
パネルタイプ | OLED |
コントラスト比 | 1,500,000:1 |
リフレッシュレート | 240Hz |
応答速度 | 0.03ms(GTG) |
パネル表面 | アンチグレア |
入力端子 | HDMI入力 2 DisplayPort入力 1 (Ver.1.4) USBアップストリーム 1 (USB 3.0) USBダウンストリーム 2 (USB 3.0) ヘッドホン出力 (ステレオミニジャック) 1 (4極:ヘッドホン出力+マイク入力) 光デジタル出力(S/PDIF) 1 |
VESA対応 | 100×100 |
可動調節機能 | チルト 前 : -5゚ / 後 : 15゚ スイベル 左10゚/右10゚ 高さ調節 110mm ピボット表示 ○ (左90º) |
主な機能 | HDR10 ブルーライト低減モード |
同期技術 | FreeSync™ Premium テクノロジー |
付属品 | 電源コード 1 (1.5m) AC-DCアダプタ 1 HDMIケーブル 1 (1.8m) DisplayPortケーブル 1 (1.8m) USBケーブル 1 (1.8m) リモコン 1 クイックセットアップガイド 保証書 ケーブルホルダー 1 取付け用ネジ |
寸法 | セット(スタンド付き):604×464-574×258 セット(スタンドなし):604×351×45 梱包時:808×181×532 |
重量 | セット(スタンド使用時):10.9kg セット(スタンドなし):8.6kg 梱包時:16kg |
リモコン | あり |
内蔵スピーカー | – |
保証 | 2年安心保証 |
価格 | 136,182円(税込み、記事作成時) |
パネルはOLEDパネル
まずパネルはOLED。
いわゆる有機ELパネルってやつですね。
液晶と異なり素子そのものが発光しているので、バックライトが必要なく、モニターのパネルがめちゃめちゃ薄くなります。
完璧な黒の出力も可能、そして応答速度が爆速になります。
最近のハイエンドテレビとかにも採用されてるパネルですね。
もちろんデメリットもありますが、有機ELパネルに関しては後ほど実機で映像を見ながら詳しくお話しします。
モニターサイズは26.5インチ
モニターサイズは26.5インチ。
これまでは、有機ELパネルの26.5インチで、リフレッシュレートも240Hzみたいなゲーミングモニターは、存在していませんでした!
ここ1年くらいまでは、有機ELだと60Hzとかのゲーミングじゃないモニターばかりでしたね。
最近になってようやく40インチ越えとか、4K/144Hzとかのテレビの代わりに使うような大型ゲーミングモニターが出てきました。
そして遂に!26.5インチという、FPSゲーマーが競技でも使えるような小型の有機ELゲーミングモニターが出てきましたね!
このサイズなら、一般的なデスクに置いて画面の中央を見ていても、画面全体が視界にしっかり収まります。
画面内の情報を見逃さずに済むんですよね。
FPSで使われるサイズは24インチ前後が一番多いとはいえ、27インチでも十分許容範囲内。
「27インチのほうがいい」という人もいるくらいですしね!
リフレッシュレートは240Hz


モニターの映像が1秒間に更新される回数であるリフレッシュレートは240Hz!
リフレッシュレートは高ければ高いほど、映像がぬるぬるになります。
最近は360Hzも出ていますが、240Hzでも十分すぎるくらいぬるぬるで快適です。
プロゲーマーでも、240Hzのゲーミングモニター使ってる人は普通にいますからね。
※参考:リフレッシュレートとは?FPS・TPSゲーマー必見!フレームレートとの違いも解説
応答速度はGtoGで0.03ms


そして有機ELパネルなので、応答速度は超絶爆速!
なんとGtGという計測方法で0.03ms!
ストレイト・クーガーもびっくりの爆速ですよ!
液晶パネルの場合は、応答速度が速いTNパネルでも0.5msとか0.3msで最速レベルなので、文字通り桁違いの速さ。
応答速度はモニターの色の変化の速度で、これが遅いと動きの速い映像がブレて見える残像感を感じます!
以前、同じLGの有機ELゲーミングモニターをレビューしましたが、マジで残像感なかったです。
0.03msは世界が追いつけない速さ。
Monitor GapでFPSゲーム勝てます。
『一手』…俺のほうが応答速度で『上』を行ってるんだぜ…ウェカピポ。


解像度はWQHD


解像度は2560×1440のWQHD。
有機ELの映像の綺麗さを活かすためか、WQHDなんですよね。
解像度は高いに越したことはないので、これはメリット。
FPSゲームだけではなく、グラフィック重視のゲームや、映像を楽しむユーザーにもおすすめのスペックです。
VALORANTみたいな軽いゲームなら、WQHDで240fps出すのも難しくないですしね。



LG 27GR95QE-B開封レビュー
ここからは実際にLG 27GR95QE-Bを実機レビューをしていきます。
開封&中身を写真付きでチェック
























- 本体
- 支柱
- 台座
- リモコン
- DisplayPortケーブル
- HDMIケーブル
- USBアップストリーム用ケーブル
- 電源ケーブル
- ACアダプター
- ミニドライバー
- ケーブルホルダー
- セットアップガイド等
リモコンが付いているのは嬉しいですね!使い勝手もいいので高評価!
ACアダプターはスマートフォンくらいの大きさですね。厚みはありますが、手に収まるサイズです。
モニター組み立て
それでは組み立てていきましょう!
まずは、本体背面の凹みに、支柱の出っ張りをはめ込みます。
正しくはめ込むと「カチッ」と音が鳴るので、分かりやすいです。


続いて、支柱の底に台座をセットして、手回しでネジを締めていきます。




これでモニターの組み立ては完了です!
本体サイズ
組み立てが終わったのがこちら!
デザインがよくて、カッコいいですよね!
一般的なモニターは3辺がベゼルレスになっていますが、このモニターは下ベゼルも無いのでスタイリッシュです。


モニターの横幅は60.5cm。
高さは可変です。
一番高い状態で58cm
一番低い状態で47cmです。






ベゼルは9mm
ベゼルは非常に薄いですね。
非表示領域は8mm、ベゼルが1mmです。
合わせて約9mmですね。


背面デザイン


背面はこんな感じ!
真ん中にUltraGearのロゴがあります。
付属のケーブルホルダーを使用して、背面のケーブルをまとめています。


一般的なモニターは、入力端子が底面についていることが多いですが、LGのモニターは背面についています。


ライティングは色を変えたり、パターンの変更が可能。
ライティングの変更は、メニューの設定から行います。




側面デザイン


パネルがめちゃめちゃ薄いです。
有機ELはバックライト不要だから、パネルを薄くできます。
台座について


台座はこんな感じ!
三点倒立型で中央が少し浮いています。
スタンドの先端には、LGとUltraGearのロゴが入っています。
入力端子


入力端子は左から順に
- HDMI入力×2
- DisplayPort入力×1
- USBアップストリーム×1 (USB 3.0)
- USBダウンストリーム×2 (USB 3.0)
- ヘッドホン出力(4極:ヘッドホン出力+マイク入力) ×1
- 光デジタル出力(S/PDIF) ×1
モニターに光デジタル出力がついてるのはマジでレアですね!
スピーカーの音質にこだわる人には嬉しいんじゃないでしょうか。
HDMI/DisplayPortのどちらでもWQHD/240Hz出力可能です。
スピーカーはついてないので、そこだけは注意しましょう。
「モニターにPCつないだのに音が出ない!」というのは故障ではないので、外付けスピーカーかイヤホンなどを接続してください。
LG 27GR95QE-Bの性能を検証
スタンドの性能を検証
LG 27GR95QE-Bは、以下の角度調整に対応しています。
- チルト 前 : -5゚ / 後 : 15゚
- スイベル 左10゚/右10゚
- ピボット表示 左90º




スイベルは左右10°です。


そして、回転(ピポット)させて縦置きモニターとしても使用できます。
下ベゼルが薄いので、自然な没入感を得られます。


VESA100×100にも対応しているので、モニターアームを取り付けて、より自由度の高い配置にもできます。
色味・視野角について
ここでは、色味や視野角についてレビューしていきます!
色味について
このモニターが出せる色の範囲の規格である色域はDCI-P3 98.5%。
ゲーミングモニターとしては相当広い色域で、写真編集などにも使えるレベルですね。
見てくださいこの黒の深さ。完璧な黒を出力できてます


有機ELパネルは、バックライトが必要な液晶パネルと違い、有機EL素子そのものが光っています。
暗い部分の素子だけを消灯することで、完璧な黒色を出力できます。
そのため、コントラスト比も1,500,000:1というありえないくらい高い比率になっています。
実際に黒色が綺麗で洞、窟と夜景などのシーンが映えますね。


また、有機ELは基本的にグレアパネルで光を反射してしまいます。
光を反射すると暗いシーンで自分の顔が画面に映って、ゲームプレイの集中を妨げてしまいます。
しかし、LGのこのパネルはアンチグレア加工がされていて、光をほぼ反射しません。
CoDやタルコフのような暗いシーンが多いゲームでも反射しないので、敵の視認性を妨げないのはグッド!


焼き付き対策について
有機ELパネルの大きな問題に、長時間同じ画面を表示し続けると、映像が残像として焼き付く、焼き付き問題があります。
ゲームでは、HPバーなどのHUDが常に同じ場所に表示されているため、焼き付きが発生しやすいんですよね。
しかし、最近の技術の進歩により、有機ELパネルでも焼き付き対策が取られています。


画面移動:画面の映像が人が気づかないレベルで少しだけ移動して焼き付きを防止する
スクリーンセーバー:同じ画面をずっと表示していて変化がない場合、モニターがオフになる
これらの機能を使うと、有機ELの大きな問題である焼き付きを大幅に防止できます。
これらの機能は、最新の有機ELテレビでも使われている機能ですね。
有機ELのデメリットを技術力で克服し、黒の美しさや応答速度の速さといったメリットをしっかり活かしているんですね!
視野角について
視野角は上下左右178°なので、角度をつけて見ても色味は変わりません。
マルチディスプレイにして、斜めから画面を見ても色味が大きく変わらないのがメリットですね。




LG 27GR95QE-Bの機能性について
LG 27GR95QE-Bのメニュー設定を見ていきましょう!
メニューは、付属のリモコンの歯車マークを押して起動します。


ゲーム機能設定


Adaptive-Sync
スタッタリングやテアリングなどの、映像のズレやカクつきなどの破綻を防ぐ機能です。
ブラックスタビライザー
画面の暗いところを明るく見せるて、明るい部分は明るすぎないように調整する機能です。
FPSゲームの暗い室内などの打ち合いで、敵の視認性が上がり有利になります。
プレイするゲームやマップによって調整するのがおすすめ。
クロスヘア


画面の中央にクロスやドットのクロスヘアを表示できます。
FPSカウンター
モニター上に現在のフレームレートを表示できます。
画像調整


シャープネス
物体の輪郭をシャープに表示する機能です。
その他の項目の、ガンマや色温度・R/G/Bなどは、細かな色の調整ができます。
基本的には設定を変更する必要はありません。
全般


Hexagon Lighting
モニター背面のライティングの設定をします。
色を変更したり、ライティングをオフにしたりできます。
ユーザー定義キー


赤い四角で囲んであるボタンに、ショートカットを設定できる機能です。
サウンド出力
3.5mmイヤホンジャックと光ジャックの、どちらから音声を出力するか選択できます。
DTS Headphone:X
3.5mmイヤホンジャックを使用している場合に、疑似的な立体音響出力を実現する機能です。
リモコンについて


このリモコンは、かなり使い勝手が良いです!
メニューを呼び出して操作する以外にも、ワンタッチで輝度や音声出力の調整・入力端子の変更が可能です。
その他にも、ブルーライト低減モードへの変更など、多機能ですね。
画面プリセット




















- ゲーマー1
- ゲーマー2
- FPS
- RTS
- 鮮やか
- ブルーライト低減モード
- HDR効果
- sRGB
- 色覚調整
- キャリブレーション設定1.2
キャリブレーション設定1.2は、LGの「キャリブレーションスタジオ」というソフトで設定したプリセットを表示する機能です。
LG 27GR95QE-Bでゲームをプレイ
そして最後はゲームプレイ!
CoD(コールオブデューティー)とWo Long・原神の3タイトルでレビューします!
CoDをプレイ
やはり、FPSゲームは必須でしょう。プレイしたのはCoD。
プレイすると分かりますが、応答速度0.03msは半端ないです!
マジで敵の視認性が段違いで高い。


画像では伝わりませんが、視点を振ってもオブジェクトや敵が全然ブレません!
CoDに限らず、FPSゲームならどのゲームでもアド取れると思うマジですごい!
「黒挿入機能ないのかあ」と思っていましたが、これだけ残像感少ないなら、黒挿入なくても全然問題ないですね。
リフレッシュレートは240Hzあり、映像もバッチリ滑らかです。


応答速度にいたっては、全ゲーミングモニターでも最速レベル。
FPS用ゲーミングモニターとしては、モニターサイズの好みさえ合えば、最強の一角を担うのは間違いないですね!
Wo Longをプレイ


ソウルライクのアクションゲームWo Longもプレイしました!
暗いシーンが多いので有機ELパネルとの相性がいいですね。
夜のシーンは1,500,000:1のコントラスト比をしっかり活かせますし、応答速度の速さでアクションシーンも残像感がなく見やすいです!


原神をプレイ


有機ELのコントラスト比に加え、DCI-P3 98.5%の広色域なので、原神みたいなオープンワールドゲームも美しい色味を十分楽しめます!
WQHDの繊細な映像も合わせて、プレイしていて不自由や不満点はまったくないですね!
オープンワールドゲーム専用として買うのは少しもったいないですが、映像は非常にきれいなのでプレイは快適です。
どのゲームをプレイしても、モニターそのもののスペックが超高いので、間違いなく快適なゲーム体験を楽しめるでしょう!


LG 27GR95QE-Bの価格について


最後にお値段ですが、現在のAmazon価格で9%オフで136,182円。
思ったより全然安い、というのが僕の感想ですね。
WQHD/240Hzというだけで、10万円越えは間違いないです。
そこに27インチサイズ初の有機ELパネル搭載、となると17万くらいはするかな、と予想していました。
もちろん安い買い物ではありませんが、性能を考えれば全然アリな価格ですね!
LG 27GR95QE-Bのレビューまとめ
というわけで、LG 27GR95QE-Bレビューさせていただきました!
ざっくりポイントをまとめると
- 史上初の26.5インチ有機ELゲーミングモニター
- 神速の応答速度0.03msを実現
- 240Hzの高リフレッシュレートに対応
- 極薄ベゼルによるスタイリッシュデザイン
- 1,500,000:1の圧倒的コントラスト比による映像美
- WQHD解像度で繊細な映像を出力
- 有機ELなのにアンチグレアパネルを搭載
- 便利なリモコン付き
- 価格は13万円台
そんな感じ!
「これぞ新時代!」という感じのゲーミングモニターでしたね。
思わず僕も覇王色の覇気が出そうになりましたよ。
発売前から理論上最強のFPSとか、格ゲー向けゲーミングモニターだと思っていました!
それだけではなく、有機ELのコントラスト比が相まって、グラフィック重視のゲームとかオープンワールドゲームにも相性めちゃよかったです。
もちろんFPSゲームに関しては最強ですね。
価格の高さというハードルはあるので、「全員有機ELゲーミングモニターを買え!」とはなりません。
しかし、予算が許すのであれば、有機ELパネルのゲーミングモニターはFPSゲーマーにも、グラフィック重視のゲームをプレイするゲーマーにも、選択肢として有力な候補になってくるのは間違いないでしょうね。
将来的に24.5インチとか出たら、競技シーンでも採用する人かなり増えるんじゃないかな。
また「LG 27GR95QE-B」についてはモニ研のYouTubeでも詳しくレビューしています。ぜひこちらもチェックしてください!