【実機で調査】PS5で120fpsが出せるモニター・出せないモニターまとめ|原因や対処方法も解説

モニター買い漁って50台以上!モニター専門家、モニ研(@medifav)です。

ついに2020年11月12日に発売されたPS5ですが、TwitterやYouTubeなどで「リフレッシュレートが120Hz以上のモニターを使ってるのにPS5で120fpsが出ない」という報告があがってきています。

これはモニター専門家として絶対に見過ごせない緊急事態なので、急ぎで調査してきました。

この記事では、

  1. PS5で120fpsを出せる条件
  2. 1つ目の条件を満たしているのに120fpsがでない事例
  3. 実際にPS5で120fpsを出せたモニターを紹介
  4. PS5で120fpsを出せるモニターの見分け方

という流れでこの問題について解説していきます!

PS5で120fpsを出せる条件

まず「PS5で120fpsを出せる条件」を確認しておきましょう。

PS5で120fpsを出せる条件
  1. プレイするソフトがPS5の120fpsに対応している
  2. 使用するモニターのリフレッシュレートが120Hz以上である

この2つの条件は最低限満たしてないといけません。

PS5で120fpsに対応しているソフト

プレイするソフトが120fpsに対応しているかどうかですが、海外の情報サイトによると以下のソフトがPS5で120fpsに対応しているそうです。

  • Call of Duty: Black Ops Cold War
  • Devil May Cry 5 Special Edition
  • Dirt 5(ダート ファイブ:PS5版は日本未発売)
  • Monster Boy and the Cursed Kingdom(モンスターボーイ 呪われた王国:PS5版は日本未発売)
  • Rainbow Six Siege(今後のアプデで対応)

つまりローンチ時点では実質的に「Call of Duty: Black Ops Cold War」「Devil May Cry 5 Special Edition」の2タイトルだけが120fps対応ということになります。

おそらくFortniteやApexなども将来的なアプデで120fpsに対応するとは思いますが、今のところ具体的な情報はありません。

PS4のソフトは120fps非対応

また、PS4のソフトをPS5で使う場合は120fpsのフレームレートを出すことができません

先程解説したように、「Call of Duty: Black Ops Cold War」は120fpsに対応してますが、これはPS5版に限る話で、PS4版をPS5にインストールした場合は120fps非対応です

間違えてPS4版をインストールしないように注意しましょう。

リフレッシュレートが120Hz以上のモニターが必要

また、使用するモニターのリフレッシュレートが120Hz以上に対応していないと、120fpsのフレームレートを出すことはできません

フレームレート120fpsの場合、1秒間に120枚の画像データをモニターに送信しますが、これをモニターがしっかりと表示するには1秒間に120回画面を更新する必要があります。

この内容についてはモニ研のYouTubeチャンネルで詳しく解説しているのでそちらをチェックしてください。

条件を満たしているのに120fpsがでない事例

次にここまでの条件をすべて満たしているのに120fpsがでない事例について紹介していきます

モニ研のYouTubeのコメント欄にも何件か相談いただいたのですが、PS5版の「Call of Duty: Black Ops Cold War」をリフレッシュレートが120Hz以上のモニターで使ってるにもかかわらず、120fpsでプレイできない場合があるようです。

実際にPS5版のソフトを購入して、自分の環境でも試したのですが、たしかに120fpsが出ないモニターがありました。

参考:「Call of Duty: Black Ops Cold War」で120fpsを出すための設定

「Call of Duty: Black Ops Cold War」ではただ単純にモニターとPS5を繋ぐだけでは120fpsを出すことができません。以下に設定の手順を記載します。

  1. STEP

    設定から「セーブデータとゲーム/アプリ設定」へ進む

  2. STEP

    ゲームプリセットから「パフォーマンス優先」を選択

  3. STEP

    「スクリーンとビデオ」から解像度を「1080p」に設定

  4. STEP

    映像出力情報が「1920×1080-120Hz」であることを確認

  5. STEP

    CoD:BOCW内の設定で「レイトレーシング」を無効にしてからゲームを再起動

このようにの「セーブデータとゲーム/アプリ設定」から、解像度を1080pに設定すると自動的に120Hzに切り替わります。

HDMI1.4は最大144fpsまで対応する規格

ちなみにHDMI1.4という規格に対応したモニターは理論上フルHDで144fpsまで対応しているので、PS5で120fpsが出ないというのは完全に予想外の事態です

HDMIの規格解像度 / リフレッシュレート
HDMI 2.11920×1080(フルHD) / 240Hz
3840×2160(4K) / 240Hz
5120×2880(5K) / 120Hz
HDMI 2.01920×1080(フルHD) / 240Hz
2560×1440(WQHD) / 144Hz
3840×2160(4K) / 60Hz
HDMI 1.41920×1080(フルHD) / 144Hz
2560×1440(WQHD) / 75Hz
3840×2160(4K) / 30Hz
HDMIの規格ごとの対応解像度とリフレッシュレート

モニ研で紹介するモニターは必ず仕様書の隅から隅まで読み込んで動画を作っていますが、事前にこの結果を予想することは不可能でした。

モニ研の記事や動画を参考にモニターを選んでくれた皆様には深くお詫び申し上げます。ただ、モニ研ですら事前に情報を知るすべは皆無だったということを釈明させてください。

モニターメーカーやソニー公式の回答は…?

また、この件についてモニターメーカーやソニーの公式サポートに問い合わせてみました。

しかしメーカーサイドも大混乱中のようで、「確認します」という回答があっただけで、具体的な回答やこの事象の原因はまだわかっていません。

こちらについては進展があり次第、YouTubeやブログ、Twitterなどで随時報告していきます。

メーカーにとっても青天の霹靂だったようです…。

実際にPS5で120fpsを出せたモニター

※2020年11月25日更新

ここからは実際にモニ研でテストをしてPS5で120fpsを出せたモニター出せなかったモニターを紹介していきます。

もしかすると、現時点でPS5で120fpsが出ないモニターが今後のアップデートなどで120fpsに対応する場合があるとは思うので、あくまで記事公開時点(2020年11月19日)の内容ということに注意してください。

PS5で120fpsが出ない
調査中
  • なし

調査中の製品については判明次第、記事内容を更新します。

2020/11/19時点で「ASUS製を除くほぼすべてのモニター」がPS5の120fpsに対応しています。

PS5で120fpsを出せるモニターの見分け方

最後に自分が使ってるモニターが「PS5で120fpsを出せるモニターなのか」を見分ける方法について紹介していきます。

この操作には前提として、Windows搭載のパソコンが必要です。

  1. STEP

    「Monitor Asset Manager」をインストール

    まずパソコンに「Monitor Asset Manager」というソフトをインストールします。このソフトは、簡単に言うと「EDID(ディスプレイ情報)」と呼ばれるモニターがどのような情報をやり取りできるのかを一覧で表示できるソフトです。モニター界隈では10年以上前から使われてます。

    ダウンロードはこちら

  2. STEP

    画面左上のモニター名をクリック

    インストールが完了したらソフトを起動して、画面左上のモニター名が表示されている箇所をクリックします

    ここです
  3. STEP

    モニターの詳細情報から「CE video identifiers (VICs)」を確認

    モニター名をクリックすると、右下にモニターの詳細情報が表示されます。そのなかの「CE video identifiers (VICs)」の部分を確認しましょう。

  4. STEP

    一覧に「120Hz」があるかとうかを確認

    「CE video identifiers (VICs)」の情報一覧に「120Hz」の表記があるかとうかが一番重要なポイントです。「120Hz」の表記がないと、PS5では120Hzで動かすことができないようです

CE video identifiersとは?

「CE video identifiers」がなにを表しているかというと、例えば「1920 x 1080p at 120Hz – HDTV」と記載されている場合、1920 x 1080p@120Hzの映像をHDTV規格として扱うという意味になります。

これでも何を言ってるかわからないと思うので、超簡単に噛み砕くと「120HzのフルHD映像(1080p)をそのモニターがどう扱うかしっかり定義してるか」というニュアンスです。

EDIDで「1920 x 1080p@120Hz」が定義されてない場合、例えモニターにフルHD@120Hzを処理できる能力があったとしても、PS5では120Hzとして取り扱わない(処理しない)ということです。

PCゲームなどの場合、モニターとPCの関係性はそこまで厳格ではなく、まさにテレビメーカーが作ったゲーム機特有の問題と言えます。

自分の使っている120Hz以上のモニターがPS5に対応しているか気になる場合は、事前に確認してみましょう。

PS5で120fpsが出せないモニターを120fpsに対応させる方法

ここまでの内容をまとめると、PS5で120fpsが出せないモニターの原因は「EDID(ディスプレイ情報)」にあることがわかりました。

つまり、EDIDの情報を書き換えることができれば、PS5で120fpsが出せないモニターを120fpsに対応させることができるわけです。

その実現のためには、EDIDをカスタムできるエミュレーター「ATEN VC080」という装置が必要です。

実際にこの装置を使って、通常ではPS5の120Hz駆動に非対応のASUS VG259Qで120fpsを実現できました。

現時点ではこのような装置が必要ですが、今後の製品アップデート等で解決する可能性も大いにあります。

PS5で120fpsが出せるモニター・出せないモニターまとめ

以上、PS5で120fpsが出せるモニターについて解説してきました。

内容をまとめると、

  • 今のところ120fpsが出せるソフトはPS5版のDMC5とCoDだけ
  • PS4版のソフトは120fpsが出せない
  • リフレッシュレートが120Hz以上のモニターは必須
  • リフレッシュレートが120Hz以上のモニターでも120fpsが出せない場合がある(←今回の一番の問題点
  • 実際に120fpsが出せたモニターはこちらでチェック
  • モニターがPS5の120fpsに対応しているかどうかは(一応)調べることができる

といった感じです。

まだPS5は発売されたばかりで、今後もこのようなイレギュラーなトラブルが発生するとは思います。

これらの情報については、進展があり次第、内容を更新していきます。

※参考記事

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