【結論】ゲーミングPC vs PS5 どっちがおすすめ?性能を徹底比較して検証

モニター買い漁って50台以上!こんにちは、モニター専門家のモニ研(@medifav)です。

半導体不足の影響で、家庭用人気ゲーム機のPS5の品薄状態が続いています。

まだまだPS5の品薄状態は続く見込みなので、これからゲームをはじめようと思っている方には厳しい状況です。

そのため、PS5が手に入らないから、ゲーミングPCを検討しているという方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、PS5とゲーミングPCの比較やどちらを購入するといいのかを解説します。

目次

まずはPS5のスペックを確認してみよう

まずは、ゲーミングPCとPS5の比較をする前に、PS5のスペックを確認しておきましょう。

PS5は2020年11月にPS4の後継機として、税込み価格が54,978円で発売されました。

PS5は発売当初から爆発的に売れていますが、世界的な半導体不足の影響を受けて品薄状態が続いています。

PS5のスペック

そんなPS5の主なパーツのスペックはこのようになっています。

スペック
CPURyzen Zen2 8コア/12スレッド
GPUAMD Radeon RDNA 2-based graphics engine
メモリGDDR6 16GB
ストレージSSD 825GB

PS5のCPU

まず、PS5のCPUはAMD社のRyzen Zen2が搭載されています。

CPUはPCの頭脳とも呼ばれるパーツで、PS5全体の処理を担当しています。

AMD社のCPUは、Ryzen3やRyzen5、Ryzen7など基本的には数字が大きくなるほど性能が高くなります。

しかし、Zen2というのは聞いたことが無い方が多いのではないでしょうか。

Zen2とは、ざっくりと説明するとRyzenの世代ごとの名前です。

Zenは第一世代、Zenプラスは第二世代、Zen2は第三世代という形です。

PS5のCPUは第三世代ですが、PS5専用のカスタム品のためRyzen5やRyzen7といった表記はありません。

PS5のCPUと同性能と言われているのが、AMD Ryzen7 3700Xです。

Ryzenシリーズは性能別にRyzen3、Ryzen5、Ryzen7、Ryzen9がありますが、Ryzen7はミドルクラスからハイエンドクラスのゲーミングPCに搭載されます。

PS5のGPU

映像の処理を担当するGPUもAMD社の製品が搭載されています。

Radeonシリーズをカスタムしたもので、RTX2080 SUPERやRTX3060Tiと同等の性能を持っています。

これらのGPUはミドルスペックからハイスペックの性能を持っています。

WQHDやフルHDの環境でしたら、快適にプレイができます。

4Kの解像度でも対応可能ですが、重いシーンになると性能不足で解像度が落ちることがあります。

PS5のメモリ

続いてはメモリですが、メモリは作業机のようなものです。

メモリの容量が大きいほど作業するスペースが増えるので、同時に処理できるデータ量が増えます。

メモリの容量が少ないと、せっかく高性能なCPUを積んでいても、メモリがネックとなって処理が遅くなるので注意が必要です。

PS5は16GBのメモリを搭載しています。

ゲーミングPCではメモリが16GBあると快適だと言われています。16GBはゲームと同時に録画や動画配信などにも対応できる容量なので、十分なメモリ容量を搭載しています。

PS5のストレージ

PS5のデータを保管するストレージは、825GBのSSDを搭載しています。

ストレージというと以前はHDDが主流でしたが、機械的な動作を伴うため処理が遅く、破損しやすいことが問題点でした。

SSDは内蔵しているメモリーチップにデータを読み書きするので、機械的な動作が発生しません。

そのため、衝撃にも強くデータの読み書きも高速化されました。

データの読み書きが早いということは、ゲームをプレイしていて場面が変わる際などのロード時間が短くなります。

PS5はSSDを搭載しているので、ストレスが少なくゲームプレイができるでしょう。

825GBあれば多くのゲームを保存可能です!

同じレベルのゲーミングPCを購入するといくらになる?

続いては、PS5と同等の性能を持ったゲーミングPCを購入すると、いくらになるのか見てみましょう。

条件としては、

CPUがRyzen7またはIntelのCore i7

GPUはRTX2080SUPERまたはRTX3060Tiと同等の性能

メモリ16GB

ストレージはSSDを搭載していることとします。

パソコン工房 LEVEL∞との比較

最初に比較するのはコストパフォーマンスが高いことで有名な、パソコン工房のLEVE∞です。

CPUはRyzen7、GPUはRTX3060Ti、メモリは16GB、ストレージはSSD500GBという構成です。その他はカスタマイズせずに、標準の仕様となっています。

この場合の価格は211,180円です。

この性能のゲーミングPCだとコストパフォーマンスがかなり高いと言えます。

セール品になっていて10万円代で購入できたら、かなり嬉しいレベルです。

DELL ALIENWAREとの比較

次に比較するのはDELLのゲーミングPCの上位モデルに位置するALIENWAREです。

パーツの構成はパソコン工房と同じく、CPUにRyzen7、GPUはRTX3060Ti、メモリは16GB、ストレージはSSDの512GBです。

その他はすべて標準の仕様で構成した場合、価格は301,980円です。

ALIENWAREは近未来的なデザインが特徴のハイグレードなモデルなので、パソコン工房のLEVEL∞よりもかなり高い価格となりました。

PS5と同程度の性能のPCは、コスパに優れたBTOパソコンメーカーで購入するのであれば20万円代前半の価格帯、各メーカーの上位モデルを購入するのであれば、20万円代後半から30万円前後が目安となります。

PS5とゲーミングPCそれぞれのメリット・デメリットとは

続いては、PS5とゲーミングPCのメリット・デメリットを確認しましょう。

PS5とゲーミングPCの価格には大きな差がありますが、ゲーム専用機とPCを比べているので差が出るのは当然です。

どちらを購入するのか迷っているのであれば、それぞれのメリット・デメリットを知ることが大切です。

PS5はソニーの独占タイトルをプレイできる

PS5とゲーミングPCのメリット・デメリットの一つ目は、PS5はソニー独占タイトルをプレイできる点です。

新しいゲームソフトが発売される場合、PSシリーズでしかプレイできないものがあります。

このようなPSの独占タイトルには蒙古襲来があった時代の対馬を舞台とした人気作「Ghost of Tsushima」や長年リメイクが待望されていたファイナルファンタジー7 リメイクなど人気作が多くあります。

また、2022年に発売予定のファイナルファンタジー16もPS5独占タイトルとなる予定です。

独占タイトルは後からPC版も発売されることがありますが、発売してすぐにプレイしたいのであればPS5を購入する必要があります。

ゲーミングPCではPS独占タイトルをプレイできませんが、逆に独占タイトル以外のゲームの種類は豊富です。和洋問わず多くのゲームが揃っています。

PSシリーズの独占タイトルにプレイしたいゲームが無ければ、ゲーミングPCの方がいいでしょう。

ゲーミングPCはゲーム以外の作業もできる高性能PC

PS5とゲーミングPCのメリット・デメリットの2つ目は、PS5はゲーム専用機、ゲーミングPCはゲーム以外の作業もできる高性能パソコンという点です。

当然ですがゲーミングPCはパソコンなので、エクセルやワードなどのオフィスソフトやYouTubeなどでの動画再生などにも対応できます。

また、高性能なGPUを搭載しているので、ゲームだけではなくCADなどの3Dを使用するソフトや動画編集なども快適に作業できます。

価格的にはゲーム専用機のPS5の方が圧倒的に安いですが、できることを考えればゲーミングPCも単純に金額が高いとは言えないでしょう。

ゲーミングPCはMODを利用できる

PS5とゲーミングPCのメリット・デメリットの最後は、ゲーミングPCはMODを利用できるという点です。

MODとはゲームにコンテンツを追加したり、グラフィックを向上させたりするユーザーが作成したプログラムです。

公式に作成されたプログラムでは無いため利用は自己責任ですが、ゲームの楽しみ方の幅を広げるため、多くのプレイヤーが利用しています。

例えば、人気ゲームのグランドセフトオート5のMODには、車両の種類を増やしたりNPCの行動パターンを増やしたり、実在の街を登場させるようなものがあります。

MODはPS5では禁止されているので、ゲーミングPCのみで楽しめる要素です。

結局どちらを買えばいいの?

続きましては、最終的にPS5とゲーミングPCどちらを選べばいいのかについて解説します。

ここまでに説明したようにPS5とゲーミングPCにはそれぞれ長所と短所がありますが、総合的に考えると、より幅広い目的に使用できるゲーミングPCの購入をおすすめします。

ゲーミングPCをおすすめする理由をまとめると、こちらのようになります。

①プレイできるゲームタイトルが多い

②ゲーム以外に動画編集やエクセルやワードなどの作業にも使用できる

③MODを使えばゲームを楽しむ幅が広がる

このように、PS5よりもゲーミングPCの方が優れているといえるでしょう。この3点が魅力的に思えるのであれば、ゲーミングPCを購入しましょう。

しかし、PSシリーズの独占タイトルでどうしてもプレイしたいゲームがある、予算不足でゲーミングPCは購入できない、という場合にはPS5を購入しても問題ありません。

PS5は安い価格で手軽にゲームをプレイできるので、とりあえずゲームをプレイしたいという方にはコストパフォーマンスが高いです。

ただし、PS5は品薄状態が続いているので、定価よりも高い価格で購入することになったり、最悪の場合はいつまでたっても購入できない場合があります。

どのようにゲームを楽しんでいきたいかを考えて、PS5とゲーミングPCのどちらにするかを決めましょう。

まとめ

以上、PS5とゲーミングPCのどちらがいいのか、について解説しました。

PS5とゲーミングPCにはそれぞれメリット・デメリットがありますが、幅広い楽しみ方が可能なゲーミングPCがおすすめです。

ただし、ゲーミングPCは価格が高いですし、PSシリーズの独占タイトルをプレイできません。独占タイトルをプレイしたい場合や、学生でお金がないという場合などにはPS5を購入しましょう。

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この記事を書いた人

ゲーム好きが高じて、ゲーミング向けを中心に50台以上のモニターを買い漁ったガジェットオタクの20代です。好きなジャンルはFPSやTPSで、月のゲームプレイ時間は200時間ほど。
数多くのゲーミング機器を触ってきた経験を活かし、ブログとYouTubeでガジェットレビューを中心に活動しています。

お仕事についての問い合わせはメールでお待ちしております(個別の質問等には対応していません)↓
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