モニター接続に使われる端子の一覧|HDMI・DisplayPort・DVI/VGA・Type-C・Mini DisplayPort・コンボジット

こんにちは、モニ研(@medifav)です。

最近のモニターは入力端子が複数ついているものも多く、その種類も豊富です。

同じパソコンとモニターを接続しても、使用する端子とケーブルによって解像度やリフレッシュレートが変わります。

とはいえどの入力端子を使って接続すればいいか、知識がないとわかりませんよね。

この記事ではモニターでよく使われる端子はもちろん、旧型の端子についても種類ごとに詳しく解説します。

モニ研

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最適な端子とケーブルを利用してモニターのスペックを引き出しましょう!

目次

モニターの入力端子一覧

現在主に利用されている入力端子を以下に一覧でまとめました。

  1. HDMI
  2. DisplayPort
  3. DVI
  4. USB TYPE-C / Thunderbolt 3
  5. Mini DisplayPort / Thunderbolt 2
  6. D-sub・VGA
  7. コンボジット・RCA

一つずつ解説していきます。

HDMI

HDMIの規格解像度 / リフレッシュレート
HDMI 2.11920×1080(フルHD) / 240Hz
3840×2160(4K) / 240Hz
5120×2880(5K) / 120Hz
HDMI 2.01920×1080(フルHD) / 240Hz
2560×1440(WQHD) / 144Hz
3840×2160(4K) / 60Hz
HDMI 1.4
HDMI 1.3
1920×1080(フルHD) / 144Hz
2560×1440(WQHD) / 75Hz
3840×2160(4K) / 30Hz
HDMI 1.0~1.21920×1080(フルHD) / 60Hz
HDMIの規格ごとの対応解像度とリフレッシュレート

音声と映像の両方の伝送を1本のケーブルで行える現在主流のインターフェースであるHDMI。

圧倒的普及率を誇っていて、現在発売されているほとんどのモニターが対応しており、テレビやゲーム機などにも端子が搭載されています。

バージョンアップを繰り返しており、高解像度、高リフレッシュレートの出力に対応し続けています。

規格によって出力できる解像度とリフレッシュレートが変わるので4Kモニターや240Hzのゲーミングモニターで利用する場合はHDMI 2.0 以上がおすすめです。事前に規格をチェックしておきましょう。

HDMIの規格は外観ではわからないため、購入時の明細や履歴を確認しましょう。

作業用PCモニターや144Hz以下のゲーミングモニター、ゲーム機との接続などで使用する場合はHDMIの規格は気にしなくても問題ありません。

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HDMIの規格や種類についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

DisplayPort

DisplaPortの規格解像度 / リフレッシュレート
DisplaPort 2.01920×1080(フルHD) / 240Hz
15360 × 8460(16K) / 60Hz
DisplaPort 1.41920×1080(フルHD) / 240Hz
3840×2160(4K) / 144Hz
7680 × 4320(8K) / 60Hz
DisplaPort 1.21920×1080(フルHD) / 240Hz
3840×2160(4K) /75Hz
DisplayPortの規格ごとの対応解像度とリフレッシュレート

HDMIと同じく映像と音声の信号を1本で伝送できるPC向けインターフェース。

HDMIより伝送方式が優れており、高解像度、高リフレッシュレートで出力することができるため、ゲーマーにおすすめです。

また、マルチディスプレイにする場合、HDMIは映したいディスプレイ分のクロックジェネレーターがPCに搭載されていないと出力できませんが、DisplayPortならクロックジェネレーターを使用せずに複数のディスプレイに出力することができます。

そのため、マルチディスプレイでの運用を考えている人にもおすすめのインターフェースといえます。

しかし、普及率ではHDMIに押されており、低価格帯のモニターにはついていないことが多々あるため注意しましょう。

一方でゲーミングモニターにはHDMIではなく、DisplayPortケーブルが付属している場合も多いです。

DVI

DVIの規格解像度 / リフレッシュレート
DVI-D1920×1080(フルHD) / 144Hz
2560×1600(WQXGA) / 60Hz
3840×2160(4K) / 33Hz
DVIの規格ごとの対応解像度とリフレッシュレート

HDMI、DisplayPortの1世代前のデジタル伝送インターフェース。

映像信号しか伝送できないため、音声信号は別途オーディオケーブルなどを用意して伝送する必要があります。

また、HDMI、DisplayPortに比べると対応している解像度やリフレッシュレートが低いため、優先して使う理由はありません。

最新のグラフィックボードやモニターには搭載されておらず、今後は廃止の方向で進むと思われます。

HDMIとの互換性があるため、変換コネクタを利用することで相互出力が可能です。

USB Type-C・Thunderbolt 3

USB Type-Cの規格解像度 / リフレッシュレート
オルタネートモード対応3840×2160(4K) / 60Hz
Thunderbolt 3 対応5120×2880(5K) / 60Hz
どちらも非対応映像出力不可

高速データ通信、充電、映像出力に対応しているApple製品に多く採用されているインターフェース。

オルタネートモード対応のケーブルと機器を利用することでDisplayPortと同じ信号を伝送することができ、モニターに映像と音声を出力することができます。

また、Thunderbolt 3に対応していれば最大 5K / 60Hz の映像を出力可能です。

ただしケーブルが50cm以下のものでないと転送速度を最大限発揮できないので注意が必要です。

また、USB Type-Cの中でもDisplayPort信号での出力やThunderbolt 3 に対応していないデバイスやケーブルも存在します。

USB Type-Cでの映像出力を考えている場合は、出力先のモニター、出力元のPC、接続に使うケーブルのすべてが対応しているか確認しましょう。

特にUSB Type-Cでの出力に対応しているモニターは価格が高めになる傾向があるので注意が必要です。

MacbookなどはType-C接続することで充電しながら映像出力ができるのでMacユーザーにはおすすめ。

Apple製品のThunderbolt 3 対応状況は以下のようになっています。

MacBook Pro2016年以降発売されたモデル
MacBook Air2018年以降に発売されたモデル
iMac2017年以降に発売されたモデル
iMac Proすべてのモデル
Mac mini2018年以降に発売されたモデル
Mac Pro2019年以降に発売されたモデル

最近発売されたモデルならほとんどが対応しています。上記以外のモデルの場合は次に解説する Mini DisplayPort 端子が使用できます。

Mini DisplayPort / Thunderbolt 2

Mini DisplayPortの規格解像度 / リフレッシュレート
Mini DisplayPort / Thunderbolt 23840×2160(4K) / 30Hz

主に旧型のMacで使用されていたインターフェース。

DisplayPort と同様の伝送方式ですが、端子の形状が違うため DisplayPort 端子に接続するには変換アダプタが必要になります。

Thunderbolt 2 は Mini DisplayPort の上位互換で映像出力と同時にデータ転送も行うことができます。

映像出力機能としては Thunderbolt 2 と Mini DisplayPort で機能に差はありません。

ただし Mini DisplayPort 端子に対して Thunderbolt 2のケーブルは使用できますが、Thunderbolt 2 端子に対してMini DisplayPort のケーブルは使用できないので注意が必要です。

なお、2016年以降はMacも徐々に「USB-C / Thunderbolt 3」へ移行しており、「MiniDisplayPort / Thunderbolt 2」は旧型のMacにしか搭載されていません。

D-sub・VGA

D-sub規格解像度 / リフレッシュレート
ミニD-sub15ピン2048×1152 / 60Hz

DVIよりさらに旧型のインターフェース。

Dとついていますが、実際のデータ伝送はアナログ信号で行われています。Dの由来は端子の形がアルファベットのDに似ているため。

アナログ信号のため、安定性が低く、音声信号を送ることはできません。

最大解像度は高く見えますが、デジタル信号のHDMIやDisplayPortに比べて解像度は同じでも実際の画面の鮮明さはD-subが大きく劣ります。

最近のモニターにも根強く搭載されていますが、可能ならHDMIやDisplayPortのようなデジタル信号で安定性が高いインターフェースに変更しましょう。

ちなみに呼び方は違いますが、VGAとD-sub(ミニD-sub15ピン)は同じものです。詳しくはこちらの記事で解説しています。

RCA端子

RCA規格解像度 / リフレッシュレート
RCA端子720×480 / 約30Hz

黄・白・赤の3つのケーブルで、RCA端子、3色端子ピンプラグ、ピンジャックなどとも呼ばれます。

昔のビデオカメラやレコーダー、スーパーファミコンなどのゲーム機といった幅広いAV機器との接続に使用されていました。

しかし、現在販売されているモニターやテレビにはRCA端子がないものも多く、古い機器が接続できません。

RCA端子をHDMIに返還するアダプターも販売されているので、昔のAV機器を映像出力したい場合は購入を考えてもいいでしょう。

モニター接続に使われる端子まとめ

モニター接続によく使われる端子について特徴をまとめました。

現在使われている端子の中でメジャーなのはHDMI、DisplayPort、DVIの3つです。

また、Mac ユーザーには汎用性が高くスペックも優秀なUSB Type-Cが人気を集めており、今後は搭載されたモニターも増えるでしょう。

最後に使っているパソコンごとにおすすめのモニター接続端子を紹介しておきます。

モニター接続端子のおすすめ
  • 作業用PC ⇒ HDMI
  • ゲーミングPC ⇒ DisplayPort
  • Mac ⇒ USB Type-C

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この記事を書いた人

ゲーム好きが高じて、ゲーミング向けを中心に50台以上のモニターを買い漁ったガジェットオタクの20代です。好きなジャンルはFPSやTPSで、月のゲームプレイ時間は200時間ほど。
数多くのゲーミング機器を触ってきた経験を活かし、ブログとYouTubeでガジェットレビューを中心に活動しています。

お仕事についての問い合わせはメールでお待ちしております(個別の質問等には対応していません)↓
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