【買うな】KOORUI 24E4 実機レビュー|超激安ゲーミングモニターの評判は…?

モニター買い漁って50台以上!こんにちは、モニター専門家のモニ研(@medifav)です。

今回は久々に超激安ゲーミングモニターを購入いたしました!その名もKOORUI 24E4

Amazonのモニター売れ筋ランキングで常に上位にいる165Hzのゲーミングモニターで、値段がめっちゃ安いんですよ。

もう最初に値段言っちゃうと15,299円!

安すぎるやろ!

やっぱり安すぎるものって怪しいじゃないですか。そこで今回はモニ研が、「このモニターは本当にいいモニターなのか?」を調査してみようと思います!

最後まで記事を読むのが面倒って人に向けに結論を言うと・・・

買うな

目次

KOORUI 24E4について

まず、KOORUI 24E4のポイントについて確認していきましょう。

  • 165Hzの高リフレッシュレート
  • 約17,000円の高いコストパフォーマンス
  • VAパネルなので黒が深く色味がきれい

この価格で165Hzのモニターを買えるとは、いい時代になりましたね。VAパネルは深く美しい黒味が特徴なので、液晶にも注目してチェックします。

KOORUI 24E4のスペック

メーカーKOORUI
画面サイズ24型
解像度フルHD(1920×1080)
パネルタイプVAパネル
リフレッシュレート165Hz
応答速度1 ms (MPRT)
パネル表面ノングレア
入力端子 Display Port(1.2) x1
HDMI (v1.4) x2
Audio out x1
VESA対応75×75mm
可動調節機能-5~15°
主な機能ブルーライト軽減
フリッカー抑制
同期技術FreeSync/G-sync
付属品本体
ネジ
マニュアル
スタンド用カバー
ACアダプター
DisplayPortケーブル
スタンド
台座
クイックスタートガイド
寸法‎54.2 x 17.63 x 42.4 cm
重量約4.42kg
リモコンなし
内蔵スピーカーなし
保証3年
価格15,299円(税込み、記事作成時)

モニターサイズは24インチ

モニターサイズは24インチ!

FPSゲーム向けのちょうどいいサイズですね。

リフレッシュレートは165Hz

リフレッシュレートは165Hz!

リフレッシュレートは高ければ高いほど映像が滑らかになり、FPSゲームとかでは特に勝敗に大きく関わってきます。

165Hzでこの安さはマジで驚愕ですね。

165Hzあれば映像のカクつきも感じないので、FPSゲームでも普通に上位を目指せます。

※参考:リフレッシュレートとは?FPS・TPSゲーマー必見!フレームレートとの違いも解説

応答速度はMPRTで1ms

モニターの色の変わる速度である応答速度は1ms。

応答速度は映像の色の変化の速度のことで、これが遅いと速い動きがブレて見えるます。

1msなら問題ない…はずなんですが、うーん…どうでしょうねえ。

実際の使用感は後半でお話ししますので、ぜひ最後までご覧ください

※参考:応答速度とは?残像感をなくして眼精疲労を軽減!

パネルはIPSパネル

パネルはVAパネル。

TNパネルより視野角が広いですが、IPSパネルには色再現性という面では少し劣ります。

しかし、黒色の深みという点ではパネルの仕組み的に一番深い黒を出せるので、映画の視聴や暗いシーンが多いゲームでは適しているパネルですね。

あと、コストが安いのでモニターの値段を抑えやすいパネルでもあります。

IPSVATN
色再現性
コントラスト
視野角
応答速度
液晶パネルの比較表

解像度はフルHD

解像度は当然フルHDですね。

1万円台で4KとかWQHDの高リフレッシュレートは無理です!

価格

そして価格ですが、通常15,299円です。ここまで安いモニターだとやっぱりカタログスペックじゃ実際の使用感がわかりません。

早速開封していきましょうか!

KOORUI 24E4開封レビュー

ここからは実際にKOORUI 24E4実機レビューをしていきます。

開封&中身を写真付きでチェック

  • 本体
  • ネジ
  • マニュアル
  • スタンド用カバー
  • ACアダプター
  • DisplayPortケーブル
  • スタンド
  • 台座
  • クイックスタートガイド

この価格帯でDisplayPortケーブルケーブルが付いてくるのは、ありがたいですね!

モニター組み立て

それでは組み立てていきましょう!

まずは、モニター背面の窪みにスタンドを取り付けます。

続いて、ネジでスタンドを固定します。

電動ドライバーがあると作業がスムーズです。

最後に台座を取り付けてねじ留めすれば完成!

これまで組み立てたモニターの中でもかなり組み立てが大変だったので、電動ドライバーを用意しといたほうがいいですね!

本体サイズ

横幅:約54cm

縦幅(固定):約42.6cm

ベゼル:非表示領域1.2cm

一般的なスリムベゼルのモニターという感じです。

下ベゼルに「KOORUI」のロゴがあります。

背面デザイン

背面は中央にKOORUIのロゴがあります。

右下には「SUPER GAMING Fighting for your dreams」という謎のアメリカ語が書いてあります。

意味はよく分かりません。

スタンドのネジ隠しに、カバーを取り付けています。

台座

台座は一般的なV字型ですね。

テーブルとの隙間がないデザインなので、ホコリが詰まったり物が入ったりしません。シンプルで僕は結構好きです。

入力端子

入力端子は

  • HDMI 1.4(144 Hz)
  • HDMI 1.4(144 Hz)
  • Display Port 1.2(165 Hz)
  • ヘッドホン端子(3.5 mm)
  • 電源アダプタ

入力端子は底面にあることが多いですが、このモニターは珍しく背面にありますね。

これはこれで使いやすいので、僕は結構好きです。

165Hz出せるのはDisplayPortのみで、HDMIの場合は144Hzになるのは注意!

KOORUI 24E4の性能を検証

スタンドの性能を検証

KOORUI 24E4は上下の傾き(チルト)のみ対応しています。

  • チルト:-5~15°

画面を回転させたり、左右に角度を付けて使いたい場合は、VESA規格に対応しているのでモニターアームを使いましょう。

視野角について

視野角は上下左右178°ということなんですが、これは嘘でかなり狭いです。

こうして斜めから見ると、ちょっと色味が白っぽいというか薄く見えます。

メインモニターとしては特に問題ないと思いますが、サブモニター運用だと気になることがあるかもしれませんね。

KOORUI 24E4の機能性について

KOORUI 24E4のメニュー設定を見ていきましょう!本体底面のボタンを押して起動します。

操作性はイマイチですね。

表示

ゲームモード

OVERDRIVE

応答速度を高速化させます。この機能はONにしておきましょう。

照準器

モニターの中央にクロスヘアを表示します。

MPRT

黒挿入機能のことです。画面の輝度が落ちる代わりに、映像の残像感を低減します。

タイマー

その名の通り、モニター内にタイマーを表示します。

主な機能はこれくらいなので、全体的に控えめな印象です。

色味について

そして色味ですが、思ったより綺麗です。色域はDCI-P3のカバー率85%とあまり広くないですが、普通にグラフィック重視のゲームや映画鑑賞もできそうです。

流石にIPSパネルほどではないですが、TNパネルのような色味の違和感もなく、VAパネル特有の黒の深みも十分出ています。

パネルもゲーミングモニターらしく、ノングレアで反射もしません。色味という点では及第点ですね。

画面プリセット

  • 標準
  • 映画
  • FPS
  • RTS
  • アイセイバー

FPSは全体的に明るくなって、敵の視認性が上がっています。アイセイバーは輝度を落として、目の負担を抑えていますね。基本は標準で使えばいいと思います。

KOORUI 24E4でゲームをプレイ

フルHDの165Hzということで、FPSゲームをプレイしてみました!定番のApex Legendsですね。

さてさて、165Hz/1msの性能は……

えぇ!?

左右に視点を振ると残像がすごい…

これはヤバすぎるので色々試したら、応答速度を高速化するオーバードライブが入ってないだけでした。

なーんだそういうことかあ~。

ということで、オーバードライブをオンにしたら…

やっぱり残像感がえぐい。

オーバードライブなしのときに比べたら、かなりマシになってるんですが、これ1msって嘘でしょ!というくらい残像感があります。

カクつきは感じないので165Hzはちゃんと出てるっぽいんですが、応答速度に関しては1msあるとは思えないですね。

ゲーミングモニターを触ってきた台数は多いほうだと思うんですが、他のゲーミングモニターでは感じたことがないレベルで残像感を感じます。

正直、FPSゲーム向けゲーミングモニターとしては、あまりおすすめできないです。

リフレッシュレートは165Hz出ていますが、体感の応答速度が遅いので、敵の視認性がイマイチです。

このデメリットはかなり痛いですね。目も疲れます。

ただ、165Hz出てるのは事実ですし、予算がない人なら妥協でアリかなといったところ。

もう少し予算が出せる人なら、2万円くらいの実績のあるメーカーの出しているゲーミングモニターのほうがおすすめですね。

KOORUI 24E4のレビューまとめ

というわけで、KOORUI 24E4をレビューさせていただきました!

ざっくりポイントをまとめると

  • 165Hzの高リフレッシュレートゲーミングモニター
  • 約17,000円の格安
  • 公称スペックは嘘

そんな感じ!

Amazonでの評価は高いし、売れ筋ランキング上位常連だったので、コスパ最強モニターや!と思って買ったんですけど、非常になんとも言えないモニターでしたね。

165Hzのゲーミングモニターとしては最安値クラスですが、応答速度が酷い

この応答速度で妥協するのか、もう3,000円から5,000円出してちゃんと1msの応答速度が出てる残像感の少ないゲーミングモニターを買うのか、という選択が生まれます。

個人的にはもう少し出して、ちゃんとしたメーカーの2万円くらいの144Hzか165Hzのゲーミングモニターを買ったほうが満足度は高いと思います。

75Hzの応答速度が速いゲーミングモニターを買うか、コイツを買うかで悩んでて、PCが165Hz出せるスペックがあるなら選ぶ余地はありますね。

Amazonの売れ筋ランキングやレビュー評価で期待してた分、正直肩透かし感が否めませんでした。

また「KOORUI 24E4」についてはモニ研のYouTubeでも詳しくレビューしています。ぜひこちらもチェックしてください!

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この記事を書いた人

ゲーム好きが高じて、ゲーミング向けを中心に50台以上のモニターを買い漁ったガジェットオタクの20代です。好きなジャンルはFPSやTPSで、月のゲームプレイ時間は200時間ほど。
数多くのゲーミング機器を触ってきた経験を活かし、ブログとYouTubeでガジェットレビューを中心に活動しています。

お仕事についての問い合わせはメールでお待ちしております(個別の質問等には対応していません)↓
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