こんにちは、これまでに50台以上のゲーミングモニターを買い漁ったモニ研(@medifav)です。
今回はAmazonで人気となっている「Amazonベーシック モニターアーム」についてレビューしていきます。
お気に入りすぎて3台も買ってしまったモニターアームです!
Amazonベーシック モニターアームのスペック
まずはAmazonベーシック モニターアームのスペックを確認しておきましょう。
- 可動方式:ガススプリング式
- 対応サイズ:〜34インチまで
- 耐荷重:2.3kg~11.3kg
- クランプ式、グロメット式(クランプ式は10mm~60mmの厚さに取り付け可能、グロメット式は直径8~50mmのグロメット用の穴が必要、57mmまでの厚さに取り付け可能)
- チルト(傾き):75°(後方70°・前方5°)
- パン(左右移動):360°
- 画面回転:360°
- 価格:11,980円〜
Amazonベーシック モニターアームはアームに必要な機能をすべて搭載した「完璧なモニターアーム」です。
デザインはシンプルなマットブラックを基調としていて、どんなデザインともマッチします。
アーム自体の材質もかなり頑丈で、27インチのモニターで使用しても、重さでアームが下がったりすることもありません。
またクランプ・グロメットどちらの方式でも設置できる点も魅力のひとつです。
※参考:モニターアームのおすすめランキング|選び方・種類・VESA規格について解説
Amazonベーシック モニターアームはエルゴトロンのOEM?
モニターアームと言えば、「エルゴトロン」というメーカーの製品が世界的にも有名ですが、こちらのAmazonベーシック モニターアームはエルゴトロンの人気ナンバーワンモデルである「エルゴトロン LX」のOEM製品とされています。
OEMとは、「オリジナル・エクイップメント・マニュファクチャリング(Original Equipment Manufacturing)」の略で、製造メーカーが他社ブランドの製品を製造することを言います。
つまり今回の例でいうと、「エルゴトロン」が「アマゾン」の製品を代わりに作っているということですね。
OEMなだけあって、「Amazonベーシック モニターアーム」は「エルゴトロン LX」にそっくりなデザインです。
モニ研では実際にエルゴトロン LXも使ってますが、それとの違いと言えば、クランプ部分にAmazonのロゴがあるくらい。
そのため、エルゴトロン LX モニターアーム 延長用アームなど、エルゴトロンのアクセサリーパーツも問題なく使用できます。
開封&付属品を紹介
ここからは実際に購入したAmazonベーシック モニターアームを開封していきます。
梱包されているもの
- 上部アーム
- 下部アーム
- 台
- グロメットブラケット
- ブラケットカバー
- 蝶ナット
- モニターとモニターアームを結合する10mmノブ (4個)
- 10mm ねじ (4)
- 6mm ねじ
- 4mm アレンレンチ
- 2.5 mm アレンレンチ
- ケーブル紐 (2個)
- 説明書
クランプ部分はこんな感じです。10mm~60mmの厚さがあれば取り付け可能とされています。
実際に取り付けてみた
普段使っている「PX243」という湾曲モニターに実際に取り付けてみました。
ちなみにモニターアーム取り付け用のネジ穴は、
・ネジ穴の間隔が75mm(VESA75)
・ネジ穴の間隔が100mm(VESA100)
の2パターンが主流となっています。今回使用したモニターはVESA75に対応しています。
今回使用したデスクの厚みはおよそ25mmです。10mm~60mmの厚さがあれば取り付け可能なので、対応範囲内ですね。
他にはデスクに穴を開けて止めるグロメット式にも対応していますが、穴が開かないデスクなのでこの方法は使用していません。
梱包から出した初期状態では各部がしっかりと固定される設定になっていて、アームの上下機能、モニタの向きの上下機能(チルト)はかなり硬めです。
そのため設置直後は、モニターが上を向いた状態になっています。
モニターに力を加えれば下を向けることが可能ですが、それでもモニターが上下に稼働しない場合は硬さを調節することもできます。(今回は初期状態で特に問題なかったため触っていません)
モニターのサイズが大きく下がってくる場合や、逆にサイズが小さくて上がってくる場合は調節してみてください。
今回使用したモニターが湾曲タイプなので少し隙間ができてますが、しっかりと固定されています。
モニターの設置位置は自由自在です。デスクの最も奥に設置すれば、作業領域を広げることができます。
24インチモニターを設置した場合、高さは最大で600mmほどまで上げることが可能です。
壁から画面までの距離は200mmほどとなっています。デスクを手前に引いて、壁との空間を作れば更に奥にすることもできます。
アームの長さについて
アームの長さですが、
- 軸の長さが160mm
- クランプ部分から真ん中のジョイント部分まで280mm
- 真ん中のジョイント部分の軸が100mm
- ジョイント部分からVESAのマウンター部分までが290mm
といった感じです。(実際にメジャーで採寸した数値なので誤差はご容赦ください)
ちなみにクランプ部分(台座のような部分)の寸法はおよそ110mm x 160mmです。
調節機能について
Amazonベーシック モニターアームはアームの可動性や首振りについてしっかりと調節することが可能です。
※梱包から出した初期状態はアームの上下可動、モニタの首振り(チルト)はかなり硬め
アームの可動性:上下調節
モニターアームの上下稼働が安定しない場合は、ネジ穴を調節することで硬さを変えることができます。
モニターのサイズが大きく下がってくる場合や、逆にサイズが小さくて上がってくる場合は、付属の4mm アレンレンチで調節してみてください。
- アームが下がってくる場合→時計回りに回す
- アームが上がってくる場合→半時計回りに回す
アームの可動性:左右調節
アームの左右への可動性ももちろん調節することができます。
こちらのネジ穴を付属のレンチで調節してみてください。
- ネジを締める→左右の動きが重くなる
- ネジを緩める→左右の動きが軽くなる
首振り(チルト)調節
あまりにも首振りが硬い場合は、こちらの首振り調節用のネジ穴を付属のレンチで調節してみてください。
- 首が下がってくる場合→時計回りに回す
- 首が上がってくる場合→半時計回りに回す
といい感じになります。
Amazonベーシック モニターアームのメリット
超スムーズに動くガススプリング
Amazonベーシック モニターアームはエルゴトロンLXと同じく、スプリング式となっています。
高級機のためガス圧式と勘違いされがちですが、モニターアームに関してはガスシリンダーのガス抜けによるヘタりが生じないため、エルゴトロン系のスプリング式がおすすめです。
位置を調整する際にもガス圧により小さな力で思い通りの配置に移動する事が可能です。
マットブラック&Amazonロゴのデザインが良い
これは完全に個人の好みですが、シルバーデザインのエルゴトロンLXと比較して、マットブラックのサラサラ感のある塗装がとてもおしゃれで満足しています。
またクランプのロゴ部分にあしらわれた「amazon basics」もおしゃれで満足しています。
ケーブルが収納できてスッキリする
Amazonベーシック モニターアームにはケーブルの収納機能もしっかりしています。
アーム下部の収納スペースを利用すれば、ケーブル周りをかなりスッキリさせることができます。
Amazonベーシック モニターアームの注意点
Amazonベーシック モニターアームの注意点について紹介していきます
初期状態はかなり硬めの設定
先程もすこし触れましたが、初期状態は調節機能がかなり硬めの設定となっています。
画像のようにモニターを取り付けた直後は画面が上を向いた状態となり、はじめてモニターアームを使用するという方は戸惑ってしまうかもしれません。
しかし、このような状態はしっかりと直すことができるため、ネジ穴を緩めるなどで調整してみましょう。
後ろに壁がある場合は注意
アームとモニターが一直線上に並ぶと、どうしてもモニターが手前に来てしまいます。
今回使用したモニターが湾曲タイプなので少し隙間ができてますが、しっかりと固定されています。
Amazonベーシック モニターアーム のレビューまとめ
以上、Amazonベーシック モニターアーム のレビューでした。最後に内容をまとめます。
- モニタの上下左右・チルトなどの可動性が圧倒的にスムーズで気持ちいい
- スプリング式なのでガスシリンダーのガス抜けによるヘタりが生じない
- 組み立てがとても簡単で数分あれば作業が終わる
- クランプ式だけでなくグロメット式での取り付けにも対応
- Amazonロゴの刻印とマットブラックなデザインがおしゃれ
- モニターとデスクとの距離をゼロにできる
- モニターとデスクとの距離をとれば物を置くのに便利
これまでにさまざまなモニターアームを使用してきましたが、価格と性能を考慮すると間違いなく最もおすすめなモニターアームです。ぜひ使ってほしい1台となっています。
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クランプの下側の楕円形の固定金属板(?)の寸法を教えていただきたいです!