モニター買い漁って50台以上!こんにちは、モニター専門家のモニ研(@medifav)です。
テレビCMでよく見かけるマウスコンピューターってどんな会社だろう、と思う方は多いのではないでしょうか。
乃木坂46やマツコ・デラックスさんを起用したテレビCMはキャッチーで、ついつい気になってしまいます。
そこで今回は、マウスコンピューターはどんなPCを作っているのか、購入する際に知っておきたいメリット・デメリットを解説します。
よく聞くマウスコンピューターってどんな会社?
まずは、マウスコンピューターがどのような会社なのか確認しておきましょう。
親会社は株式会社MCJ
株式会社マウスコンピューターは東京都中央区に本社がある、BTOパソコンの通信販売をメインとするメーカーです。
BTOとはBuild to Orderの頭文字を取ったもので、受注生産を意味します。
顧客一人一人の注文に合わせてパーツを組み上げてから販売をするパソコンです。
2006年に株式会社MCJという会社から分割されて、マウスコンピューターが設立されました。
2008年にはモニターで有名な株式会社イーヤマを吸収合併しているので、iiyamaブランドのモニターの発売元となっています。
多彩なグループ企業
親会社の株式会社MCJのグループには、インテルやマイクロソフトの正規代理店であるテックウィンドやBTOパソコンブランドのパソコン工房などがあります。
このことからも分かるように、株式会社MCJはパソコン部品の輸入から販売までを手掛ける大手企業です。
大手企業の調達力を活かした部品の仕入れやグループ内でのノウハウの共有は、マウスコンピューターの大きな強みでもあります。
少し分野が違いますが、インターネットカフェのアプレシオもMCJグループの一つです。
マウスコンピューターがBTOパソコンの販売を始めた当初は、コストパフォーマンスに優れた格安パソコンメーカーとして知られていました。
近年ではテレビCMに乃木坂46を起用したことから、親しみやすいPCメーカーとして認知度が上がっています。
マウスコンピューターのゲーミングPCのおすすめポイント
続いては、マウスコンピューターのゲーミングPCのおすすめポイントを解説します。
マウスコンピューターのゲーミングPCのおすすめポイントはこちらの3点です。
①充実したサポート体制
まず、サポート体制についてですが、マウスコンピューターは24時間365日サポートを受け付けています。
電話窓口の混雑状況を表示していたり、電話が苦手な人向けにスマートフォンアプリのLINEでもサポートを受け付けていたりします。
また、保証期間内であれば、72時間以内で修理が完了します。ただ単に、いつでもサポートを受け付けているのではなく、ユーザーの利便性を考えたサポート体制です。
さらにPCの購入時に安心パックに加入すれば、さらに充実したサポートを受けられます。
標準の保証と安心パックとの違いは、専用ダイヤルで専任スタッフによるサポートを受けられる・修理の納期が最短当日出荷になるなどがあります。
「仕事でもPCを使う。」
「毎日ゲームにログインしたい。」
という方にとって、最短当日出荷は非常に嬉しいサービスです。
口コミでも、
「パソコン故障から、復帰まで、早すぎた。パソコン使えなかった日、3日しかない!」
「先週土曜日に宅配便さんに引き取られていった故障ノートパソコンが、修理を終えて帰って来た。移動含めて4日!早いぞマウスコンピューター。」
など、修理の早さに驚きの声が上がっています。
②国内生産による高い品質
マウスコンピューターのゲーミングPCのおすすめポイント、2つ目は国内生産による高い品質です。
マウスコンピューターのテレビCMでタレントのマツコ・デラックスさんが伝えていますが、マウスコンピューターのPCは長野県飯山市の工場で一つ一つ手作りされています。
飯山市の工場では、設立当初からBTOパソコンの生産に特化してきました。
特筆すべきはその生産方式です。多くのPC工場は生産効率を上げるために、ベルトコンベアを使用した流れ作業をしています。
しかし、マウスコンピューターでは全工程を一人で作り上げる「セル生産方式」を採用しています。
ベルトコンベア方式だと新しい部品を使用する場合に、生産ラインを制御するプログラムの変更に時間がかかってしまいます。
これが一人一人が作り上げるセル生産方式であれば、新しい部品が入ってきてもすぐに対応できます。
一台一台仕様が違うBTOパソコンでは、熟練の工員による手作業に勝るものはありません。
③高いコストパフォーマンス
マウスコンピューターのゲーミングPCのおすすめポイント、3つ目は「高いコストパフォーマンス」です。
マウスコンピューターはグループ企業内でパーツの調達からアフターサポートまで完結できます。
そのため、スケールメリットを活かしたパーツ調達が可能です。
例えば中小のPCメーカーが部品Aを1個100円でまとめて1000個購入するところを、マウスコンピューターであれば1個60円で1万個など、量を増やす代わりに値下げをして調達ができます。
これをスケールメリットといいます。
そのため、マウスコンピューターのPCは高い品質と手厚いサポートを兼ね備えていながら、安価に提供できるのです。
マウスコンピューターのゲーミングPCの短所やデメリット
次はマウスコンピューターのゲーミングPCの短所やデメリットについて解説します。
マウスコンピューターのゲーミングPCの短所やデメリットはこちらの2点です。
①ゲーミングPCとしてはデザインが地味
まず、デメリットの一つ目「ゲーミングPCとしてはデザインが地味」ですが、ゲーミングPCはプレイヤーの気分を盛り上げるために、煌びやかなデザインになっていることが多いです。
例えば、ALIENWAREのように近未来的で宇宙船のようなデザインや、
ドスパラのように、これぞゲーミングPCというようなライティングがありません。
基本構成ではオフィスに設置してあっても違和感がないデザインなので、ゲーミングPCのデザインが苦手という方にはピッタリとも言えます。
ただ、マウスコンピューターのゲーミングPCもオプションでサイドをクリアパネルにしたり、ライティングを付けることができます。
かっこいいライティングでモチベーションを上げたいという方は、購入の際にオプションで選びましょう。
口コミでも、
「マウスコンピューターはデザインがすきじゃないんだよなぁ」
という声がある一方で、
「ゲーミングPCだと、ゴテゴテしていて日常使いしにくそうなものが多いけど、マウスのPCはスッキリして値段もこなれていてよさそう。」
という声もありました。
デザインはもっとも好みが分かれるところですね!
②店舗数が少ない
マウスコンピューターのゲーミングPCの短所やデメリット、2つ目は「店舗が少ない」という点です。
マウスコンピューターはもともとネット通販を得意としている企業のため、実店舗は仙台・東京・名古屋・大阪・福岡など全国に9店舗しかありません。
そのため、地方在住の方は実際にPCを見て購入するのが難しく、カタログ上のスペックで判断するしかありません。
ゲーミングPCは10万円以上の高い買い物なので、実物を見てから決めたいという方も多いのではないでしょうか。
そのような方は、もっと店舗の多いPCメーカーを選んだ方がいいでしょう。
マウスコンピューターのゲーミングPCの選び方
最後にマウスコンピューターのゲーミングPCの選び方について解説します。
マウスのPCにはゲーム向け以外にも、ビジネス向け・クリエイティブ向け・学生向けなどいくつか用途があります。その中でゲーミングPCは「G-Tune」というシリーズです。
ただし、G-Tuneの中でも搭載部品などの違いにより多くのモデルがあります。
初心者の方には選ぶのが難しいと思うので、価格帯から選ぶのが簡単です。
マウスコンピューターのゲーミングPCの価格帯は大きく分けて15万円未満・15万円~20万円・20万円以上の3種類があります。
15万円未満のゲーミングPCは画質やリフレッシュレートにこだわらない、ビギナー向けのスペックです。
リフレッシュレートとは映像が1秒間に何回更新されるかという値です。
安価なPCだとリフレッシュレートを上げることができないため、キャラクターが滑らかに動かず敵の視認性が悪くなることがあります。
細かいことは気にせず、安価にゲームができれば問題ないという方におすすめの価格帯です。
マウスコンピューターでおすすめのゲーミングPC
おすすめのゲーミングPCを、価格別で紹介します。
15万円未満 EL-B-1660Ti
15万円未満の価格帯でおすすめなのは、EL-B-1660Tiです。
低価格ながら普通にゲームをプレイするには問題ないスペックを持っています。
また、ケースはミニタワー型のため、コンパクトで設置場所にも困りません。
これからゲームを始めるのに最適な1台です。
15万円~20万円のPCは、大部分のゲームを標準以上の高画質でプレイ可能です。
ゲーミングPCとしてはスタンダードな価格帯なので、売れ筋の製品が揃っています。
15~20万円 HL-B
15万円~20万円の価格帯でおすすめなのは、HL-Bです。
ミニタワーモデルなのでコンパクト性がありながら、高画質でプレイできる性能を持ったゲーミングPCです。
綺麗な画面でストレスなくゲームがプレイしたい、という方におすすめです。
ただし、最新の重いゲームを高画質でプレイすると、ロードが遅くなったり遅延が発生する場合もあります。
20万円以上 EP-Z
20万円以上のゲーミングPCは、4KでのプレイやVRなどゲームの性能を最大限に活かして楽しみたいという方向けです。
ゲームをプレイしながら動画や配信や録画などにも対応できるハイスペックです。
20万円以上の価格帯でおすすめなのは、マウスコンピューターのフラッグシップモデルでもあるEP-Zです。
高い性能を持つGPUのRTX3080と水冷クーラーを搭載しています。
ストレージやメモリにも余裕があるので、プレイしながらの動画配信も快適におこなえます。
ベテランゲーマーや大会にも出場して活躍したいという方でも、満足できるスペックのPCです。
まとめ
以上、マウスコンピューターの歴史やおすすめポイントについて解説しました。
マウスコンピューターは品質管理にこだわりながらも、低価格でアフターサポートもしっかりしている会社です。
実店舗が少ないなどの多少のデメリットはありますが、コストパフォーマンスに優れているのでメリットの方が勝っているといえるでしょう。
高い品質のゲーミングPCでプレイしたいという方は、ぜひチェックしてみてください。