モニター買い漁って50台以上!こんにちは、モニター専門家のモニ研(@medifav)です。
今回レビューさせていただくのは「Acer Nitro VG252QLVbmiipx」です!
最近レビューしていたモニターは、4K/144Hzの高級なものばかりで一般人には手が出ませんでした。
でも、このモニターはフルHD/165Hzなので、比較的お求めやすい手ごろな値段とスペックです!
エントリーモデルのゲーミングPCを使っている方や、PS5で高リフレッシュレートでゲームをプレイするためのゲーミングモニターを探している方は必見です!
それでは早速いってみましょう!
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Acer Nitro VG252QLVbmiipxについて
![](https://my-favorite.me/wp-content/uploads/2022/05/VG252-01preview.png)
まず、Acer Nitro VG252QLVbmiipxのポイントについて確認していきましょう。
- フルHD/165Hzのスタンダードなゲーミングモニター
- DisplayHDR400を搭載
- 応答速度が0.5msと最速クラス
- 黒挿入やブラックブーストでFPSゲームにも向いている
比較的お求めやすい価格ですが、リフレッシュレートが165Hz・応答速度が0.5msなので、十分ハイスペックなモニターと言えます。
その他の機能はどうなっているのでしょうか。スペックを見ていきましょう!
![](https://my-favorite.me/wp-content/uploads/2018/01/image0.png)
IPSパネルでDisplayHDR400なので、映像の美しさに期待です!
Acer Nitro VG252QLVbmiipxのスペック
![](https://my-favorite.me/wp-content/uploads/2022/05/VG252-01preview-1.png)
メーカー | Acer |
画面サイズ | 24.5型 |
解像度 | フルHD(1920×1080) |
パネルタイプ | IPSパネル |
コントラスト比 | 最大:100,000,000:1(ACM) 通常:1,000:1 |
リフレッシュレート | 165Hz |
応答速度 | 2ms(GTG)/0.5ms(GTG, Min.) |
パネル表面 | ノングレア |
入力端子 | HDMI 2.0 x2 DisplayPort v1.2 x1 ヘッドホン端子 |
VESA対応 | 100×100 |
可動調節機能 | チルト角:上20° / 下5° スイベル機能:なし 高さ調整機能:なし ピボット機能:なし |
主な機能 | DisplayHDR400 フリッカーレス |
同期技術 | AMD FreeSync™ Premium |
付属品 | HDMIケーブル(1.5m) DisplayPortケーブル(1.5m) 電源ケーブル(1.5m) ユーザーガイド 台座 支柱 保証書 修理依頼書 |
寸法 | 約557.8 x 419.5 x 240.1 mm |
重量 | スタンドあり: 約3.6kg スタンドなし: 約3.12kg |
リモコン | なし |
内蔵スピーカー | 2W+2Wステレオスピーカー |
保証 | 3年(パネル・バックライトユニットは1年) |
価格 | 32,800円(税込み、記事作成時) |
モニターサイズは24.5インチ
モニターサイズは24.5インチ。
FPSゲームの大会で多く採用されているサイズですね。
プロゲーマーはオフライン大会を見据えて、このサイズのモニターを使っている人ばかりです。
僕も個人的にFPSゲームを一番快適にプレイできるサイズだと思います。
画面全体が視界に入るので、ゲーム内の情報を見逃しにくいです。
リフレッシュレートは144Hz
![](https://my-favorite.me/wp-content/uploads/2020/08/リフレッシュレート図解-3-1024x768.png)
モニターが1秒間に画面を更新する回数であるリフレッシュレートは165Hz。
最近は144Hzの代わりに165Hzが流行っています。
リフレッシュレートは数値が高ければ高いほど、映像がぬるんぬるんになって映像のカクつきがなくなります。
165Hzであればリフレッシュレートが超重要なFPSゲームでも、最高ランクを目指せるレベルのぬるぬるさです。
もちろんFPSゲーム以外でもリフレッシュレートが高いに越したことはありません。
※参考:リフレッシュレートとは?FPS・TPSゲーマー必見!フレームレートとの違いも解説
応答速度はGtoGで0.5ms
![](https://my-favorite.me/wp-content/uploads/2020/08/GtoG-7-1024x337.png)
画面の色が別の色に変わる速度である応答速度は0.5ms。
応答速度は計測方法がいろいろありますが、一般的なGtoGというあるグレーから別のグレーに色が変わるときの速度を測る方法で0.5msです。
GtoGで0.5msなら動きの速い映像でも敵がブレずに視認しやすいです。
![](https://my-favorite.me/wp-content/uploads/2020/12/%E5%BF%9C%E7%AD%94%E9%80%9F%E5%BA%A6_%E5%9B%B3%E8%A7%A3-1024x576.png)
パネルはIPSパネル
![](https://my-favorite.me/wp-content/uploads/2020/12/Panel_type_3-1024x388.png)
モニターのパネルはIPSパネル。
パネルにはいくつか種類がありますが、IPSパネルは現実に近い色味をきれいに出せて、モニターを斜めから角度を付けて見ても色味が変わりにくいです。
そのため、作業用やサブモニターにも好まれる万人受けするパネルです。
グラフィック重視のゲームをプレイする場合にもおすすめ。
IPS | VA | TN | |
---|---|---|---|
色再現性 | ◎ | 〇 | △ |
コントラスト | 〇 | ◎ | △ |
視野角 | ◎ | 〇 | △ |
応答速度 | 〇 | △ | ◎ |
解像度はフルHD
![](https://my-favorite.me/wp-content/uploads/2020/11/WQHD.png)
映像を構成するドットの数、いわゆる解像度は1980×1080のフルHD。
フルHDの上にWQHDや4Kなどがありますが、解像度が上がるとリフレッシュレートが高いモニターは一気に価格が上がります。
そのため、予算に余裕が無い人は解像度を求めるか、リフレッシュレートを求めるかを決めてモニターを購入するといいでしょう。
対人ゲームばかりをプレイする人は、ほとんどの場合フルHDで問題ありません。
解像度を上げるとゲーム機やPCの負荷もあがってしまうので。
価格
そして気になる価格は32,800円。
ここまでで紹介したスペックとしては一般的な価格かな。
パッと見のスペック以外の部分は、ここから実機を触りながら見ていくとしましょう!
Acer Nitro VG252QLVbmiipx開封レビュー
ここからは実際にAcer Nitro VG252QLVbmiipx実機レビューをしていきます。
開封&中身を写真付きでチェック
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![](https://my-favorite.me/wp-content/uploads/2022/05/2022-05-04_18h44_37.png)
![](https://my-favorite.me/wp-content/uploads/2022/05/2022-05-04_18h45_02.png)
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![](https://my-favorite.me/wp-content/uploads/2022/05/2022-05-04_18h50_18.png)
- 本体
- ユーザーガイド等
- 電源ケーブル
- DisplayPortケーブル
- HDMIケーブル
- 台座
- 支柱
台座はV字型ですが、三点倒立ではなく下部は平面になっています。
モニター組み立て
それでは組み立てていきましょう!
モニターの下に柔らかい布などを敷くと組み立てやすくなります。
僕は別のモニターの発泡スチロールを使用しました。
組み立ては簡単です。
まず、支柱を本体背面にはめます。次に、台座を支柱の底にはめて、マイナスドライバーでネジを締めるだけです。
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![](https://my-favorite.me/wp-content/uploads/2022/05/2022-05-04_18h53_31.png)
ネジは手で回せないこともないですが、ガタつきを防ぐためにドライバーを使用しましょう。
本体サイズ
組み立てが完了したのがこちら!
見た目はスタンダードなAcerのモニターという感じです。
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台座は赤と黒のカラーリング。
![](https://my-favorite.me/wp-content/uploads/2022/05/2022-05-05_00h36_45.png)
まずは、モニターのサイズを測ってみます!
横幅は約55.5cm。
高さは約42cm。
高さ調整機能はありません。
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![](https://my-favorite.me/wp-content/uploads/2022/05/2022-05-05_00h37_40.png)
ベゼルは5mm
![](https://my-favorite.me/wp-content/uploads/2022/05/2022-05-05_00h38_44.png)
ベゼルは非表示領域を含めて5mmくらいです。
スタンド性能
![](https://my-favorite.me/wp-content/uploads/2022/05/2022-05-05_00h40_11.png)
スタンド性能はイマイチで、高さ調整ができません。
この価格帯であれば、スタンド性能がもう少し欲しかったです。
高さ調整や角度調整をしたい人は、別途モニターアームを購入しましょう。
背面デザイン
![](https://my-favorite.me/wp-content/uploads/2022/05/2022-05-05_00h42_17.png)
背面のデザインはこんな感じ!
ギアスマークみたいな模様がかっこいいですね。
左下にはスティック型ボタンやショートカットボタン、電源ボタンがあります。
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スタンドが小さくて、少しチャチな印象ですね。
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入力端子
![](https://my-favorite.me/wp-content/uploads/2022/05/hB_WZX8s-1024x683.jpg)
入力端子は左から、
- HDMI2.0×2
- DisplayPort v1.2×1
- 3.5mmイヤホンジャック
HDMIとDisplayPortのどちらでも165Hz出力ができます。
Acer Nitro VG252QLVbmiipxの性能を検証
スタンドの性能を検証
Acer Nitro VG252QLVbmiipxは上下の傾き(チルト)のみ対応しています。
- チルト:-5~20°
チルト
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![](https://my-favorite.me/wp-content/uploads/2022/05/2022-05-05_00h54_42.png)
自由な位置に設置したいのであれば、モニターアームを使用しましょう。
個人的には、もう少し高めの位置にしたいので、モニターアームを使いたいですね。
視野角について
視野角は上下左右178°
上から見ても横から見ても、画面奥の色味をしっかりと認識できます。
これもIPSパネルの魅力ですね!
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![](https://my-favorite.me/wp-content/uploads/2022/05/2022-05-05_00h52_30-1024x395.png)
Acer Nitro VG252QLVbmiipxの機能性について
Acer Nitro VG252QLVbmiipxのメニュー設定を見ていきましょう!
背面のスティックボタンを押し込んでメニューを起動します。
画質調整
ブルーライト
![](https://my-favorite.me/wp-content/uploads/2022/05/2022-05-05_02h25_41-1.png)
ブルーライトは4段階で調整可能です。
ブラックブースト
画面の暗い部分を明るくする機能です。
上げるほど画面全体が白っぽくなりますが、暗いところが見やすくなります。
FPSゲームでは有利に働きます。
ACM
コントラストの自動調整機能です。
HDR
HDR対応コンテンツがきれいに映ります。
このモニターはDisplayHDR400に合格しているので、安物のHDR対応モニターよりもきれいに映ります。
スーパーシャープネス
映像の輪郭をくっきりとさせる機能です。
FPSゲームだと敵の視認性が上がります。
カラー
![](https://my-favorite.me/wp-content/uploads/2022/05/2022-05-05_02h29_42.png)
ガンマ
ガンマはグレーの色味を設定できます。
基本的には設定を変更しなくてもOKです。
グレースケールモード
オンにすると映像が白黒になります。
オーディオ
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オーディオはスピーカーの音量とミュートを設定できます。
ゲーミング
![](https://my-favorite.me/wp-content/uploads/2022/05/2022-05-05_02h32_59.png)
反応速度表示
いわゆるオーバードライブ機能です。
応答速度の高速化ができます。
「オフ」「ノーマル」「極度」から選択できます。
FPSゲームであれば極度にしましょう。
FreeSync Premium
テアリングやスタッタリングなどの映像の破綻を防ぐ機能です。
リフレッシュレート数
オンにすると画面内にリフレッシュレート数を表示します。
VRB
![](https://my-favorite.me/wp-content/uploads/2022/05/2022-05-05_02h34_28-1024x554.png)
いわゆる黒挿入機能です。
オンにすると輝度が落ちますが、動きの速い映像の残像感を減らせます。
超低レイテンシ
モニターの入力遅延を軽減します。
基本的にオンにしておけばOKです。
照準点
3種類の照準点をモニターの中央に表示させます。
![](https://my-favorite.me/wp-content/uploads/2022/05/2022-05-05_02h37_12.png)
画面プリセット
画面プリセットは、設定画面のカラー→モードで設定可能です。
![](https://my-favorite.me/wp-content/uploads/2022/05/2022-05-05_00h48_34-1024x579.png)
![](https://my-favorite.me/wp-content/uploads/2022/05/2022-05-05_00h48_49-1024x585.png)
![](https://my-favorite.me/wp-content/uploads/2022/05/2022-05-05_00h49_15-1024x594.png)
![](https://my-favorite.me/wp-content/uploads/2022/05/2022-05-05_00h49_28-1024x579.png)
![](https://my-favorite.me/wp-content/uploads/2022/05/2022-05-05_00h49_45-1024x580.png)
![](https://my-favorite.me/wp-content/uploads/2022/05/2022-05-05_00h50_13-1024x581.png)
![](https://my-favorite.me/wp-content/uploads/2022/05/2022-05-05_00h50_27-1024x588.png)
![](https://my-favorite.me/wp-content/uploads/2022/05/2022-05-05_00h51_17-1024x578.png)
- 標準
- アクション
- レース
- スポーツ
- ユーザー
- グラフィック
- エコ
- HDR
プリセットの輝度が低いことが気になりました。
輝度が50や60に設定されているので、少し上げたほうが見やすいと思います。
「ユーザー」は輝度を100まで上げているので、他のプリセットよりも明るくなっています。
スピーカーの音質
このモニターには、一応スピーカーが付いています。
音質は上記のYouTubeで確認できます。
モニター搭載スピーカーの音質という感じですね。音質には期待しない方がいいです。
軽く動画を見るくらいにしか使えないと思います。
![](https://my-favorite.me/wp-content/uploads/2018/01/image0.png)
音質を求めるなら、安物でいいので外付けスピーカーを購入しましょう。
Acer Nitro VG252QLVbmiipxでゲームをプレイ
最後はApex Legendsをプレイします!
モニターの設定は、ブラックブーストを少し上げて、反応速度表示は極度にしてプレイしています。
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ブラックブーストのおかげで室内がかなり見やすいです!
また、応答速度が0.5msなので残像感もなかったです。
ミドルスペック以下のゲーミングPCであれば、このモニターで不満無く遊べると思います。
![](https://my-favorite.me/wp-content/uploads/2022/05/2022-05-05_02h39_41-1024x589.png)
やはり、モニターの高さが低めなので、少し見にくかったですね。
このスタンド性能だと、モニターアームを使いたいかな。
色味は非常にきれいなので、グラフィックとフレームレートの両方を重視したいオープンワールドやアクションゲームにも向いていると思います。
Acer Nitro VG252QLVbmiipxのレビューまとめ
というわけで、Acer Nitro VG252QLVbmiipxをレビューさせていただきました!ざっくりポイントをまとめると
- 165Hz/フルHDのスタンダードなゲーミングモニター
- IPSパネルとDisplayHDR400で美しい映像を出力
- IPSパネルなのに現状最速クラスの応答速度0.5msを実現
- VRBによる黒挿入やブラックブーストでFPSゲームもバッチリ
- スタンド性能がイマイチなのでモニターアームを推奨
実際に使った感じは、FPSゲームをプレイするにはスタンド以外に不満はありませんでした。
スタンドの高さ調整ができないのは、モニターアームを使えば済む話ですしね。
FPSゲームもプレイするけど、グラフィック重視のゲームをより重視したい、HDR対応の映画などをたくさん見る、という人の需要に合うゲーミングモニターです。
特に高リフレッシュレートでDisplayHDR400に対応しているところが推しポイント!
HDR対応コンテンツをよく見る人は、選択肢に加えてもいいのではないでしょうか。
また「Acer Nitro VG252QLVbmiipx」についてはモニ研のYouTubeでも詳しくレビューしています。ぜひこちらもチェックしてください!