FreeSyncとG-SYNCについてわかりやすく解説|テアリングとスタッタリングとは

こんにちは、モニ研(@medifav)です。

ゲーミングモニターのスペックを眺めているとFreeSyncやG-SYNCという言葉を目にしたことがあると思います。

ですが、具体的にどんな機能でゲームをするうえでどんなメリットがあるのかは理解していない人が大半です。

実はこのG-SYNCとFreeSyncはゲーマーにとって非常にありがたい機能なのです。

この記事ではモニター専門家である私が、G-SYNCとFreeSyncについて詳しく解説します。

モニ研

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ゲーマーに必須の機能G-SYNCとFreeSyncについて専門家が詳しく解説!

テアリング(ティアリング)とは

テアリングのイメージ

G-SYNCとFreeSyncについて説明する前に、まずテアリング(ティアリング)について知る必要があります。

テアリングとはPC側のフレームレートとモニターのリフレッシュレートが更新されるタイミングが合っておらず、モニターがフレームを切り替えている途中でPC側が次のフレームを送ってきてしまい、画面の中でズレが発生してしまう現象のことです。

従来のVSYNCオフ環境で現れていたティアリング現象。モニターの画面リフレッシュ中にゲーム側の描画が更新され、1フレームずれた絵が画面上に混在するため画面中央付近でぶった切れて見えるというもの。適応型リフレッシュレート環境では根絶される
テアリング発生のイメージ画像。画面の上下でズレができています。

スタッタリングとは

スタッタリングのイメージ

テアリングと同様に知っておかなければならないのがスタッタリングという現象です。

スタッタリングとは、PC側のフレームレート更新が遅く、モニターのリフレッシュレートに追い付いていない場合に起きるカクつきのことです。

モニターはリフレッシュレート通りに画面を更新しますが、PC側の処理が重かったりするとフレームレートが下がってしまいます。

すると、モニターが画面を更新してもPC側は処理が終わっていないので、同じ画面が2フレーム連続で表示されてしまい、私たちはゲームがカクつくと感じるのです。

G-SYNC・FreeSyncとは

PC処理が終わったタイミングでリフレッシュレートを更新するイメージ

テアリングとスタッタリングについて理解したところで、本題のG-SYNCとFreeSyncについて解説していきます。

G-SYNCとFreeSyncはテアリングとスタッタリングを回避するために開発された技術です。

簡単に言うとゲームをヌルヌル動かし、ズレのない映像を映し出す機能です。

正式には可変リフレッシュレート同期機能(AMD FreeSync)といいます。

PC側でリフレッシュレートを調整するシステムで、PC側のフレームレートが更新されたタイミングで画面のリフレッシュレートを更新します。

つまり、PCの処理が終わった最速のタイミングで画面が更新されるので、テアリングやスタッタリングを防止することができます。

G-SYNC

G-SYNCとはNVIDIAが開発した可変リフレッシュレート同期機能です。

PC側にNVIDIA製のグラフィックボードが搭載されており、かつモニター側にG-SYNCモジュールが内蔵されている場合のみ利用できます。

FreeSyncよりも低fpsまでサポートしてくれますが、モジュールを内蔵する分、モニター本体の価格は2~3万円ほど高価になります。

なお、DisplayPort を使用した入力でのみ利用可能です。

FreeSync

FreeSync は AMD が開発した DisplayPort 1.2a の仕様を利用した可変リフレッシュレート同期機能です。

G-SYNC と同様にスタッタリングとテアリングを防止してくれます。

DisplayPort 1.2a の仕様を使うことでモニター本体に独自のモジュールを内蔵しなくても動作するため、ライセンス料などのコストが抑えられています。

DisplayPort の外部出力仕様を利用しているため、基本的に DisplayPor での入力のみで動作します。

HDMI2.1は対応していますが、そもそも対応しているモニターや出力機器がほとんどありません。(2020年6月現在)

モニターによってフレームレートの下限値が設定されており、30~40fps 程度までしかサポートされていないものが多いため、極端にフレームレートが落ちるとスタッタリングやテアリングが起きてしまうこともあります。

コストが安いため、FreeSync 搭載のモニターは種類が多く、モジュールとライセンス料がかかる G-SYNC 搭載のモニターは種類が少ないです。

G-SYNC・FreeSyncの設定方法

モニター側でFreeSyncをON(対応モニターなら物理ボタンから設定できる)

モニター側ですることはこれだけです。

続いて以下のページからPCにNDIVAの「GEFORCE EXPERIENCE」をインストールします。

GeForce Experience サポート – Nvidia

すでにインストール済みの方も最新版にアップデートしておきましょう。

デスクトップを右クリックし、「NVIDIA コントロールパネル」を開きます。

「G-SYNCの設定」を選び、「G-SYNC、G-SYNCとの互換性を有効化」にチェックを入れます。

フルスクリーンのみで有効化するのか、ウィンドウでも有効化するのかを選び、有効にするディスプレイを選びます。

最後に「選択したディスプレイモデルの設定を有効化」にチェックを入れて適用すれば完了です。

G-SYNC・FreeSyncのまとめ

G-SYNC・FreeSyncはPCでゲームをする上で非常に有用な機能です。

いつものことと諦めていた画面のカクつきやズレによる違和感がなくなった世界は快適で一度経験すれば元には戻れなくなるほどです。

高画質RPGやパズル、一人用アクションゲームなどではG-SYNC・FreeSyncを利用することでゲーム体験をより高めることができるでしょう。

一方で、PC側の処理が完了してもモニター側のリフレッシュレート更新タイミングまで刹那の待ちが発生するため、入力遅延を感じる場合があります。

そのため、FPSやTPS、格ゲーなど一瞬の判断の重要性が高いゲームではG-SYNC・FreeSyncをオフにすることをおすすめします。

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