本文へ移動
モニター・ゲーミングデバイス専門ブログYouTubeで見る ↗

選び方・使い方

G-SYNC・FreeSync・VRRの違い|対応の見分け方とオン・オフの判断

この記事にはアフィリエイト広告が含まれます。

この記事の目次
  1. VRRが抑えるのは画面更新のタイミングによる乱れ
  2. G-SYNCとFreeSyncは対応表と接続端子を合わせて見る
  3. 動作範囲の外では同じ効果が続くとは限らない
  4. FPSでもオンとオフを実際のプレイ条件で選ぶ
  5. PCではモニター・Windows・ドライバーの順に設定する
  6. PS5とSwitch 2ではゲーム機側の対応も必要
  7. ちらつきや暗転が出たら設定を一つずつ戻す

G-SYNCやFreeSyncは、ゲームの描画に合わせてモニターの更新タイミングを変える機能です。こうした可変リフレッシュレートの仕組みを、まとめてVRRと呼びます。

まずは自分のGPUとモニター、接続端子が対応しているかを確認しましょう。そのうえで同じゲームの同じ場面をオンとオフで比べると、自分に必要な機能か判断しやすくなります。

「FPSなら絶対にオフ」「FreeSync対応ならPS5でも使える」といった思い込みで選ぶと失敗しがちですね。名前が似ていても、使える端子や動作条件が全然違うからです。

VRRが抑えるのは画面更新のタイミングによる乱れ

画面が横にずれるティアリング

視点を左右へ素早く動かしたとき、建物の輪郭などが途中で横にずれて見えることがありますよね。これがティアリングです。

画面の更新中に新しいフレームへ切り替わると、一度の表示に違うフレームが混ざってしまいます。fpsがモニターのHzを上回るときだけでなく、下回るときにも起こるのが厄介なところですね。

たとえば144Hzの画面は、固定周期なら約7msごとに画面を更新します。GPUの描画完了がそのタイミングと合わないと、表示が横にずれてしまうわけです。フレームの到着が数msずれる程度なら、実用上は問題にならない場面が多いです。

ちなみにこの約7msは「1000÷144」で計算した画面の更新間隔です。マウスを動かしてから画面へ反映されるまでの入力遅延の実測値ではないので、そこは混同しないように注意してください。

垂直同期との違い

昔からある垂直同期(V-Sync)は、モニターの画面更新に合わせてフレームを切り替えることで、ティアリングを抑える方法です。ただ、ゲーム側の描画を待たせることになるので、操作の遅延やカクつきを感じやすくなるのがデメリットですね。

これに対してVRRは、モニター側の更新タイミングをGPUの描画完了に合わせます。モニター側が待ってくれる仕組みなので、操作の違和感を抑えつつ、表示のずれを防げるのが大きな強みです。

ただし、ゲーム自体が一瞬カクつくような処理落ちはVRRでも直りません。通信ラグやシェーダーの読み込みなど、表示同期とは別の原因がある場合は別で切り分ける必要があります。

VRRをオンにしてもfps自体が伸びるわけではありません。GPUが作った映像をきれいに受け取って表示するための機能だと考えておくと、過度な期待をせずに使いこなせますね。

G-SYNCとFreeSyncは対応表と接続端子を合わせて見る

FreeSyncやG-SYNCのロゴを見ても、単純にどっちが上というランキングで考える必要はありません。まずは自分が使っているグラフィックボードに対応しているか、そしてモニターのどの端子で何Hzまで動くかを確認するのが大事です。

NVIDIA側のG-SYNCは、2026年現在4つの区分に分かれています。

名称 特徴と確認ポイント
G-SYNC 専用プロセッサを搭載したモニター。全VRR範囲での動作と可変オーバードライブに対応
G-SYNC Compatible 専用プロセッサなしのVRRモニター。NVIDIAが300以上のテストで検証した認定モデル
G-SYNC ULTIMATE 高輝度・広色域のUltimate HDRに対応した上位区分
G-SYNC Pulsar 可変バックライトストロービングとVRRを両立する新規格。2026年1月7日から製品が登場

この中で特に注目したいのが、新しいG-SYNC Pulsarですね。MediaTekとの共同開発によってスケーラーチップへ直接機能を統合し、従来の専用モジュールなしで動くようになりました。

可変リフレッシュに追従する黒挿入(ストロービング)によって、実効1000Hz超のモーションクラリティをうたっています。さらに部屋の明るさに合わせて色温度や輝度を調整するG-SYNC Ambient Adaptiveも搭載。製品の仕様表には「G-SYNCプロセッサ内蔵」と書かれることが多いです。

第1弾はAcer・AOC・ASUS・MSIから27インチQHD・360Hzクラスが登場しています。国内向けではASUSのROG Strix Pulsar XG27AQNGVが2026年4月17日に発売されました。

2026年9月22日時点の実勢価格は、価格.com最安値が111,420円、ヨドバシやソフマップでは123,800円(お取り寄せ扱い)です。正直、現状はガチのeスポーツ向けで価格も高めなので、万人向けというよりは最高峰の視認性を求める人向けですね。詳しくはNVIDIAの公式アナウンスもチェックしてみてください。

AMD側のFreeSyncは3つの階層に整理されています。

名称 認証の要件
AMD FreeSync 横解像度3440未満で最大リフレッシュレート144Hz以上
AMD FreeSync Premium 横解像度3440未満で200Hz以上・3440以上で120Hz以上。LFC対応が必須
AMD FreeSync Premium Pro Premiumの要件に加えてFreeSync HDRに対応

ここで知っておきたいのが、AMDが2024年3月に認証基準を引き上げた点です。ベーシックなFreeSyncでも144Hz未満の新規認証は終了していて、ゲーミングモニター基準に底上げされました。もちろん、過去に認証された製品はそのまま使えます。

ノートPCの内蔵画面は基準が別で、無印FreeSyncは40〜60Hz、Premium以上は120Hz以上が条件です。ちなみに昔の製品でたまに見かける「FreeSync 2」という名前は、2020年にPremium Proへ統合されたので現在は使われていません。最新要件はAMD公式のFreeSyncページで公開されています。

土台になる規格側の名前も整理しておきましょう。

名称 確認するポイント
DisplayPort Adaptive-Sync VESA標準の可変同期規格。DisplayPort 1.2a以降で利用可能
HDMI VRR HDMI 2.1で定義された可変リフレッシュレート。ゲーム機やテレビで広く採用
VESA Certified AdaptiveSync Display VESAによる認証ロゴ。対応する最大フレームレートの数値がそのまま表示される

VESAのAdaptiveSync Displayロゴは「AdaptiveSync 144」「AdaptiveSync 240」のように、最大フレームレートの数値がそのままロゴに入っているのが分かりやすいですね。2024年1月のv1.1a更新では、4K/144HzとフルHD/280Hzを切り替えるようなDual Mode機向けの認証も追加されています。

HDMI側にもVRRに加えて、低遅延モードへ自動で切り替わるALLM、フレームを速く届けるQFT、モード切替時の暗転を抑えるQMSなどのゲーム向け機能が用意されています。端子の規格による違いは「HDMIケーブルの規格や種類」やHDMI公式のゲーミング機能解説も参考にしてみてください。

ここで気をつけたいのが、同じモニターでもDisplayPortとHDMIで対応リフレッシュレートやVRRの可否が違う点です。「HDMI 2.1対応」と書かれているだけでは、VRRが使えるかは判断できません。「PCで問題なく動いた」という口コミがあっても、接続した端子が違えば動かないこともあります。

また、公式の認証リストに載っているモデルと、手動でオンにしたら動いたという製品は区別しておきましょう。認証がないモニターでも動くことはありますが、動作保証はありません。確実にトラブルを避けたいなら、NVIDIAの認証済みモニター一覧に載っている機種を選ぶのが無難ですね。

ノートPCは映像を出す経路にも注意

ノートPCで外部モニターを使うときは、映像出力端子がどのGPUにつながっているかがポイントになります。

HDMIやUSB-C端子がCPU内蔵グラフィックス(iGPU)を経由していると、GeForce(dGPU)が載っていてもG-SYNCの設定が出てこないことがあるんですよ。設定が見当たらないときは、まずPC本体の端子仕様を確認してみましょう。

ちなみにゲーミングノートのGPU切り替えには、再起動して切り替えるMUXスイッチと、再起動なしで内蔵パネルの入力をiGPUとdGPUの間で動的に切り替えるAdvanced Optimusがあります。Advanced Optimus対応機なら、NVIDIAコントロールパネルの「Manage Display mode」で「NVIDIA GPU only」を選べば、内蔵画面でもしっかりG-SYNCを効かせられます。

また、USB-Cドックやハブ、変換アダプターを挟むときも要注意です。USB-Cの映像出力はDisplayPort Alt Mode(DisplayPort信号そのもの)ですが、途中のハブがVRR信号を通せないと機能しません。画面が映ることとVRRが使えることは別物なんですね。端子の並びの実例はPG27AQDMの掲載時レビューでも写真で確認しています。

もしうまく動かないときは、ドックや変換アダプターを一度外して、モニター付属のDisplayPortやHDMIケーブルで直結してみてください。ケーブルを買い直す前に、原因の切り分けをするのがおすすめです。

動作範囲の外では同じ効果が続くとは限らない

VRRには対応できるリフレッシュレートの範囲(動作範囲)が決まっています。最大Hzだけでなく、下限が何Hzなのかもチェックしておきましょう。

たとえば動作範囲が48〜144Hzのモニターだとします(あくまで説明用の例で、すべての144Hzモニターがこの範囲とは限りません)。ゲームが100fps前後で動いているなら、しっかりリフレッシュレートが同期して滑らかに表示されます。

ただ、fpsが144を超えてしまったり、48を下回ってカクついたりしたときは、同期が外れて通常の挙動に戻るか、別の制御が入ることになります。

LFCはゲームのfpsを増やす機能ではない

下限を下回ったときに役立つのがLFC(Low Framerate Compensation)です。同じフレームを2回以上連続して表示することで、モニターのリフレッシュレートを無理やり動作範囲内に引き上げる機能ですね。

たとえば60〜144Hz対応のモニターでゲームが40fpsまで落ちた場合、フレームを2回ずつ表示して80Hzで動かす、といった制御をしてくれます。

注意したいのは、同じフレームを重ねて表示しているだけなので、ゲーム自体のfpsが増えるわけではないという点です。30fpsしか出ていない重いゲームが、急にヌルヌルの60fpsになる魔法の機能ではありません。

また、LFCはすべてのモニターで使えるわけではなく、AMD FreeSyncではPremium以上の要件になっています。下限がどこまでカバーされているかは、購入前に確認しておきたいポイントですね。

上限を少し下回るfps制限も選択肢

VRRの効果を常に効かせたいなら、ゲーム内やグラフィックドライバー側でフレームレートの上限を少し低めに制限しておくのも有効な方法です。

よくネットでは「モニターの最大Hzからマイナス3fps制限するのが鉄則」と言われますが、どの環境でも一律3fps引けばいいわけではありません。フレーム制限機能の精度や、併用する低遅延モードによって挙動が変わるからです。大切なのは「モニターの上限Hzを超えないように少し余裕を持たせる」という考え方ですね。

また、ゲーム内設定とドライバー設定の両方で制限をかけてしまうと、どちらが優先されているか分からなくなりがちです。変更前の値をメモしてから、どちらか片方で数値を設定して、実際の動作を確認してみましょう。

FPSでもオンとオフを実際のプレイ条件で選ぶ

「FPSではVRRを絶対に切るべき」という意見もあれば、「常にオンにしている」という人もいます。ここはプレイスタイルとマシンスペックに合わせて選ぶのが正解です。

画面の横ずれ(ティアリング)が気になったり、シーンによってfpsが上下しやすいタイトルなら、VRRをオンにしたほうが視界が安定してエイムしやすくなります。

逆に、fpsが常にモニターの上限Hzを大きく上回って張り付いているような環境で、とにかく1ミリ秒でも入力遅延を削りたいなら、VRRをオフにする選択肢も十分アリです。

大事なのはゲームのタイトルだけで決めつけないことですね。同じゲームでも、グラフィック設定やPCスペックによってfpsの推移はまったく変わります。自分の環境で実際にオンとオフを切り替えて、エイムのしやすさや見やすさを比べてみてください。手元で表示設定を切り替える例はEX270QMの掲載時レビューでも紹介しています。

黒挿入との併用可否は機種ごとに確認

BenQのDyAcやASUSのELMBなど、残像感を削るための黒挿入(バックライトストロービング)機能を使いたい人も多いですよね。黒挿入は視認性を高める技術で、描画タイミングを合わせるVRRとは目的が違います。

この2つを同時に使えるかどうかは、モニターのメーカーや機能によってハッキリ分かれます。

機能名 VRRとの同時使用
BenQ ZOWIE DyAc / DyAc+ / DyAc 2 併用不可。VRRを有効にするとDyAcは自動でオフ。入力100Hz以上推奨
ASUS ELMB 固定リフレッシュレート時のみ。Adaptive-Syncとの併用は不可
ASUS ELMB Sync 同時使用可能。120Hz超推奨でHDRとの併用は不可。画面の明るさは落ちる
NVIDIA ULMB / ULMB 2 固定リフレッシュレート時のみ。VRRとは併用不可
G-SYNC Pulsar VRRと黒挿入の両立に対応。「Pulsar Low FPS」設定で低fps時はストロービングを自動停止

詳しくはZOWIEのDyAc解説やASUSのELMB FAQ、Pulsarに関するASUSの案内に記載されています。

黒挿入を入れると残像はクッキリしますが、画面の輝度が下がったり、人によっては画面のちらつきを感じたりすることもあります。機能の名前だけで選ばず、自分の目で見やすさを確かめてみてください。

なおXL2546Kの実機レビューでも当時のDyAc+について触れていますが、製品ごとに仕様は異なるので、購入前には必ずそのモデルの取扱説明書を確認しておきましょう。

PCではモニター・Windows・ドライバーの順に設定する

PCでVRRを使うには、モニター本体、Windows、そしてグラフィックボードのドライバーという3箇所を順番に確認していく必要があります。

まずはモニター側のOSDメニューを開いて、FreeSyncやAdaptive-Syncの項目が「オン」になっているか確認しましょう。特定のゲームモードを選ぶと項目がグレーアウトすることもあるので、設定できないときはマニュアルをチェックしてみてください。

続いてWindows側の設定です。「設定」→「システム」→「ディスプレイ」→「ディスプレイの詳細設定」を開き、使っているモニターを選択します。解像度とリフレッシュレートが希望どおりか確認しましょう。対応モニターであれば、ディスプレイ情報に可変リフレッシュレートの項目が表示されます。

もしリフレッシュレートの数字の横に星印(*)が付いている場合は、現在の解像度ではそのまま選べない合図です。選択すると解像度が変わってしまうことがあるので気をつけてください。詳しい手順はMicrosoftの公式ヘルプでも確認できます。

さらにWindows 11では、もう1箇所確認したい設定があります。「設定」→「システム」→「ディスプレイ」→「グラフィック」→「既定のグラフィックス設定を変更する」にある「可変リフレッシュレート」のスイッチです。ここがオフになっていると、ドライバー側でオンにしていてもゲームで効かないことがあるので、必ずオンにしておきましょう。

なお、Windowsの設定にある「DRR(動的リフレッシュレート)」は、作業内容に合わせて省電力化する機能で、ゲーム用のVRRとは別物です。ゲーム中に意図せずHzが落ちるようなら、DRRはオフにしておくのが無難ですね。リフレッシュレートの設定自体に不安がある方は「リフレッシュレートの設定方法」もあわせて読んでみてください。

GeForceで確認する項目

GeForceを使っているなら、デスクトップを右クリックして「NVIDIAコントロールパネル」を開きます。

左メニューの「ディスプレイ」から「G-SYNCの設定(Set up G-SYNC)」を開き、「G-SYNC、G-SYNC Compatibleを有効にする」にチェックを入れます。フルスクリーン専用か、ウィンドウモードでも有効にするかを選んで適用しましょう。

接続端子の条件も大切です。G-SYNC Compatibleを動かす場合、GTX 10シリーズ(Pascal)以降ならDisplayPort 1.2aのAdaptive-Sync接続で動作します。HDMI 2.1 VRRを使いたい場合は、GTX 16シリーズやRTX 20シリーズ以降のグラボと対応モニターが必要です。

公式認定されていないAdaptive-Syncモニターでも、この画面から手動でチェックを入れて有効化できます。ただし、画面のちらつきなどが出る可能性はあるので、あくまで自己責任の動作になりますね。

設定後は必ず右下の「適用」を押し、ゲームを再起動して動作を確かめてみましょう。設定手順の詳細はNVIDIAコントロールパネルの公式ヘルプや認定ディスプレイ一覧にも掲載されています。

もしコントロールパネルにG-SYNCの項目自体が出てこないときは、グラフィックボードの世代や接続端子、モニター側でVRRが有効になっているかをもう一度見直してみてください。

Radeonで確認する項目

Radeonを使っている場合は、「AMD Software: Adrenalin Edition」から設定します。

ソフトを起動したら、右上の歯車アイコン(設定)から「ディスプレイ」タブを開きます。複数の画面をつないでいるときは設定したいモニターを選び、「AMD FreeSync」の項目が「有効」になっているか確認しましょう。対応環境なら基本的に最初から有効になっています。

バージョンの違いなどで項目が見当たらないときは、ソフト右上の検索バーに「Display」と打ち込んで「Display Settings」→「Global Display」を開くのが手っ取り早いですね。FreeSyncの状態と階層もそこで確認できます。手順の詳細はAMDのサポートFAQ(DH3-013)にも載っています。

ゲームごとに個別プロファイルを作っている場合は、ゲームごとの設定画面でFreeSyncが無効になっていないかも合わせて確認しておきましょう。

PS5とSwitch 2ではゲーム機側の対応も必要

PCだけでなく、PS5やSwitch 2といった家庭用ゲーム機でもVRRが使えるようになっています。ただし、PCとは条件が違うので注意が必要です。

PS5は2022年4月のシステム更新でVRRに対応しました。使えるのはHDMI 2.1 VRRに対応したテレビやモニターとの組み合わせで、PCでDisplayPort接続のFreeSyncが使えているモニターでも、HDMI側がHDMI 2.1 VRRに対応していなければPS5ではVRRが使えません。

設定はPS5本体の「設定」→「スクリーンとビデオ」→「映像出力」から行います。VRRを有効にすると低遅延化するALLMも自動でオンになります。「未対応のゲームに適用」をオンにすると、公式対応していないタイトルでもfpsを安定させられますが、画面にチラつきなどが出た場合はオフに戻してください。1440p出力テストなどの詳細はPlayStation公式サポートで確認できます。

Switch 2は、携帯モードの内蔵ディスプレイが発売時から最大120fps・VRR・HDRに対応していました(ソフト側の対応が必要)。さらに2026年9月10日のシステムアップデート(バージョン23.0.0)によって、待望のTVモードでのVRR出力にも対応しました。

これを使うには本体の更新だけでなく、Nintendo Switch 2ドックの更新も必須になります。4K出力時は最大60fpsまでといった仕様もあるので、本体の「設定」→「ディスプレイ」にある「VRRの設定」や「映像出力情報」をしっかり確かめておきましょう。詳細は任天堂サポートの更新情報に記載されています。

ちなみにXbox Series X|SはHDMI 2.1 VRRに加えてAMD FreeSyncにも対応しています。HDMI 2.0端子のモニターでも、モニター側がFreeSync対応ならVRRが使える場合があるのがXboxの地味にうれしいポイントですね。

写真のINNOCN 27M2VはHDMI 2.1端子を搭載した4K/160Hzモニターで、2026年9月22日時点のAmazon.co.jp実勢価格は72,990円(在庫あり)でした。PS5やSwitch 2の性能をフルに引き出せる現行モデルのひとつで、実機の使い心地は掲載時レビューもあわせてどうぞ。

モニター選びの際は、過去のレビュー記事などで「PS5で映った」と書かれていても油断は禁物です。単に映像が映っただけなのか、VRRまで有効にできたのかは別問題なので、必ずHDMI 2.1 VRRの対応状況まで確認してください。

ゲーム機向けのモニター選びについては「PS5用モニターの選び方」や「Switch 2用モニターの選び方」でも詳しく解説しています。

ちらつきや暗転が出たら設定を一つずつ戻す

VRRをオンにしてから画面の明るさがチラついたり、フリッカーのような明滅が気になったりする場合は、まず同じシーンでVRRをオフにして見比べてみてください。

特にゲームのローディング画面やメニュー画面など、fpsが極端に乱高下する場面だけで起きているなら、VRR特有の輝度変化の可能性が高いです。プレイ中ずっと発生するわけではないなら、実用上は気にしなくていい場面も多いですね。一般的な画面のちらつき全般の原因も参考にしてみてください。

もし画面が一瞬真っ暗になる(暗転する)場合は、ゲームの起動時やHDR切り替え時の解像度変更に伴う一時的なものか、プレイ中にも頻発するかを切り分けます。いきなり「ケーブルが壊れた」と決めつけずに、落ち着いて原因を探りましょう。

トラブルが起きたときは、次の順番でチェックしていくと原因を特定しやすいです。

  1. ゲーム名、解像度、リフレッシュレート、HDR、VRRの設定値をメモする。
  2. VRRだけを一度オフにして、同じ場面で症状が出るか確認する。
  3. HDRのオンオフやfps上限設定など、他の項目を一つずつ変更してみる。
  4. USB-Cハブや切替器、変換アダプターを外し、付属ケーブルでPCと直結する。
  5. 認証済みの別ケーブルを試すか、GPUドライバーの更新を確認する。

一度にまとめて設定を変えてしまうと、何が原因で直ったのかが分からなくなってしまいます。症状が出るタイミングを控えておくと、モニターやPCメーカーにサポートを問い合わせるときも話がスムーズですよ。

VRRは対応しているからといって、絶対に常時オンにして使わなければならない機能ではありません。画面の滑らかさと操作感のバランスを見て、自分のゲーム環境にしっくりくる設定を見つけてみてください。

コメント

コメント一覧 (9件)

コメントする