デカすぎんだろ…!
モニター買い漁って50台以上!こんにちは、モニター専門家のモニ研(@medifav)です。
いやもうマジでデカすぎんだろ…
今回レビューするのはコイツ、「ROG Swift OLED PG42UQ」
ASUSのROGから発売された、42インチという超大型ゲーミングモニターです!
モニ研チャンネルは、しっかりとレビューをするのは初めてのサイズですね。
いや、マジでデカい。
箱を玄関から部屋まで持ってくるのも結構大変でした。
ROG Swift OLED PG42UQSについて
まず、ROG Swift OLED PG42UQのポイントについて確認していきましょう。
- 42インチの大迫力サイズ
- 4K/138Hzの高解像度・高リフレッシュレート
- 豊富な入力端子
- ゲームへの没入感が高い
PCを繋げる前から大迫力のモニターです。
このモニターでゲームをプレイしたら、没入感が過ごそうですね!
大画面の迫力が伝わるようにレビューしていきます!
ROG Swift OLED PG42UQのスペック
メーカー | ASUS |
画面サイズ | 41.5型ワイド |
解像度 | 4K(3840×2160) |
パネルタイプ | 有機EL |
コントラスト比 | 135,000:1(typ) 1,500,000:1(HDR on) |
リフレッシュレート | 138Hz |
応答速度 | 0.1ms(GTG) |
パネル表面 | ノングレア |
入力端子 | DisplayPort 1.4 DSC x 1 HDMI (v2.0) x 2 HDMI (v2.1) x 2 |
VESA対応 | 300mm×300mm |
可動調節機能 | 上5°~下5° |
主な機能 | カスタムヒートシンク 輝度均一化機能 |
同期技術 | Adaptive-Sync |
付属品 | キャリブレーションレポート DisplayPortケーブル Ultra high speed HDMIケーブル USBケーブル 電源コード リモコン ROGポーチ 保証書 クイックスタートガイド |
寸法 | 932.08 x 611.3 x 255.4 mm |
重量 | 14.77kg |
リモコン | あり |
内蔵スピーカー | Speaker: 10Wx2 Woofer: 15W |
保証 | 購入日より2年間の日本国内保証 |
価格 | 223,454円(税込み、記事作成時) |
モニターサイズは41.5インチ
モニターサイズは41.5インチ!
マジでデカい!
あとでメジャーでサイズを測りますが、買う前に置く場所は考えておいたほうがいいですね。
おすすめの用途とか使いやすさに関しては、後ほど実際に使いながら話したいと思います。
リフレッシュレートは120Hz
映像の滑らかさを示すリフレッシュレートは120Hz。
オーバークロックを使えば、138Hzまでパワーアップします。
4K解像度としては最高クラスのリフレッシュレートですね。
4K/144Hzのものもありますが、138Hzならほぼ変わらない滑らかさで感覚的にはわからないレベルでしょう。
※参考:リフレッシュレートとは?FPS・TPSゲーマー必見!フレームレートとの違いも解説
応答速度はGtoGで0.1ms
そして映像の色の変化の速度を表す応答速度はGtGで0.1 ms。
応答速度が高速なのは有機ELの特徴ですね。
応答速度は速いほど映像の残像感が残りにくいので、目の疲労を軽減する効果もあります。
パネルはOLED
パネルはOLED!
いわゆる有機ELってやつですね。
IPSとかTNとかの液晶パネルとは仕組みから違って、有機ELはバックライトなしで素子そのものが光ります。
ドットを構成する素子そのものが光るので、バックライトが不要。
モニター自体を薄くすることができ、完璧な黒を出力できるっていうのが特徴ですね。
解像度は4K
このサイズなら4K欲しいですよね。
もちろん解像度は4Kです!
グラフィック重視のゲームを大画面の大迫力で遊ぶことができます!
さて、他にも話したいことはたくさんありますが、やはり実機を見ながら話したいですよね。
というわけで、中身を開けていきましょうか!
ROG Swift OLED PG42UQ開封レビュー
ここからは実際に、ROG Swift OLED PG42UQ実機レビューをしていきます。
まずは、外箱の下部にあるプラスチックパーツを外します。
そして、外箱を持ち上げると本体が出てきます。
開封&中身を写真付きでチェック
- 本体
- スタンド
- 電源ケーブル
- USBケーブル
- HDMIケーブル
- DisplayPortケーブル
- リモコン
- 取説、ステッカー等
- カラーキャリブレーションの成績書
電源内蔵型のためACアダプターは付属していません。大型モニターはACアダプタータイプが多いので、嬉しいポイントですね。
モニター組み立て
それでは組み立てていきましょう!
本体だけで約14kgあるので、できれば二人で組み立てた方がいいでしょう。
まずは、左端のパネルを外してください。フタの裏側に六角レンチやネジが貼り付けられています。
続いて、台座をモニターの下部にはめて、先ほど取り出したネジを六角レンチで締めていきます。
ネジ留めが終わったら、本体を起こして完成!
有機ELパネルは反射しやすいですが、光沢が抑えられていますね。これはGOOD!
ROG Swift OLED PG42UQSの寸法やデザイン
PCと繋いで電源をいれたのがコチラ!
本体サイズ
横幅:約93cm
縦幅:約61cm(高さ調整機能は無し)
13.5インチのノートPCと比べると、マジででかいです!
デスクの奥行きは60cmですが、圧迫感がすごいです。
ベゼル:1cm(非表示領域込み)
台座
横幅は約71.5cm。
小さいデスクだと置けない場合があるので注意しましょう。
有期ELはバックライトが不要なので、パネルはかなり薄くなります。
薄いところは約3~4mmです。
入力端子があり、厚くなっている部分でも約4cmです。
背面デザイン
背面にはROGのロゴが、これでもかという大きさで彫られています。
入力端子はカバーを外した裏側にあります。
ケーブルはスタンドの下を通して、きれいにまとめられます。
VESA規格には対応していますが、この重量に耐えられるモニターアームが全然ないことに加え、VESA規格300×300mmのサイズになっています。
基本的には、テレビ掛けスタンドとかで使うことが多いでしょう。
入力端子
パネル中下側
- HDMI2.1×2
- DisplayPort1.4
- USB3.0(アップストリーム)
- USB3.0端子×2(ダウンストリーム)
パネル中横側
- HDMI2.0×23.5mm
- ヘッドホンジャック
モニター底面
- 3.5mmヘッドホンジャック
- USB3.0
モニター上部
- USB3.0
ROG Swift OLED PG42UQの性能を検証
スタンドの性能を検証
ROG Swift OLED PG42UQは上下の傾き(チルト)と高さ調整のみ対応しています。
- チルト:-5~5°
色味・視野角について
DCI-P3 98%という、ゲーミングモニターとしてはめちゃめちゃ広い色域をカバーしており、色再現性も高いです。
HDRはHDR10のみ対応なので、HDRコンテンツはそこそこって感じ。
HDR以外のコンテンツは、広色域かつ有機ELなのでめちゃめちゃ綺麗に映ります。
視野角も広いので、上からみても、横からみても、奥の色味が変わりません。
有機ELはバックライトがなくても、ドットそのものが発光して明るさを調整します。
この仕組みのおかげで、応答速度が速くなる・コントラスト比が高くなる・画面が薄くなるなどの、さまざまなメリットがあります。
画質はかなり美しいので、映像美を求めている方にはおすすめですね。
ただ、価格は高くなるので、コスパを求めるモニターには採用されません。
ROG Swift OLED PG42UQの機能性について
ROG Swift OLED PG42UQのメニュー設定を見ていきましょう!
モニターの底にもメニュー操作用のボタンが付いていますが、リモコンが付いているので活用していきます。
ゲーム
オーバークロック
オンにするとリフレッシュレートを138Hzに限界突破できます。
オフにしたままだと120Hzになります。
Adaptive-Sync
テアリングやスタッタリングなど、映像の破綻を防ぐ機能です。
GamePlus
・FPSカウンター:現在のフレームレートを表示する
フレームレートの変化をグラフ表示する機能もあります。
・十字線:モニターの中央にクロスヘアーを表示する
・スナイパー:モニターの中央を拡大する
スナイパーはハードウェアチートになる可能性があるため、対人のオンラインゲームでは使わない方がいいかもしれません。
ただ、すべてが2倍ズームされてしまうので、有利になるかは別問題です。
Shadow Boost
暗いところを明るくする機能です。
レベルを上げるほど暗いところが明るくなります。
暗いシーンの多いゲームや洞窟のシーンなど、視認性が高まります。
特に、エスケープフロムタルコフやCODでは、この機能なしではプレイできないくらい便利です。
画像
均一輝度
画面上で明るい色の面積が大きくなった際に、動的に輝度を下げる機能です。
VividPixel
アウトラインを強調して、シャープネスや彩度を最適化する機能です。
ただ、あまり変化を実感できないので、触らなくても良さそう。
ブルーライト低減
ブルーライトカット機能です。4段階で設定可能。
色
ディスプレイの色空間
色域が広いDCI-P3に設定しておけばOKです。
カラー
4000Kから10000Kまで設定可能。
数字が小さいと暖色に、数字が大きいと寒色になります。
彩度
数値を上げるほどビビットが効いた強い色になります。
下げるほど色は鮮やかさを失い、白黒に近くなります。
個人的にApexLegendsでは、彩度を少し上げると敵が見やすくなります。自分好みの色合いに調整しましょう。
PIP/PBP
右上にPS5の画像を表示させています。
右上だけでなく、左上・左下・右下などにも表示可能。
さらに、画面を半分に分割して表示することもできます。
頻繁に使用する機能ではありませんが、PS5にしかないゲームをプレイしながら、PC画面で攻略を見るなどの使い方ができます。
この機能は高額なモニターにしか付いていませんが、あると便利な機能です。
システム
画面保護
・スクリーンセーバー:画面の変化が少ないときに自動で輝度が落ちる
・ピクセルクリーニング:画面の焼き付きを復元する機能(モニター再起動時に自動でおこなう)
・画面の移動:画面が長時間動いていない場合、ドットを自動で動かすことにより焼き付きを防ぐ
有機ELは、画面の焼き付きが大敵です。画面の移動をオンにして焼き付きを防ぎましょう。
画面プリセット
- ユーザー
- シーン
- レース
- 映画
- RTS/RPG
- FPS
- sRGB
- MOBA
モニターの設定を変更するのが面倒な方は、これらのプリセットの中から好みに合う色を選択するといいでしょう。
HDR
一般的なモニターはHDRをオンにすると、輝度やコントラストなどを変更できなくなりますが、このモニターは輝度調整ができます。
スピーカー
そしてこのモニターはテレビサイズなだけあって、スピーカーもいいものがついています。
10W×2のステレオスピーカーと15Wサブウーファーがあるので、結構いい音がでます。
実際の音を聴いてみたい方は、上記の動画をクリックしてください!
さらに、このモニターはスピーカーのモードが、「音楽モード」「映画モード」「ゲームモード」の3種類あります。
シーンに合わせてモードを使い分けてみましょう!
ROG Swift OLED PG42UQでゲームをプレイ
そして実際のゲームプレイ!
いろいろなジャンルのゲームをプレイしましたが、やっぱりオープンワールドとかRPGみたいなグラフィックや世界観重視のゲームに向いているモニターです。
サイバーパンクとかエルデンリングとか、世界観を楽しみたい人におすすめ。
普通にモニターサイズが超デカいので、デスクに置いてキーマウで対人FPSとか、瞬間的な判断力が重要なゲームをプレイするのにはあまり向いてないかも。
モニターとの距離が近すぎて目が疲れますし、圧迫感もあり、画面全体が視界に入りません。
コントローラーでプレイするなら、デスクから少し離れてプレイできるので、デスクに置いても距離調整がしやすかったです。
対人FPSゲームのApexとかは微妙ですが、バイオハザードみたいなCPU相手のFPSゲームは、グレートな迫力があっていい感じ。
また、遊んでいて表示遅延も体感では感じられません。
有機ELテレビだと、映像加工処理や焼き付き対策で遅延がある場合がありますが、特に感じられませんでしたね。
また、HDMI2.1に対応しているので、PS5やXbox seriesで4K/120Hzの出力も可能です。
リビングに置いて、Fire TV Stickとかを挿してテレビみたいに使うっていうのもアリよりのアリーヴェデルチ。
ROG Swift OLED PG42UQの価格
そして気になるお値段ですが、現在Amazonだと223,454円!
まーーーーあ高い!
並みの4Kテレビとかよりも高いんじゃないでしょうか。
ただ、倍速パネルとかではなく、120Hz、138Hz対応なので、PCと接続するなら4Kテレビより断然適してますね。
モニターは大きくなればなるほど、解像度が上がれば上がるほど、リフレッシュレートが高ければ高いほど値段も高額になります。
すべてがハイスペックなこのモニターなら、この価格も妥当だと思いますね。
ROG Swift OLED PG42UQのレビューまとめ
というわけで、ROG Swift OLED PG42UQをレビューさせていただきました!ざっくりポイントをまとめると
- 4K/138Hzの42インチ超大型ゲーミングモニター
- 有機ELによる美麗な映像
- DCI-P3 98%の広色域
- 豊富な入力端子
- ゲームへの没入感はマジで高い、大迫力
- リモコン付属でメニュー機能も使いやすい
- 223,454円の超プレミアム価格
そんな感じ!
いやあ42インチなんて初めてレビューしましたが、マジで迫力がすごいですね。
オフラインのグラフィックが綺麗なソロゲーをやるには最強ですよ。
4Kの繊細かつ、有機ELの超綺麗な色彩も大画面と相性がグッドです。
リモコン付きでFire TV Stickと組み合わせれば、本当にテレビみたいに使えます。
ネックはやはり価格ですね。
22万円越えは購入のハードルが高い…
最新ゲームをやるなら4K倍速テレビよりもいいとはいえ、簡単に買える価格ではないです。
ただ、ノングレアで反射の少ないパネルで、サイズ的にもギリギリPCデスク置いて使えないこともないサイズです。
こういうのが欲しかった!というユーザーには刺さるスペックだと思います!
最高の迫力と没入感の織りなす世界を、このモニターであなたもぜひ体験してみてください!
また「ROG Swift OLED PG42UQ」についてはモニ研のYouTubeでも詳しくレビューしています。
ぜひこちらもチェックしてください!