突然のHDDエラー
こんにちは、モニター専門家のモニ研(@medifav)です。
最近YouTubeを開始したので、いつも以上にハードディスクを活用してるのですが、いつものように作業を始めようとしたところ異変が起きました。
ハードディスクが認識されないぞ…。
なぜかエクスプローラーにハードディスクのデータが全く表示されないんです。
思い起こすと、このような現象はこれまでにも数回あったため、今回も「またかぁ」という気持ちでケーブルを再接続しました。(以前は接触エラーのような感じで、USBケーブルを一旦外して再度差し直すと認識した)
しかし、今回は何度再接続してもHDDが見えません…。
もしかしてこれやばいやつ・・・?
ちなみに認識できなくなってHDDは2ヶ月前に新調した8TBの大容量HDDで、過去数年分のすべてのデータを集約した超大切なものでした。
▼ちなみに「ST8000DM004」というSeagate製のHDDを3.5インチ用ケースに入れて使ってました
ブログやYouTubeのすべてのデータが保存してあり、このデータが消失してしまうことはモニ研の「死」を意味します。
消失したHDDの中身
HDDの中身を詳しく紹介すると、
- 約10万枚の画像データ
- およそ2TB分の動画データ
- その他1,000以上の書類データ(office関係など)
- スマートフォンのバックアップデータ
- 購入&ダウンロードした音楽データ
といった感じです。特に画像データは以前カメラが趣味だったこともありとにかく数が多かったです。
状況を整理してみる
ここで一旦状況を整理してみましょう。
『素数』を数えて落ち着くんだ…
- PCのエクスプローラーにHDDが表示されない→PCがHDDを認識しない・アクセスできない
- ハードディスク自体は動いてる様子→ディスクの回転音は正常・異音はない
- 別のHDDケースで接続してもHDDは表示されない→HDDケースのエラーではない
▼「ディスクの管理」を開くと、存在は認識しているもののアルファベットの振り当てがない
ここで下手に操作するとさらに悪化する恐れがあると直感で感じたので、一旦無駄な悪あがきはやめてインターネットで「HDD 復旧」でググることにしました。
HDD復旧料金に驚愕
さっそく「HDD データ復旧」という検索ワードの上位に現れた業者のサイトを見てみるものの、とにかく復旧料金が高いという事実に直面。データ復旧料金の目安は1TB≒1万円です。
8TBだと10万円前後が相場…。終わった何もかも…。
そう絶望した数分後、「こうなったら自分でやるしかない…」と決意を固めました。
データ復元ソフトを試してみる
こうして業者に頼むよりも安価で済みそうなHDD復旧ソフトを探すことに。
そこで「データ復元ソフト おすすめ」でも上位に表示される「EaseUS Data Recovery Wizard」を試してみました。
EaseUS Data Recovery Wizardで復元に成功
結論から言うと、「EaseUS Data Recovery Wizard」で目的のデータを復元できました。
EaseUS Data Recovery Wizard以外にもいくつかのソフトを試したのですが、どれも復旧までの手順は似ていて、↓のような感じです。
- STEP
エラーのあるHDDを詳細スキャン
→8TBだと丸一日くらいかかる
- STEP
スキャン結果を表示
→ソフトによっては全くデータ見つからない場合も
- STEP
見つかったデータをサルベージ
→エラーの発生したHDDとは別のHDDに保存
ここでは実際にソフトを使った感想・評価について紹介していきます。
あくまでモニ研の環境による結果なので、ソフトの性能を保証するものではありません。
某フリーソフトの復旧結果
某有名フリーソフトは「STEP1」のスキャンが最後まで進行せず、サルベージの段階までいけませんでした。
やっぱりフリーソフトじゃダメか…。
某有料ソフト(7,700円)の復旧結果
次に名前を聞いたことのある某有料ソフト(7,700円)を試してみました。こちらは「STEP1」のスキャンが最後まで進行し、「STEP2」の段階で本来存在するはずの全データが表示されました。
しかし「STEP3」の段階でデータをサルベージすると、なぜか保存データが0KBの空ファイルになってしまい復元失敗です…。
お、惜しい…。
EaseUS Data Recovery Wizardの復旧結果
そして最後の「EaseUS Data Recovery Wizard」についてですが、「STEP1〜3」の全ての工程が最後まで進行し、データをしっかりとサルベージすることができました。
復旧したHDDデータの問題点
ただ復旧したHDDデータには一つ問題があり、それは元HDDデータのフォルダ階層とファイル名が復元できなかったことです。
ちなみに公式サイトではフォルダ構造まで復元可能となっていますが、モニ研の環境では復元されませんでした。
理由はいくつか考えられるのですが、思いついたのは以下の内容です。
- HDDをいくつかのパーティションに区切って使っていた
- HDDのフォルダ階層がとても複雑だった
- HDDのファイル数がとにかく膨大だった
しかしながら、ファイル名やフォルダ名はわからなくなってしまったものの、データ自体はしっかりと復元できたので一命は取り留めました・・・。
HDDデータ復旧までにかかった時間
ちなみにここまでの所要時間ですが、
- データの詳細スキャン:24時間くらい
- スキャンしたデータの保存:20時間くらい
という感じで丸2日ほどかかってます。
長い戦いだった…。
EaseUSはチャットサポートも神
「EaseUS Data Recovery Wizard」は今回のように、「PCがHDDを認識しない」・「HDDにアクセスできない」というトラブルにおすすめできるソフトです。
またチャットサポートもとても便利でした。使用方法で迷った部分があったので、拙い英語を駆使してチャットサポートを利用したところ、すぐにレスポンスがありました。
以上、HDD復旧ソフトを使ってみたレポートでした。もし同じような症状になった場合は参考にしてみてください。
SeagateのHDDは二度と買いません…。
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